シャクヤク アキト視点

 

 北斗と一緒に千沙ちゃんを抱えながら(まるで両脇をかかえて強制連行する様に)、

 1歩1歩、秘密の花園に向かう俺・・・・・・・

 普通の野郎なら『我が人生に一片の悔い無し』とでも言って果てそうな状況だろうが・・・

 俺は・・・・

 

「どうした舞歌?

 足取りが重くはないか?」

 

 俺の様子のちょっとした変化に気付く北斗。

 いかんいかん、北斗にだけは怪しまれるわけにはいかない。

 

「そうかしら?

 ん〜やっぱり少しやりすぎたかしら?」

 

 と、俺は引きずっている(そうしないと動けない)千沙ちゃんを見る。

 因みに余りに衣服がいい感じにぼろぼろになっていたので、

 北斗の上着を羽織っている。

 

「うう・・・今日の舞歌はいつもに増して激し過ぎでしたよ〜」

 

 多分全身かな〜り痛いのだろう千沙ちゃん。

 涙目だ・・・そんな顔もかわいいな〜っと思ってみたり・・・・

(・・・)(怒)

「ま、千沙をここまで弄べば、舞歌もそれなりに疲れるか」

 

 納得してくれる北斗。

 因みに、何故断れなかったかと言うと、

 第1に、この身体でかなりの汗をかいていた事。

 野郎ならまだしも、舞歌さんの身体で、この状態でお風呂への誘いを断るのは、

 怪しんでくださいと言っている様なもの。

 第2に、普段から絶対誰かしらとお風呂に入っている舞歌さんが、(悪戯目的)

 今日に限って、わざわざ誘いに来ているのに(いつもは舞歌さんが強制連行する)

 誘いを断るなど、以下同文。

 千沙ちゃんには悪いけど、ここはたまたま覗かれてしまったとでも思って諦めて貰おう。

 あ、そう言えば、舞歌さんの記憶を見れば全員のあられの無い姿が解るんだよな〜

(・・・)(怒!)

 大浴場の前まで来て、サブロウタと出くわす。

 

「あら、サブロウタ君、もういいの?」

 

 俺は微かな希望と共に、声をかける。

 

「ええ、まあ・・・

 あんまりダレてるとアレが五月蝿いので。

 お参方はどちらへ?」

 

 少し顔を背け、心にも無い言い訳をするサブロウタ。

 何だ?妙にウブな反応だな?

 俺の愛妹を懐柔しようとしていた悪漢の割には。

 

「ああ、これから風呂に行くんだ」

 

 疑問には北斗が答える。

 

「・・・風呂ですか?」

 

 やはりと言うか、確認するサブロウタ。

 

「ああ、そうだが」

 

 何故そんな事聞き返すのかと、少し怪訝な北斗。

 

「・・・舞歌様もですか?」

 

 と、俺を見るサブロウタ。

 

「そうよ」

 

 俺は答えるのと同時にヘルプも出しておくが、

 どないせいと?

 と言う風に返された。

 ま、期待はして無かったよ。

 

 その後は、滞り無く脱衣所まで着いてしまう・・・

 

 さて・・・

 今までルリ、カイト、ユリカ、イネス、エリナをさんざん手篭めにしてきたじゃないか、

 ただの裸くらい平常心平常心・・・

 俺は自制を強めながら脱衣所に入る。

(なんか違うと思うよ?)

「千沙、一人で脱げるのか?」

 

 取り合えず引きずっていた千沙さんを降ろす。

 

「なんとか・・・と言うよりも、代えの服が欲しいです」

 

 俺のせいとは言え、もうぼろぼろだからな〜

(その服で九十九おじさんの所に行けば面白いのにね〜)

「誰かに代えを持ってきてもらったら?」

 

 取り合えず妥当な意見を述べておこう。

 

「そうですね。

 零夜さん、すみませんが代えの私の服を大浴場まで持ってきてもらえませんか?」

 

 と、零夜ちゃんに連絡をいれる千沙ちゃん。

 

『いいですよ、丁度私もお風呂にしようと思っていたところですし』

 

 快く受け入れてくれる零夜ちゃん・・・って・・・

 

(あら、また獲物が増えたわね〜)

 

 舞歌さんから通信が入る。

 

(って、舞歌さん、もしかして今の状況解ってます?)

 

 俺は恐る恐る尋ねる。

 

(ええ、鍛練が終るあたりから見てたし。

 ああ、大丈夫よ、私は気にしないから)

 

(そうですか・・・あの、皆には内緒に・・・)

 

(いいわよ私は)  

 

 意外と快く了承してくれる。

 これで、俺が明日の夕日を拝める確率が少し上がった。

(大丈夫、もう遅いよ♪)(怒)

(あ、そう言えば、これから俺自身服を脱がなきゃいけないんだから、

 舞歌さんのも見てしまうことになりますね)

 

 すっかり失念していた。

 

(ん〜、ま、しょうがないでしょう。

 貴方に身体を捧げる時まで取っておきたいところだけど。(心はもう捧げているのよ〜)

 どうせ、記憶を見てしまえば全て知られてしまうし)

 

(すみません)

 

 そう言えば、舞歌さんと繋がった時に大まかな情報は仕入れたけど、

 そういう細かいのは閲覧できるけど見てないんだよね〜

 それにしても、夜の記憶を見ようとすると、『八雲』と言う単語でフリーズするんだけど・・・

(余計な物は見ないでね、お願いだから)

 

(大丈夫ですよ)<嘘吐き

 

 さて、いつまでもこうしててもしょうがないから、脱ぐか・・・

 

 ヌギヌギ・・・・

 

 ん〜、やっぱり『脱がす』のと『脱ぐ』のでは勝手が違うな〜

 取り合えず全裸になってみたけど、

 

(どう?)

 

 舞歌さんは感想が聞きたいらしい。

 

(ルリやカイトとは違った大人の美しさがありますね。

 割と多くの女性を見てきましたが、トップクラスと言って差し支えないかと。

 ただ、自分で自分の身体を見ているので、ちょっと違和感が・・・

 まあ、次の機会にじっくり見させて頂きましょう)

(次ぎってどう言う意味かな?おにいちゃん?)(怒怒)

(ありがとう。

 でも次の機会でもじっくりは見ないで欲しいな〜)

 

 自慢して差し支えない身体だと思うけどな?

 

「舞歌姉さん、何で自分の身体をじろじろ見てるの?」

 

 と、北斗からいつの間にチェンジしたのか、枝織ちゃんが指摘してくる。

 

「ん〜、ちょっと暴れすぎたのか、身体の調子が悪くてね」

 

 流石に観察しすぎたか。

 取り合えず誤魔化しておこう。

 それにしても・・・

 

「な〜に?」

 

 一糸纏わぬ姿で、どこも隠そうともせずに俺の前に立つ枝織ちゃん・・・

 サイズは・・・Bがカイトより4mmほど小さいが、他のサイズはカイトと同じか・・・

 ただ・・・

 

「どうしました舞歌様?」

 

 少し枝織ちゃんを長く観察し過ぎたか、千沙ちゃんに声をかけられる。

 ・・・・ん〜こっちもおいし・・・もとい、いいプロポーションだ。

(おにいちゃん・・・そんなに私達だけじゃ不満?)(激怒)   

「なんでもないわ。

 さ、入りましょう」

 

 怪しまれないうちにさっさと入ってしまおう。

 俺は二人を押す様に浴室に入る。

 

 で、取り合えず、身体を洗う訳だが・・・

 

「♪〜」

 

 目の前で待ち構えている枝織ちゃん。

 

 マジっすか・・・

 

(マジよ)

 

 舞歌さんはいつも、枝織の身体を隅々まで洗ってあげてるらしい。

 そう、隅々まで・・・ 

 それも素手で!

 ・・・いや、毎日カイトとやってるからいいんだけどね。

(ちょっと、それは聞き捨てなら無いよ!!)(めちゃ怒)

「舞歌姉さん、まだ?」

 

「ちょっと待ってね〜」

 

 俺は意を決して手で石鹸を泡立てる。

 そして、枝織ちゃんの綺麗な肌に手を這わせて行く。

 

「♪〜♪〜」

 

 楽しそうな枝織ちゃん。

 俺は枝織ちゃんの肌の感触を楽しみながら洗っていく。

 それにしても・・・やっぱり綺麗な肌だな。

 カイトだと、綺麗に見えても、痕があるからな、俺が付けた。

 もう消えてほとんど見えないけど、手を這わすと流石に解る。

 

「さて、次ぎは前よ〜」

 

 舞歌さんがいつも言っている様に俺も真似して、枝織ちゃんの前を洗い出す。

 ん〜、感触はカイトより柔らかいな・・・やっぱりカイトはキズが多すぎるからかな・・・

 大きさは流石にカイトの方に分があるな。

 まあ、俺が愛してるからな〜それはあたりまえか。

 でも、それにしては差が小さいな?

 

(そりゃあ、私も毎日愛してあげてるからね〜)

 

 と舞歌さん。

 さいですか、と言う事は俺もやらんといけんのですね?

 いいですけど、カイトだと思えばなんとも無いし・・・

 

「♪〜・・・ん・・・」

 

 軽い鼻歌を歌っていた枝織の鼻歌が突然止まる。

 

「どうしたの?」

 

 何か変な事したか?

(十分してるでしょ!!)(怒!!!)

「うん・・・何かいつもより気持ち良いから」

(・・・)(怒怒!!)

 ・・・いけね、いつもカイトにやっている様にやってしまった。

 それにしてもやっぱり柔らかいな、カイトの場合、胸にもかなりの傷があるからな・・・

 

(そうそう、ちゃんと下もお願いね〜)

 

 あははは、いいですよ、もう・・・

 

「はい、じゃあ次ぎは下ね〜」

 

 そう、カイトだ、カイトだと思え!

 ・・・下はやっぱり極端に薄いな、カイトと同様に無いに等しい♪

 

「♪〜・・・あ・・・」

 

 またもや鼻歌を止める枝織ちゃん。

 

「どうしたの?」

 

「うん・・・なんだか、変な感じがした」

(!!)(怒怒怒怒!!)

 ちゃんと手加減したのにな・・・舞歌さんに変に中途半端に開発されているせいか・・・

 

(もっとちゃんとしておく?)

 

(いえ、結構です)自分で開発するのが楽しいんだから)

(おにいちゃん・・・)(怒怒怒怒怒怒!!!)

 そして後は滞り無く進み。

 

「はい、おしまい」

 

 枝織ちゃんにお湯をかける。

 

「ありがと〜。

 今日はいつもより気持ちよかったよ☆」 

 

 そう言って湯船に向かう枝織ちゃん。

 さて、俺は・・・って、

 

「何をしてるの千沙?」

 

 何故か何もせず座っているだけの千沙ちゃん。

 いや、髪だけは洗った後の様だ。

 

「え?だって、どうせ襲われるなら、石鹸の無駄だから待ってようかな〜と」

 

 と、のたもうた。

 

(と、言う訳でよろしく〜)

 

 あはははははは・・・

(ポイント上限突破〜♪)(核怒)

 

 その頃 サブロウタ

 

「さて、俺のできる事と言ったら後は被害を最小限に抑える事だが・・・」

 

 大浴場の前で佇むサブロウタ。

 

「でもここでただ見張ってるって言うのもなんか怪しい奴だな」

 

 などと独り言を呟いていると。

 

「高杉、こんな所で何をしているんです?」

 

 と、いきなり本命の優華隊、残りのメンバー全員がやってくる。

 勿論三姫も含む。

 

「ちょっと舞歌様に用事がありまして、出てくるのを待ってるんですよ」

 

 と、誤魔化しておく。 

 一応嘘では無い。

 

「そうか、では舞歌様に一応伝えておくよ」

 

 と、大浴場に入ろうとするメンバー。

 

「っと、待った、舞歌様が今入ってるんですよ?」

 

 舞歌がいる、悪戯される、だから後回しにする。

 と言う風に行くと思っていたサブロウタは慌てて止める。

 

「ああ、それは今聞いただろう?」

 

 怪訝そうな飛厘。

 

「だからいつも通り悪戯されるのはいやじゃないんですか?」

 

 ちょっと直接的かと思ったが、尋ねるサブロウタ。

 

「・・・もう慣れた」

 

 ちょと疲れたように言う飛厘。

 

「まあ、勝手に身体を洗ってくれるものと思えば。 

 素手でというのと、あの手の動きを気にしなければ、

 ・・・まあ気にしないのは無理ですけど」

 

 と、百華。

 

「なにぃぃぃぃ!!」

 

 今の内容を聞き、驚愕するサブロウタ。

 

「何を驚いているんです?知ってたんでしょう?」

 

 と、三姫。

 

「あ、ああ、素手と言うのは初耳だったもので」

 

 少し正気に戻り誤魔化すサブロウタ。

 

「変な想像はしないでくださいね」

 

 サブロウタを睨む京子。

 

「じゃあ、私達はこれで」

 

 三姫の言葉と共に入ろうとするメンバー。

 それを、

 

「ちょっと待ってくれ、三姫、話しがある」

 

 サブロウタは己の女だけでも救おうと足掻く。

 三姫の肩を掴み、引きとめる。

 

「え?」

 

 流石に驚く三姫。

 

「大事な話しがあるんだ、ちょっと来てくれ」

 

 何としてでも三姫だけでも連れ出さんと、適当な事をぬかすサブロウタ。

 それでも、その真剣な顔に、

 

「あ、あの、それでした、尚更お風呂に入ってからで・・・」

 

 何を勘違いしたか、顔を赤らめてそんな事をのたまう三姫。

 

「あ、ちょっと・・・」

 

 サブロウタが止める間もなく三姫は大浴場に入ってしまう。

 

「だぁぁ!待ったぁぁぁ!!」

 

 尚も止めようとするが、

 

 ガコン!!

 

「女子の神聖な場所に入ろうとするな!!」

 

「だめですよ、それくらい待ってあげないと」

 

 何処から取り出したのか、コンペイトウ君で壁に打ちつけられるサブロウタ。

 因みに撃ったのは京子と零夜だ。  

 そして、残りも大浴場に入って行く。

   

「違うんだぁぁぁ・・・」

 

 サブロウタの声は虚しく廊下に響くのであった。 

 

 戻って

 

「はぁ・・はぁ・・・

 舞歌様・・・今日は一味違います〜」

 

 丁度、千沙を倒し終えた所で、

 

「舞歌様。

 あら?千沙何をしているの?」

 

 優華部隊の残りのメンバーが入ってくる。

 

「さっきまで鍛練してたから疲れてるんでしょう」

 

 全て自分のせいだが、もうそんな事はどうでもいいアキト。

 

(がんばってね〜)

 

 からかってるとしか思えない声援を送ってくる舞歌。

 

「ふふふ・・・いいわよ。

 じゃあ、皆覚悟してね♪」

 

 と、準備をしていると、

 

「あら、舞歌様もここでしたか」

 

 ちーちゃんまでやってくる。

 ついでに整備の人や食堂の人、その他、

 今時間の在る女性クルー全員(勿論全員ある程度以上の美女、美少女)。  

 そして闘いは始まった・・・

 

 

「あん!そんな、舞歌様そこは・・・」

 

「ん!きゃぅ!舞歌・・様そんな・・・」

 

「あぁ!!」

 

「いつもと・あ!ちが・・・」

 

「そん、あ・・・上手す・・あああ!」

 

 次々と薙倒されていくようにアキトの手によって沈む女性達。

 

「あらあら、皆今日は弱いわね〜♪」

 

 完全に状況を楽しむ事にしたアキト。

 それは、まあ、普段は味わえない物を。

 カイト、ルリ、メティでは決して味わえないこの弾力が!

 ユリカ、イネス、エリナ以来のこの重圧が!!

 握れば指の隙間から零れる肉の感触が!!!

 個人的には薄いのを揉みあげるのが大好きだが・・・

 たまにはこう言うデカイのもいいんだよ!!!!

 中には勿論、ない〜のも多々居るけど、それはそれでよし。

!!!(ちょっと嬉しい事も言われたけどそれでは焼け石に水なほど

 そして十数分後

 

「あれ〜、皆湯船に浸からないと風邪引いちゃうよ〜」

 

 浴場のタイルに横たわる幾人もの女性のしたいと、

 

「・・・どうしたものかしらね」

 

 先に湯船に浸かっていた枝織と、

 この状況をどうしようかと悩むアキトだけが立っていた。

 

 

 で、結局全員手早く泡を流して、湯船に浸からせたアキト。

 後の事は一番始めで何とか復活した千沙に任せ(押しつけて)

 上がるアキト。

 

「あれ?」

 

 着替えていると、籠の中に一枚の紙を発見する。

 

「え〜っと」

 

『鍛練室に来られたし  タカスギ サブロウタ』

 

 と言う訳で鍛練室に向かうアキト。

 

 プシュ!!

 

「サブロウタ君何か用?」

 

 白々しい事を言いながら鍛練室に入るアキト。

 鍛練室には棍を正面に構えたサブロウタが深く静かに佇んでいた。

 

「・・・楽しかったですか?皆でお風呂は?」

 

 静かな殺気を纏いながら、静かに問うサブロウタ。

 

「ええ、まあ。

 あ、でも大丈夫、三姫ちゃんには手を出してないから」

 

 流石に舞歌の身体ではサブロウタには勝てないので、

 何とか鎮めようとするアキト。

 でも勿論大嘘、手加減すらしてない。 

 

「でも見たんでしょう?

 82 57 84の均等の取れたしなやかな身体を」

 

 更に殺気を静かに増幅させるサブロウタ。

 

「正確には 84.3 57.7 86.9 薙刀やってるから流石に背筋は硬くなってるけど、

 それでもしなやかで十二分に柔らかく弾力のあるいい身体だったよ」

 

 間違いを指摘するアキト。

 

 ・・・・・

 

「・・・・・・」

 

 誘導尋問に成功して、昂気すら纏いはじめるサブロウタ。

 

「・・・・・・」

 

 誘導尋問だと気付いて、冷や汗ダラダラのアキト。

 

 暫しの沈黙の後、

 

「・・・え〜っと・・・そう!安産型だったぞ、彼女、良かったな〜・・・な?」

 

 ・・・・・・・・・・・・・

 

 静かに、ただ静かに正面の構えから、突きの構えを取るサブロウタ。

 そして、 

 

「悪・即・斬!!」

 

 弱いながらも、完全に昂気を纏うサブロウタ。

 

「ちょっとまった〜〜!!」

 

 ドゴォォォン!!

 

 サブロウタの放った突きは、その延長線上の物全てを抉り取る。

 

「まてぇぇ!!この身体は舞歌さんのなんだぞぉぉ!!」

 

 それを寸前でなんとか避けたアキト。

 何とかサブロウタの沈静を謀る。

 

「より、好都合!!」

 

 突進してくるサブロウタ。

 その途中アキトは完全にサブロウタを見失う。

 

「な!?まさか神速を・・・」

 

 と、思った瞬間。

 サブロウタはアキトの右側に現れ、棍を分割し、

 

 ドン!!

 

「捕った!!」

 

 アキトを押し倒すと同時に分割した棍で完全に拘束する。

 

「く!

 ちょ、ちょっと!!」

 

 そしてサブロウタはアキトに馬乗りになり、

 不敵な笑みを浮かべる。

 

「あ、あの〜・・・」

 

 最早抵抗できないアキト。

 確認しておくが身体は舞歌だ。

 

「ふふふ・・・

 三姫の仇+日頃の恨みぃぃ!!」 

 

 と、わきわき動かしている手を振り下ろす。

 

「ちょっと待ってぇぇぇぇ!!」

(ダブル待ちなさぁぁい!!)

 

 と、そこへ、

 

「何やってるんですか!!」

 

 ガコォォン!!

 

 故カオリ嬢専用100tハンマー ワールドカップ記念バージョン(そんなのねぇ)

 が飛んでくる。

 投げたのは三姫だ。

 勿論壁までハンマーごと飛んでいって押しつぶされ、気を失っているサブロウタ。

 

「もう、嫉妬してくれるのは嬉しいけど、やりすぎよ、三郎太」

 

 などと言いながらサブロウタを回収する三姫。

 勘違いのような、合っているような・・・微妙だ。

 

「あ、舞歌様、これには私がよ〜く言っておきますので」

 

 と、言って鍛練室を出ていく三姫。

 後に取り残されるアキトはちょっと呆然とするのだった。

 

(三姫ちゃんってあんなキャラだったか?)

 

(・・・さぁ?

 多分、OVERSが今壊れているのよ)

 

(はぁ)

 

(さて、それはさて置き、サブロウタ〜、帰ったら覚えてなさ〜い、ふふふ・・・)

 

 取り合えず棍から抜け出し、鍛練室を出るアキト。

 次ぎ向かう先は・・・

 

 続く

 

 更に意味の無いなかがき

 

作:取り合えず前回の更新の遅さはこれで許してください・・・

ル:・・・・

 

 チャキ!

 

 無意味にまだ続く

 

 

 

代理人の感想

・・・・・・・・・・・・・・・T-SAKAさん。

 

 

楽しんで書いてるね?

 

 

そ〜か〜、T-SAKAさんの趣味は泡踊りだったんだ、そ〜かそ〜か。