三分後。
「フウ。やっとついたよ。食堂に…………長い道程だった……」
《自分自身で長くしているような気もするんですが》
「……」
「何独り言ぶつぶついってんだい?」
「こっ、この懐かしい声は……」
「ん?」
「ホウメイさん!!」
「……なんだ、私の事しってんのかい?それなら自己紹介は要らない様だねぇ」
(うっわー、すっげー懐かしいー、何年ぶりだっけ?)
「早速だけど、あんた料理作って見てくれよ・・…どのジャンルが得意なんだい?」
「はい!!じゃあ、チャーハン作ります」
10分後。
「出来ました!!」
「どれどれ……?」
そういってホウメイはアキトの作ったチャーハンを口に運ぶ。
そして……
「こっ、これは……」
ホウメイは、戦慄した。
「てんかわ……あんた……」
アキトの作ったチャーハンは何とも形容し難い味だった。
そう、敢えて一言で表すとするならば……
………………………不味い。……嫌、それほど悪くはないのだが、
少なくても人様に出せるレベルではない。
「……明日から皿洗いと荷物運びな」
「……はい?」
・
・
・
・
・
・。
一時間後。アキトの部屋にて(結局変えてもらった)。
……明かりを点けていないため、部屋の中は真っ暗で、
独り言だけがぶつぶつと聞こえる。
「なんためにうーまれてーなーにをしーてよーろこぶー、わっからないまーまーおわるーそんなのーはいーやだー♪」
アキト、ブロークンハート。
何故かアンパ●マンのオープニングを歌っている。
《マスター……》
「なあ……」
《……》
「ア●パンマンのオープニングって、やけに哲学的に感じないか?」
《……はい?》
「少なくても、幼稚園児向けの歌詞じゃないよな(遠い目)」
アキト、完全にぶろーくんはーと。
既に訳の分からない事をほざいている。
ぴっ
プロスから通信が入る。
「あのー、テンカワさん?後40分後に大事な話が有るんですが……」
「……いいです。俺、パスします」
「そ、そうですか……それでは」
ピッ
通信が終わった後また、ぶつぶつと独り言を呟いている。
《元気出してくださいよ……》
「…………ないよ」
《えっ?》
「料理なんて見た事も聞いた事も無いもの……出来るわけ無いよ!!」
……どうやらシンジ君チックな鬱状態になっているらしい。
《そりゃあここ数年作ってませんでしたからねえ?》
……確かに。ここ数年料理に携わらず、
五感を失っていれば料理の腕もガクッと下がるだろう。
「〜〜〜♪」
……今度は第九を口ずさんでいる。
「歌はいいねぇ。リリンの生んだ文化の極みだよ」
……訂正。EV●ちっくな鬱状態になっているらしい。
《クーデターとチューリップの件はどうするんです?》
ピク
《このままじゃ史実どうりに歴史が進んでしまいますよ?》
ピクピク
《いいんですか?それで?》
「……めだ」
「駄目だ!!俺がいる限り2度と同じ歴史を歩ませてたまるか!!」
テンカワアキト、復活!!
さあ、戦えテンカワアキト!!友の為人類の為そして、愛する人の為……
「一周目と同じ歴史にするとつまんないし」
に戦う気は微塵も無いのかこの腐れ外道。
「……さて、クロッカスとパンジーが、チューリップに『飲み込まれない』ようにする方法だが……」
何故か『飲み込まれない』を強調するアキト。
《有るんですか?》
「ああ、二三考えてある」
《へえ、》
「提案その一、クロッカス、パンジーに
『もう少しでチューリップが活動再開します。きをつけてくださいね★』という内容の文章を送り付ける。成功率35%」
《えらく確率が低いですね》
「こんな文章、軍が本気にすると思うか?」
《……》
「提案その二、……の前に」
アキトは黒いバックをゴソゴソと漁り中から赤いスイッチと青いスイッチを取り出した。
《……?》
「……オモイカネが見ているぞ」
いきなり突拍子もない事も言った。
《はい?》
「この赤いスイッチを押せばこのまま不思議の世界の住人に。―――――は成らず、クロッカスが自爆する。青いスイッチを押せばベットの中で目を覚ます―――――
筈も無く、パンジーが自爆する。」
《どっちも駄目じゃないですか!!》
「因みに爆発した後の煙は、ドクロマークになるという親切設計」
《はい!?》
「どっちを押そうか?」
《……》
「やっぱり、」
《……?》
一呼吸置いてアキトは言った。
「せっかくだから俺はこの赤いボタンを選ぶぜっ!!」
《!?》
「……とか言わなきゃ駄目だろうか?赤い扉よろしく」
《何が「折角だから」……なんです?》
……………………それは誰にも分からない永遠の謎。
「……それとも面倒くさいから両方押しちまうか?」
アキト、やる気ゼロ。殺る気の方は百パーセントだが。
《……今更ですけど、まじめに人を助ける気、無いでしょう?》
・
・
・
・
・
・。
「提案其の参」
《……もう、深くは期待しません》
「大丈夫、今度の成功率は100%」
《……で、方法は?》
「特攻させる」
《……は?》
「だ〜か〜ら、特攻させるんだよ。クロッカスとパンジーを」
……コイツは人類の為に狩られた方が良いのだろうか?
《この外道……!》
「きっともって『謀ったな〜ムネタケ〜宇宙軍に栄〜光〜あれ〜』って
云って散っていくんだろうな〜」
《しかも、他人に罪を擦り付けますか》
「いや、あいつならやりかねんぜ?自分の出世の為なら何だってする人間だからな」
《自分だって同じ様なもんでしょう?》
「………………」
急に黙り込む。
《どうしたんですか?》
「なあ、何故に俺はナデシコに乗り込んだか解るか?」
《……は?》
「まあ、単なる暇潰しだな……」
《え……?》
「昔――殺人淫楽症に陥っていた時の俺は、仲間や愛しい人を自分の手で葬り去れば、どれほど甘美なものか。そう思いながら人を殺して劣情を満たしていた」
《……》
「……あの時はラピスやエリナ、アカツキ、ルリちゃん、ユリカ達を殺してやりたい、という衝動を何とか耐えていたよ……時間の問題だっただろうがな」
ククク、と笑いながら淡々と語る。
《…………》
「……だが、今の俺はそれすらも感じない。人や宇宙を壊す事に、何の興味も湧かない
戦うという行為に対しても」
《どういう……事ですか?》
「詰りいま、ナデシコクルーを抹殺しても、劣情が満たされる訳でもないし、
罪の意識も感じない。何といって自分が楽しめる訳でもない。なんの興味も抱いていないと言う事だな」
《そんな……》
「……信じられないと言うのなら今すぐ、ナデシコクルーを抹殺しようか?」
《……》
「フン……冗談だ。理由も無いのに人を始末するのは非効率的だからな。
……理由があれば問答無用で削除するがな。誰であろうと」
「……『興味』が失せたからこそ、新たな『興味』を求める。人間の当たり前の心理だな」
「……何か話が逸れてしまったな。……まっ、要するに俺が楽しめるなら何でもするってことだな」
《ああ、外道って事ですね》
「……お前の奇麗なソプラノの声を聞くのも、結構楽しめるかも知れんな。試してみようか?」
《……止めときます》
ドンドンドン
部屋ドアが無造作に叩かれる
「おい!!誰か居るのか!?」
聞きなれない人物の声だった。
ドンドンドン
「ん!?クーデターか!?」
《すっかり忘れていましたね?》
ぴっ
ウイーン
「やはり人が居たか。その制服はコックだな!!メインクルーは食堂にいけ!!」
宇宙軍の制服を着ている人物が、銃を構えてアキトを睨み付けている。
(コックってメインクルーなのか?)
《さぁ》
(……フン、所詮脇役風情が!!俺の手に掛かって死ねるのを光栄に思うがいい!!)
ベジ●タ調に心の中で叫びながら殴り掛かる。
《あっ……》
マルスは何か言いかけていたが……
アキトには聞こえていない様だ。
アキトの攻撃を受けて敵は見事に吹きと……
「はっ!!」
ぱす
吹きと……
「あれ?」
ドゴス!!
「ぐは!?」
ばされず、逆にアキトがカウンターをくらい、吹っ飛ばされた。
《『今の状態じゃ敵も満足に倒せないんじゃないですか?』って言おうとしたんですけど……》
「何か……今回…料理の事といい……俺って・…噛ませ犬じゃ……ないか?」
ガクッ
……意識が薄らいでいくアキトの頭に何故か「身体は子供、頭脳は大人」という言葉がこびりついて離れなかった。
暗転
「……んな〜・……何も・・…燃え……んだぜ」
……意識がようやく戻ってきた
(う〜ん、俺は?)
自分の身に何があったか思い出してみる。
(えっと、確か……京都にいく途中道に迷って偶然『明王』とか言う奴にあって二重の極みを・・…)
《違います》
(じゃあ、東大にやっと入ったと思ったらいきなり骨折して留年、何やらとっても都合よく美少女が沢山居る女子寮の管理人)
《違います》
(それなら、セクシーコマンドーに謎の輪っかでぴーたん風味っぽい青髭なメソ?)
《わけ解りません》
寝惚けているアキトの耳に馬鹿でかい声が入ってくる。
「なぁ!!お前もそう思うだろ!?同じゲキガン仲間として!!」
アキトは話の展開が掴めていないが、どうやら山田は自分に同意を求めているらしい。
取り敢えずにっこり笑いながら、
「誰がゲキガン仲間だよ?」
「貴様」
「野郎」
と、とても暖かみのある会話をした。
しかしアキトは思い出したように、
「……!!こんな事してる場合じゃなかった!!」
「そうだ!!兄弟!!今はこの艦を支配している蜥蜴星人をたおさなくては!!」
「……なんか癪だが取り敢えずそのとうりだ」
何やら気が向かないが、取り敢えず同意しておいた。
「取り敢えずここから出る為に!!
扉に居る番人を倒すんだ!!」
山田、ノリノリ。
「「「「「「応っ!!!!!!!!!!!!!」」」」」」
……全員の士気値+500。みんなノリノリ。
「そういう訳で行け!!アキト!!」
何故か話の方向をアキトに向ける。
「つーか民衆を守るはずの軍人が一般人を先に行かせるのか」
「つべこべ言うな!!とっとと行け!!」
とても悪役チックな言葉を吐く山田。
「軍法会議に掛けてやろうか貴様」
そう言いながらも両手には中華鍋が装備されている。
戦闘準備は完了しているようだ。
ナデシコ内、食堂入り口にて。
ムネタケの部下が何やらぶつぶつと呟いている。
「はぁ……俺、ムネタケ少将の下についてから良い事ねーなぁ。
たまには星を見ながら彼女とデートでもしてみたいけど彼女さえ居ないからなぁ」
愚痴をこぼしているようだ。
……だが、ここから彼は更についていない目に逢う。
ピッ
ウイーン
「ん?誰だ!?大人しくしていろと言ったろう!!」
そう言いながら振り返ると
とっっっっても邪悪な笑みを浮かべて、中華鍋を振り翳(かざ)しているアキトの姿が有った。
「赤いドレスの女性は俺が作ったんだ!!!!」
「ひいいいいい!!!!!!!????」
……どうやら彼は、まだ完全に目が覚めていない様だ。
どか!!ばき!!グシャ☆ミ
何やら最後の方の音とっても嫌な音のような気もするが、まあ大丈夫だろう。
……多分。
「よ〜シ!!各自散開!!『適当』に敵を叩け!!」
「「「「「「応!!」」」」」」
(山田はノリノリだな……)
(だが……)
(甘い!!甘すぎる!!やはり「民間」の戦艦と言うのは戦力にならん!!)
《…………》
(所詮、落ち目は落ち目と言う事か……
それとも自分の作った「商品」に絶対の自信を持っているのか?)
《何もそこまで……》
(フフフ……確かにお前の作った「商品」は最高の出来だよ……アカツキ。
この「ビジネス」が大成すれば戦争は大きく変わるだろう……)
《……?》
(民衆も大喜びだろうな……)
《前々から何を言っているんです?》
(地球側で現在最強で最低の戦艦が……ナデシコ)
《え?》
(今、一番死亡率が高い戦艦だろうな……)
《自己完結……》
(フン……)
「あの……」
「うん?……」
声の聞こえた方向に振り返る。
其処には……
(ホシノ…ルリ……)
「貴方は……行かないのですか?」
「俺はコックだからね」
「そうですか……」
暫く言葉を交わした後……
「フフフ……運が良ければまた会おう……」
「え?」
「それじゃあ、また……」
タッタッタッタッタッ……
走りながらアキトは呟く。
「まだ……きていない様だな……」
「……マシンチャイルドに『感情』は必要だと思うか?」
《え?……》
「人と機械の中間点……」
「機械であっても、人で有っても役に立たない存在……」
「塵なのか……それともダイヤの原石なのか……」
「人が作った今世紀最大の発明……」
「人道的かどうかは知らんが……な」
《…………》
「『商品価値』を潰してやるのも一興かも知れんな……」
「……今のチューリップと二つの戦艦の映像をコミニュケで出せるか?」
先ほどのおちゃらけた雰囲気が一変、辺りに機械的で冷たい声が響き渡る。
《……出せます》
「……今すぐ出すんだ」
《はい》
ピッ
表示された映像に映っていた戦艦は、今にもチューリップに飲み込まれようとしていた。
「ちっ、エステに乗る時間はないか……」
舌を鳴らす。
「マルス、単体でハッキングは出来るな?」
《多少力は落ちますが、問題の無い範囲です》
「……良し、ハッキング対象はナデシコ。ディストーションフィールドを展開させろ」
《多少時間が掛かります》
「……駄目だ。3秒で終わらせろ。展開時間は6分持てば良い」
《解りました》
《…………………………………………………》
《ハッキング完了。あと五秒後にディストーションフィールド展開します》
「良くやった。後はオモイカネ、ホシノルリに気付かれない様に注意しろ」
《はい》
アキトは何処からともなく黄色いスイッチを取り出した。
「……火星のテクノロジー、か……」
そう言いながらスイッチを押した。
カチッ
刹那。
一瞬チューリップの動きが止まり、光が漏れ出す。
数瞬後、辺りに光があふれ、世界が白くなる。
それと同時に耳を劈(つんざ)くような爆音が轟く。
衝撃波がナデシコを襲う。
「くっ、まさかこれほどの物とは……」
吹き飛ばされそうになるのを懸命に堪える。
ナデシコブリッジにて
ムネタケ一味をようやく捕らえ終わった時……
ドォォォォォォォォォォォン…………
「クッ、外で何が起こっているんだ・……?
ミスターと艦長は大丈夫なのか?」
「うおおおおおお!?これはキョアック星人の攻撃なのかあ!!!!!????」
「ちょ、ちょっと!!!アンタたち!!私は少将なのよ!?私を守りなさぁぁぁい!!????」
ミスマルコウイチロウ提督の艦(名前忘れた)にて
……こちらは光と、爆発の衝撃の両方の被害にあっていた。
「クッ、何も見えん!!何が起こっているのだ!?」
「うわあああああああ!?」
「……今がチャンスです!!艦長、逃げますよ!!」
何時の間にかグラサンに耳栓をしているプロス。
「ふえええええええええ!!??」
数分後、光と衝撃は収まり、何事も無かった様に世界はいつもの風景に戻っていた。
「……ナデシコ、クロッカス、パンジーの被害を報告してくれ」
《ナデシコの外的被害はゼロ。クロッカス、パンジーは被害率が80%超。爆心地に居たのにこれだけの被害で済んだのは奇跡的と言えるでしょう》
「上出来だ……内的被害の方は?」
頷きながら応える。
《物が散乱しているって程度です》
「思兼とマシンチャイルドは?」
《大丈夫、気付かれていません》
「そうか……」
《……ところで、マスターが率先して人を助けるなんて、珍しいですね。》
「……失礼な…………」
ぼそっと呟いた。
《え?》
「フン……ただの暇潰しさ……しかし」
呟きながら鏡を取り出し、鏡に映った自分の顔を凝視する。
「この瞳の色は何とかならんのか?自分で言うのもなんだが不気味だぞ。この色は」
《仕方ないですよ。「寄生」された者の目はその色に例外なく、変色するんですから》
「力を抜いたらすぐこの色になるしなぁ……カラーコンタクトでも『貰う』か……」
《――――――え?》
「提督、ナデシコの追撃はどうします?」
士官が尋ねる。
「……こちら側の被害は寛大だ。今追撃すれば返り討ちに会うだけだろう。
……それにユリカも確保したしな。」
そういって愛娘の方に体を向ける。
しかし、そこには誰も居ない。
……せいぜい気を失って伸びているジュンが居るだけだ。
「ユリカ?」
彼女は先の混乱時にこの艦を逃げ出している。
「ユウ〜リイ〜クワアアアアア!!!!!」
提督の悲痛な叫び声(?)が艦内に響き渡った。
「……しかし『ループ』か。厄介な事に巻き込まれなきゃ良いんだが……
それとも、巻き込まれているのか……?どちらにしろ、まだ結論を出す段階ではないな……」
《……何か言いましたか?》
「いや、独り言だ……」
《はあ…………?》
設定資料。
〜設定資料の意味知ってますか?私〜
適当
自分が今出来る最善の事をやれと言う事。
寄生
アキト(黒)の能力其の一。
他の意識を乗っ取る(乗り移る)事が出来る。
北辰だろうが、木だろうが、小鳥だろうが。要は何でも。
超能力
声優ネタ考えていたら何故だか思い付いてしまったネタ。
アキト(黒)の能力其の二。
本来人の持っている「可能性」らしい。
良く使うのが、「物体を手に移動させる」能力。
この能力のおかげでアキトは幾多のピンチ(主に飢餓)を
乗り越えている。
元ネタは公然の秘密。
ミスマルコウイチロウ
髭が立派な人。
以上。
テンカワアキト(第三形態?)
(黄)の意識を乗っ取った(黒)。
経験(記憶など)が(黒)で身体能力(主に料理とか)が(黄)。
(黄)がどうなっているか、今の所不明。
パイロット能力は経験と才能の上に成り立っているので、
殆ど差し支えないらしい。
基本的にヒトに興味を持っておらず、殆どの場合「傍観」している。
お節介を好き好んで焼いているだけである。
自分から率先して行動するとするならば……。
戦闘スタイルが「少ない動作で敵を短時間で無駄なく処理する」
スタイルの為、日本刀より鉛筆を選ぶタイプ。
つまり、彼はエンピツと指があれば、大概の人間を5秒で解体できる。と言う事。
曰く、
『的確な急所を狙え、その上動きが速ければ、
使いにくい武器などは不要。十分に目標を殺害できる』
……彼にとっては使い易さが日本刀<鉛筆なのだ。
故に自己防衛技術――――自分を生かし、他人も生かす――――暗殺術ではない木蓮式柔
/抜刀術を使う事はない。「瞬殺」こそが彼の最大の攻撃であり防御なのだから。
戦場以外なら、自分に危害を加える人間は問答無用で排除する。(今回アキト君に危害を加えたムネタケの部下は運がすこぶる良かった)
たとえ仲間であろうとも。<いや、危害を加える時点で『仲間』ではないか>
戦場ならば自分に敵対しているモノを、まるで「自動的」に狩っていく。
類い希のない「天災」
なんだカンダだっいっても、「宇宙」という概念は好きである。
絶望的にっつーか色々な意味で女心を解らない(解ろうとしない)人物。
介入者
別の宇宙の住人で、他の歴史に『干渉』しようとする人。
『干渉』された『宇宙』の住人は歴史を変えられた事に、余程の事が無い限り気付けない。
有り体に言ってしまえば、
何ともはた迷惑な人種。(理由:好き勝手に歴史を変えてしまうから)
でも、無知は幸福って言うし、それはそれで幸せなのかもしれない。
イネス・フレサンジュ
介入者が一人。……なのだが。今まで散々介入してきたが、すべて失敗に終わっている。
それが「歴史の矯正力」なのか、誰かの「陰謀」なのか不明。
……アキトは薄々気付いているようだが。
367周目において、やっと自分の身体と合流する。
遺跡の干渉を受けていない。(詰り、アキトは彼女のランダムジャンプに関っていない)
因みに、ランダムジャンプに巻き込まれたヒトは、ろくな飛び方をしていないです。
ええ、誰一人とて。
後書き
もしかして初めてですか?幽霊と話せて超能力使えて脇役に吹っ飛ばされた挙げ句、
料理が下手なアキト君が主人公な逆行物は。
……う〜ん、最初はこんな方向性じゃなかったんだけどなあ(笑)
……何に影響受けているか丸分かりですね(爆)
声優ネタ、全部解りましたか?
なんか自分でも何がなんだかわからなってきた<声優ネタ(水爆)
特にアキトの「赤いドレスの〜」解る人、いますか?(原爆)
それでは。
管理人の感想
U-conさんからの投稿です!!
発想の逆転ですね。
別の言い方だと、コロンブスの卵(笑)
中々お目にかかれないアキト君です!!
超能力が使えて、機動戦も強いけど。
一般人にのされて、料理は下手です(爆)
う〜ん、イネスさんの壊れ具合といい・・・グットですね!!
・・・でも、このお話ってシリアス路線でしたよね?
・・・アキトの思考は、シリアスというより荒れ果ててますけど(笑)
それでは、U-conさん投稿有り難う御座いました!!
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