-堕天使と妖精の物語-
TOM-X
ACT15:侵入、禁断の13番ゲート
〜AC198/8/9 ターミナルコロニー《アマテラス》(ナデシコBブリッジ)〜
避難民の収容状況を確認したルリは、次の指示をだした。
「戦闘モードに移行しながらそのまま待機、当面は高見の見物です」
「加勢はしないんですか?」
「ナデシコBは一般人の護衛を最優先します……
それに、向こうからお断り、って感じですから」
「はあ……」
ハーリーの疑問に対し、簡潔に答えるルリ。
その解答に、気の無い返事をするハーリー。
そこに、タイミングを見計らったかのように、ウィンドウに出てくるアズマ。
彼の表情は、嫌味ったらしく笑っていた。
「その通り!!
今や統合軍は陸海空、そして宇宙の脅威をも打ち倒す無敵の軍だ!
宇宙軍など無用の長物!
まあ、そこでゆっくり見ているが良いわ。
ガハハハハハハ」
「何か、熱血ですね」
アズマの言葉にボソッとつぶやくハーリー。
他のクルーは、アズマの言葉を無視しそれぞれの仕事に打ち込む。
ルリは、ハーリーに指示をだした。
「ハーリーくん、もう一度アマテラスへハッキング」
「え?
またですか?」
ルリの指示に疑問をもったハーリーは、彼女に聞き返した。
ルリはハーリーの方に顔を向け、おもむろにウィンドウを表示させて彼に言った。
「そ。
キーワードは、《AKITO》です」
「え!? アキト?
何なんです、一体?
ねー艦長! 艦長ぉーー!」
ルリの言葉を理解できないのか、ハーリーはパニックになって叫ぶ。
ルリは彼をあえて無視し、ナデシコBのシステムを統括する。
彼女の席が前方に動き出す。
席が移動し終わったとき、彼女を囲むようにウィンドウボールが展開された。
(さて、これからが本番ですね……)
ルリは気を引き締め、今後の展開を予想していた。
そして、避難してきた民間人たちに状況と今後の予定を報告する。
「避難してきた皆さん、こんにちは。
私は艦長のホシノ少佐です。
当艦はこれよりアマテラスを離脱、第二次ライン上に位置して、負傷者の救助にあたります」
ナデシコBはアマテラスから出航した。
〜AC198/8/9 ターミナルコロニー《アマテラス》(司令室)〜
ナデシコBが発進しようとしている頃、アマテラスの司令室ではデスサイズヘルと警備隊の戦闘を傍観していた。
「敵、第二ラインまで後退、味方機動部隊なおも追撃中!」
「がはははははは」
オペレータ達が、それぞれ近況をアズマに報告する。
アズマはその報告を聞いて、上機嫌になった。
そして、横に立っているシンジョウに話を振る。
「見たかね、シンジョウ君。
これこそ統合軍の力、新たなる力だ!」
「はぁ……」
アズマの対応にほとほと疲れたのか、あいまいな返事を返すシンジョウ。
だが、アズマは気にすることも無く一人話し続ける。
「宇宙軍のやつらめ、戦争の時はデカイツラしていたが、今は違う!
地球圏統一連合統合平和維持軍万歳!
ヒサゴプラン万歳!!」
一人高笑いをする、アズマ。
その彼の行動を止めたのは、オペレータの報告だった。
「ボース粒子の増大反応!」
「え?」
オペレータの報告に、間抜けな返事を返したアズマだった。
そうしている間にも、スクリーンは次々と航行不能になる艦を映し出している。
呆然としているアズマを無視し、報告を続けるオペレータたちだった。
「守備隊の側面へグラビティブラスト、被害多数!」
「質量推定……。
戦艦クラスです!」
さらに被害が続出する統合軍の警備隊。
別のスクリーンでは、統合軍を襲った戦艦のシルエット−ユーチャリス−が映し出されていた。
「ナデシコB、アマテラスより離脱!」
「あんな小娘、ほっとけェッ!!
敵艦隊に反撃ィ!!」
戦況が不利になったことに苛立つアズマ。
さらに、オペレータからの報告で不機嫌さが増した。
怒りをあらわにしながら、彼は命令をだす。
「キルタンサスとよいまちづきを廻せ。
早くしろ!!」
「はッ」
彼と対照的に、冷静に対応するオペレータたちだった。
そして、戦局は動く。
〜AC198/8/9 ターミナルコロニー《アマテラス》(通路)〜
一方、司令室から抜け出していたヤマサキは研究室に向かっていた。
世間には公開されていない、秘密の研究室に。
その彼の脇で歩いている黒スーツの人物が現状を彼に報告する。
「今度はジャンプする戦艦かい?」
「ネルガルでしょうか?」
「さあ……」
ヤマサキの脇で歩いているもう一人の助手風の人物が、彼の言葉に相槌を入れる。
助手の言葉に、あいまいな応答をするヤマサキ。
だが、言葉と裏腹にヤマサキは今回の襲撃のバックにネルガルがいることを確信していた。
ヤマサキは黒スーツの人物に、北辰たちの行動を聞く。
「あの連中は?」
「「5分で行く」と」
「はーー、大変だァ」
黒スーツの人物の解答に、溜息をつくヤマサキ。
いや、心のそこでは楽しんでいた。
そして、彼は依頼していた事の結果を確認した。
「ところで、妖精は?」
「残念ながら……、堕天使に邪魔されました」
「そいつは残念。
それにしても、堕天使も現れましたか……
ふふふ、こいつはいよいよおもしろくなってきましたねぇ」
ヤマサキは、ルリの誘拐を失敗したことを咎めなかった。
いや、堕天使−ヒイロ−の事を聞いて、さらに危険なことを考える彼だった。
そうしている間に、研究室にたどり着いた三人。
ヤマサキは、部屋に入るなり部下たちに号令した。
「緊急発令、5分で撤収!」
部下たちは、ヤマサキの言葉を聞くなり、すぐに行動を起こした。
〜AC198/8/9 ターミナルコロニー《アマテラス》(コロニー周辺)〜
ナデシコBがアマテラスを離脱している頃、デスサイズヘルとエステバリス部隊《ライオンズ・シックル》は激戦を続けていた。
そして、ユーチャリスが統合軍の艦隊を攻撃しているのを確認したデュオは、楽しそうにつぶやく。
「おっ、嬢ちゃんも張り切っているなぁ〜
さぁて、俺もそろそろ決着つけるとしますかねぇ〜」
デスサイズヘルは、ビームシザースを巧みに操りライオンズシックルを圧倒しだす。
その状態に、一瞬驚きを表したリョーコだったが不敵な笑みを浮かべた。
『歯ごたえがあるじゃねえか。
久々に燃えてきたぜ!!』
そう言って、距離を開けながらデスサイズヘルを射程に捉えるリョーコのエステバリス・カスタム。
だが、その戦いに部外者が乱入してきた。
ユーチャリスから放たれた、バッタの群れである。
問答無用でライオンズ・シックルを襲うバッタたち。
その行動を見たデュオは、苦笑しながらその場を離脱しだした。
「嬢ちゃんに助けられたな〜
……さて、次の行動に移るとしますか!!」
一方、バッタたちの乱入によりライオンズ・シックルはデスサイズヘルを追撃できない。
リョーコは、バッタに悪態をつく。
『ちィッ!
オレの相手は、ヤツだ!
おめーらなんかじゃないんだよォッ!』
愚痴りながらもバッタを倒していくリョーコのエステバリス。
バッタも応戦するが、いかんせんプログラムされたAIである。
次々と倒されるバッタの群れ。
そして、一足早く混戦から抜け出したリョーコは、再びデスサイズヘルを射程に捕らえ、レールカノンを放つ。
『そこかッ!』
放った一撃は、見事にデスサイズへるに命中する。
少しよろけた後、体勢を立て直すデスサイズヘル。
「いってェ〜!
ちくしょぉ、スクリーンに頭ぶつけちまったじゃねえか……
少し、油断しすぎたか?」
涙目になって額を押さえるデュオ。
だがすぐに、気分を入れ替える。
一方、デスサイズヘルを追跡しようとしたリョーコだったが、レーダに新たな反応が現れ確認する。
それは、アキトが乗るブラックサレナだった。
『新手だとぉ!?
ちぃ、ガンダムは囮で本命はあれか!!
まんまとはめられたぜ!!』
リョーコはいち早く意図を読み、ブラックサレナを追跡を開始する。
遅れて、バッタとの混戦から抜け出してきた部下たちが、リョーコに続く。
部下たちの表情が、スクリーンに現れる。
『お供します!!』
『来れれば、なッ!』
リョーコは悪態をつきながらも、部下たちを誇りに思った。
そして、ライオンズ・シックルはブラックサレナを追撃する。
それを察知したデュオも行動を起こした。
「ちぃ、ばれたか。
さすがにやるな、隊長さん!
だが、ここからは進ませないぜィ!!」
デスサイズヘルは、猛スピードでライオンズ・シックルの前に立ちはだかる。
周辺の戦いは、まだ膠着していた。
〜AC198/8/9 ターミナルコロニー《アマテラス》(ナデシコBブリッジ)〜
アマテラスから離脱したナデシコBは、第二次防衛ライン上で待機し負傷者の救助に当たっていた。
ルリは艦長席でデスサイズヘルとエステバリスの攻防を静観しながら、エステバリスに登場して待機している三郎太と打ち合わせを行う。
「不意な出現、そして強襲……
反撃を見透かしたかのような、伏兵による陽動……
その間に、本命が出現しての再強襲……」
『やりますね……、いや、予定通りですか?』
「予定通りではないですよ。
リョーコさんは気づいたみたいですから……」
三郎太の質問に苦笑して答えるルリ。
彼女たちにとって、この襲撃は予定されていたことであった。
唯一の例外は、リョーコがアキトたちの意図を読んだことである。
『それで、どうします?』
「今は成り行きに任せます。
そろそろ、ホントの敵さん動き出しそうですから……」
『了解』
ルリの答えに、苦笑して承諾する三郎太。
二人、いやサリィを入れて三人はわかっていた。
この襲撃が、前座である事を……
(でも、リョーコさんも知る権利はありますね。
オモイカネ、デュオさんに繋げて)
オモイカネは、ルリの指示に従いデスサイズヘルに繋げる。
ウィンドウが現れたが、《Sound Only》とだけ文字が表示されているだけだった。
そのウィンドウから陽気な声が聞こえる。
『よぉ、嬢ちゃん、久しぶりぃ〜』
「お久しぶりです、貧乏神さん」
『誰が、貧乏神だ〜!!
俺は、死神だ!!』
ルリの返事に、ムキになって否定するデュオ。
ルリは、彼の行動が面白かったのか笑っていた。
デュオは、このままだとからかわれるのが目に見えていたので本題に入る。
『で、嬢ちゃんがこの通信使うとは、何か用事あるんだろう?』
「ええ、実はあの赤いエステバリスを例の場所に誘導して欲しいんです」
『……理由は?』
デュオはルリの意図が見えなくて、ルリに理由を聞く。
彼女は、その理由をデュオに話した。
「あのエステバリスに乗っているのは、スバル・リョーコ。
かつて、ナデシコで一緒に戦った仲間です。
あの人も、今回の裏で何が起こっているか知る権利があります」
『そういうことね、了解!
なるほど、通りで歯応えがあった訳だ』
ルリの答えに納得し承諾するデュオ。
ついでに、リョーコに対する感想を漏らす。
ルリはデュオのつぶやきに苦笑する。
「性格は兎も角、腕は超一流ですからね」
『時代が時代だったら、俺たちも選ばれていたな。
その基準だと……』
「そうですね」
ルリの答えに、冗談と言えない冗談を言うデュオ。
ルリは苦笑するしかなかった。
『さてと、そろそろ行くわ。
嬢ちゃんも、気をつけな』
「ええ、デュオさんも」
ルリはデュオとの通信を終えた後、一息ついてスクリーンを見つめた。
戦局は、刻一刻と変わっていた。
〜AC198/8/9 ターミナルコロニー《アマテラス》(13番ゲート付近)〜
デュオとラピスが統合軍を抑えているころ、アキトが乗るブラックサレナは目的地である13番ゲートの入り口へと向かっていた。
一方、コロニー内で展開している防衛隊が、ブラックサレナに向かって攻撃を仕掛ける。
その攻撃をものともせず、目的地に向かって突き進むブラックサレナ。
アキトは、防衛隊の攻撃に対して呆れ口調でつぶやいた。
「仲間まで巻き込むとは、どういう意識してるんだ?」
そのブラックサレナを追っていた、リョーコが乗るエステバリスが防衛隊の攻撃に巻き込まれていた。
そのころ、アマテラス司令部でスクリーンを見つめていたアズマは、怒鳴り散らしながら命令する。
『撃ち落せ!!
撃って、撃って、撃ちまくれぇ!!』
アズマの命令に従い、問答無用で撃ちまくる防衛隊。
その攻撃を、ほとんど紙一重でかわすブラックサレナ。
アズマの苛立ちは、次第に加速する。
『撃て−−−−−−−ッ!!
撃ちまくれ!!』
もはや、馬鹿の一つ覚えのように叫ぶアズマ。
その命令に従う防衛隊。
だが、ブラックサレナの機動力についていける機体はなかった。
リョーコが乗るエステバリスを除いては・・・。
一方、ブラックサレナに照準を定めたリョーコが乗るエステバリスはレールカノンを放つ。
ディストーション・フィールドを展開していた為ダメージは殆ど無かったが、直撃をくらうブラックサレナ。
「ちっ、流石はリョーコちゃんって所か・・・。
デュオのやつでも、押さえきれなかったのか」
アキトがそう独り言を呟いた時、見計らったのようにデュオから通信が届く。
『お〜い、派手にやってるようだな』
「おいデュオ!!
お前でも、リョーコちゃんを抑える事はできなかったのか?」
『ああ、彼女?
抑える事はできたんだけど、ちょいと嬢ちゃんに頼まれてね〜。
と言う事で、多めに見てくれ』
デュオは笑いながら答える。
アキトは、デュオの返答の中の一言に反応する。
「嬢ちゃん・・・、ルリちゃんがなんか言ってきたのか?」
『ああ、あのパイロットにも今回の出来事を知る権利があるからってな・・・
もっとも、腕がいいのは認めるがね』
デュオの回答に苦笑するアキト。
『まあ、それは兎も角、もう一頑張りだな、アキト』
「ああ」
もはや、二人に言葉は要らなかった。
ブラックサレナとデスサイズヘルは、敵の弾幕を掻い潜りながら13番ゲートへと向かう。
後方から二機を追う、リョーコのエステバリス。
だが、ゲート付近の防衛隊機は敵味方関係なく銃を乱射する。
その弾幕によって、リョーコのエステバリスが被弾した。
『わーーーーッ』
体勢を立て直したリョーコだったが、流石に切れたのかレールガンを防衛隊に投げつける。
そして司令部に向かって大声で叫んだ。
『バッキャローッ!
てめぇらじゃまなんだ、黙って見てろ!』
大画面に現れたリョーコの顔を見て、アズマが反論する。
『何をーーッ!
今はそれどころじゃない!
お前こそジャマだ!』
『ジャマはそっちだ!』
『キ・サ・マァーーー……』
『うーー』
言い争いをするアズマとリョーコ。
もはや子供の言い争いである。
そんな二人のやり取りを聞いて呆れるルリだったが、アキトたちがゲートに侵入したのを見計らって仲裁に入る。
『ゲート開いてますよ。
いいんですか?』
『え?』
ルリの言葉にきょとんとする二人。
ルリの言葉を肯定するようにオペレータの一人が状況を報告する。
『13番ゲート、オープン。
敵のハッキングです!』
『13番?
何だそれは?
わしゃ知らんぞ?』
報告を聞いたアズマは目が点になってボソボソと呟く。
隣に立っていたシンジョウが肯定するように言った。
『それがあるんですよ、准将』
『!?
どういうことだ!?』
『茶番は終わり、と言う事です。
……人の執念』
アズマは驚いた表情で振り返り、シンジョウを見る。
そんなアズマを無視しシンジョウは独白を続けた。
〜AC198/8/9 ターミナルコロニー《アマテラス》(13番ゲート内部)〜
13番ゲートの扉を開け内部に侵入したアキトのブラックサレナとデュオのデスサイズヘル。
その二機を追って来たリョーコのエステバリス。
侵入者を排除しようと無人機が攻撃してくる。
「おらぁ!」
リョーコは無人機を撃墜しながら二機を追って奥へと向かう。
不意にルリから通信が届いた。
『お久しぶりです、リョーコさん』
「ああ、2年ぶり。
元気そうだな」
『相変わらず良い腕してますね』
「へっ。
無人機倒したって自慢にゃなんねえよ」
『無差別に進入するものを排除するトラップのようですね』
「フーン」
雑談しながらも無人機を破壊していくリョーコ。
そんな彼女を見て感心するルリだった。
『この先にトラップはもうありません。
案内します』
「スマネエな……
あっ、お前、人んちのシステム、ハッキングしてるな!?」
『敵もやってますし、非常時です。
あ、ちなみに張本人はこのハーリーくんですので……』
『か、艦長ヒドイ!』
リョーコはルリがシステムをハッキングしてる事を見抜く。
ルリはその行為自体は認めたが、ハーリーになすりつけた。
ハーリーは不服そうにルリに言い寄るが、ものの見事に無視される。
(もっとも内部構成は既に把握してましたけどね……)
ルリは内心そのように思っていた。
そんな二人のやり取りを見て、リョーコは笑い出した。
「タッハッハッハッ」
ルリもつられて笑い出す。
一人不服そうに、顔を膨らませるハーリーだった。
妖精は意外な形で義姉と再会する事になる。
〈後書〉
ルリ :「お久しぶりです、ホシノ・ルリです」
ヒイロ :「久しぶりだな、ヒイロ・ユイだ」
猫神TOM :「どうも初めまして。我輩が大蒲鉾の天敵、猫のTOMであ〜る」
ルリ :「あれ、作者は?」
猫神TOM :「奴なら死んでる。労基法は建前なのか!!って叫びながらな(汗)」
ヒイロ :「…………思いっきり酷い職場だったみたいだからな(滝汗)」
猫神TOM :「つ〜事で、代理で参上したわけだ」
ルリ :「その割には、温泉オフにも忘年会オフにも行っていたんですけどね」
猫神TOM :「そのあたりは大目に見てあげんさい。ゲームハマって書くの疎かにしてた訳では……」
ヒイロ :「TOD2は?(邪笑)」
猫神TOM :「……年末年始だけしょ?」
ルリ :「まあ今回だけは……」
ヒイロ :「許さん!!(邪笑)」
ルリ :「ヒイロさん、何故そんなに怒ってるんですか?(滝汗)」
ヒイロ :「今回、俺の出番が無い!!」
ルリ :「言われて見れば、そうですねぇ〜(空笑)」
猫神TOM :「奴の事だから、次の話で爆発するだろうよ………多分(爆)」
ヒイロ :「出番が無かったら……、殺す!!」
猫神TOM :「怒ってるな〜、我輩は知らんけど〜」
ルリ :「それにしても、まだ終わりませんよね。映画の前半部分」
ヒイロ :「遺跡に取り込まれたユリカも出てきてないしな」
猫神TOM :「次回でそこら辺が書かれると思うけどね〜」
ヒイロ :「まぁ、何だ、その、五ヶ月ぶりか?」
ルリ :「そうなりますね」
猫神TOM :「月一ペースで書ければ良いんだけどね〜、作者が……」
ヒイロ :「休日出勤があると、流石に辛いか」
ルリ :「確かに、一ヶ月丸まる休みが無かった事もありましたからね〜」
猫神TOM :「こればかりはしょうがないか」
ヒイロ :「それは兎も角、第二次α祝再登場」
ルリ :「おめでとうございます。……私、出ませんけど(滝涙)」
猫神TOM :「Rでも、蓋を開けてみたらなんだかな〜って扱いだったしなぁ〜」
ルリ :「うぅぅぅ(滝涙)」
猫神TOM :「もっとも今回のラインナップ、作者は不満たらたららしいが」
ルリ :「と言いますと?」
猫神TOM :「劇場版ナデシコ、超獣機神ダンクーガ、銀河旋風ブライガー、マシンロボ・クロノスの大逆襲……」
ヒイロ :「作者の好きな作品が軒並み不参加と(滝汗)」
猫神TOM :「ああ、そういうこと。逆に期待してるのが、勇者王ガオガイガー」
ルリ :「版権と言う核を、ヘルアンドヘブンでぶち抜いた作品ですね〜」
猫神TOM :「おうよ、散々無理だ、無理だって言われてた作品だったからなぁ〜」
ヒイロ :「そういや、外伝で出てきたゼンガー隊長、主役だな今回」
ルリ :「熱い人ですよね〜」
猫神TOM :「おう、男の中の男だな」
ヒイロ :「だが、グルンガスト参式はかっこ悪いよな、零式に比べて(爆)」
ルリ :「赤だし(滝汗)」
猫神TOM :「もうちょっと配色を考えてもらいたいものだ(滝汗)」
ルリ :「まぁ、雑談はお終いにして、本編の突っ込み参りましょうか?」
ヒイロ :「つ〜ても、今回殆ど突っ込むところ無いぞ。本編なぞっているだけだし(爆)」
猫神TOM :「それにしても、あいも変わらずデュオ活躍してるよな……」
ヒイロ :「主役である俺を差し置いて(怒)」
ルリ :「まあまあ、落ち着いてくださいな(苦笑)」
猫神TOM :「作者曰く、ルリと関わらない限り動かすに動かせんそうだ(苦笑)」
ヒイロ :「…………」
ルリ :「今回は裏で動いていると」
猫神TOM :「まあ、奴の事だから良いところを持ってきてくれるだろうけどな」
ヒイロ :「次があるかが心配だが(鬱)」
ルリ :「それは…………(汗)」
猫神TOM :「奴の仕事の状況によるなそれは」
ヒイロ :「所で、その名前の元はなんなんだ?」
猫神TOM :「ああ、この名前? 大蒲鉾の天敵『猫のトム』から来てるだけ(爆)」
ルリ :「何故に?」
猫神TOM :「元々は、某所でのノリが原因だな(苦笑)」
ルリ :「そういう事ですか」
猫神TOM :「そういうこと〜」
ルリ :「それにしても、作者が投稿してから一年経つんですね〜」
ヒイロ :「初めの方は、一週間で投稿していたのにな……」
猫神TOM :「まぁ、社会人の宿命だな、それは」
ルリ :「仕方の無い事なんですかね?」
猫神TOM :「まぁ、仕事が何よりも最優先事項だからな(核爆)」
ヒイロ :「ユーザーの我侭にも付き合わないといけないしな(爆)」
ルリ :「帰ってきたら翌日だったってのもざらですからね(苦笑)」
猫神TOM :「不景気の馬鹿野郎って叫んでいたもんな、作者は(苦笑)」
ヒイロ :「今回は書くネタが無いから、閉めるか?」
ルリ :「そうですね」
猫神TOM :「皆の衆、作者の都合で遅くなり申し訳ない」
ヒイロ :「次の話は、早く書くよう忠告しとく」
ルリ :「感想、意見、突っ込みいろいろお待ちしておりますので、こんな作者ですがよろしくお願いします」
ヒイロ&ルリ :「それでは、次回をお楽しみに」
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