「我らは、神聖統一ギガノス帝国。私はギガノス帝国元帥のギルトールである。
 我らギガノスは、これより、地球連邦に向けて宣戦を布告する

 月から全ての通信回線をジャックして放送されたこの言葉は、その実、一般大衆には大した感慨も与えていなかった。
 それは決して、彼の男、ギルトールの言葉が信じられなかったからではない。
 一年戦争。
 グリプス戦役。
 それらは全て宇宙からもたらされた。
 スペースフロンティアという時代はすでに終焉を迎え、地球で育った者と宇宙だけで育った者の間には、確たる敷居が存在していたのだ。
 中には、様々な反応をする者もいる。

「ふんっ、スペースノイドごときに何ができるというのだ! ギガノスだか何だか知らんが、連邦軍の敵ではないことを見せつけてやるわ!!

 南米、ジャブローの地球連邦軍基地にて。

「ほほぉ。これはこれは、鼻息の荒い人が出てきましたねぇ。さて、どう動きましょうか……」

 アジア大陸、ネオホンコンの首都にて。

「まだ、私たちは動かないのですか?」
「焦ってはいけませんぞ。父上も、充分な時を待ち、準備を整えて打って出た。だが、そのご意志は潰えました。焦りは禁物です。機を見て敏、これをお忘れなく」

 東ヨーロッパ某国の邸宅にて。

閣下!
逸るな。彼らが真にスペースノイドの未来を憂いているのであれば、おのずと手を結ぶ機会も訪れよう。悔しいが、戦力を集結させることができない今では、ただ決起したところで犬死ににしかならぬ」

 地球と月の食となる宙域にて。

「愚かな。全く以て愚かしい。先の大戦から人類は何も学ばなんだか。もはや人類に、救いの道は見いだせぬ!

 ギアナ高地にて。

  唯人 ( ただびと ) だけでもこれだけの思いが交錯する地球。
 アースノイドとスペースノイドの間に、結ばれる手は存在しないのだろうか。
 そして、地球に未曾有の大混乱が起こることを、知る者は未だ存在しなかった。

( See you next stage!! )


あとがき

 ちゃ〜らら〜♪(サイバ○ロンのマークが拡縮してくるりと1回転)

 あ、何のことかわからない?
 場面転換といえばこれでしょう。

 ども。とーるです。
 今回のお話は『一方その頃』と

  キートン山田さん ( ゲッターのスピードをなめるなよ ) 辺りがナレーションを入れてくれるような場面です(笑)
 時間軸としては全然進まない。
 時間軸が進まないとストーリーも進まない。
 ストーリーが進まないからテンポが上がらない。
 堂々巡りの悪循環が……、

 結果として電波を呼びました(笑)

 こんなタイミングでギガノスが動くなんて。
 っていうかドラグナー書くつもり無かったのにっ!

 ま、デラーズフリートもマリーメイア軍もまだ動いてもらっちゃ困るってのがあったので、こういう展開になってしまいました。
 次回はあの3人が登場します。

 ……さて、原作の情報をどっかから仕入れねば(^_^;)

 よろしければまた、次回もお付き合いくださいませ。


本日のNGワード

「ばばんばばんばんばん♪」
「はーびばのんの♪ って、おいアクセル」
「なんだアキト? 宿題やったか?」
「……とりあえず、30禁のネタやめい」
「全員集合はもう過去の話か……」
「そう言う問題じゃないんだが。で、何でこんなネタを?」
「お風呂入れよ! 歯ぁみがけよ! って言いたいのが出てきただろ?」
「あぁ、俺はまだ対面してないけどな。でも、あの猿頭寺って人、風呂には入らなくても歯はみがいてるらしいぞ」
「なんで?」
「なんでも、『キスする相手がいるなら、オーラルケアは当然でしょう』だって」
「……あんの野郎、ぜってぇ一発ぶん殴るっ!」

 どっとはらい。

 

 

 

 

代理人の感想

「中休みには謎解きと人間ドラマ」と、誰が言ったかは知りませんがけだし名言ですな。

電波がくる人は少数派でしょうけど(爆)。

 

 

>場面転換

「さぁ〜、戦いだ!」・・・・・ああ、年がばれる(爆)。