ここは火星・・ユートピアコロニー郊外・・・
誰も目撃者の居ないここで、1つの奇跡が起きていた・・
人類初の人為的なボソンジャンプによる時間移動・・・
そして光の中から現れたのは2人の幼い(?)少女であった・・
Iの謀(はかりごと)3
「ふう、ついたか・・・」
とりあえず周りの風景、イネスおよび自分の身の安全、その他もろもろを確認し、アキトは一息つく。
「むう・・おねえちゃ〜ん!?」
なぜか隣のイネスが不機嫌な様子をして頬を膨らましている。
「お姉ちゃん、今の自分の状況、分ってるの!?」
「?何か見落としていることがあったのか?
・・それはともかく『おねえちゃん』ってのはやめてくれないか?」
「それよ、それ!
今おねえちゃんは女の子なんだからもっと女の子らしくしてよ!
まず言葉使い!!
ぜんっぜんかわいくないよ!!」
「・・・言葉使いくらいどうだっていいだろ?
これからナデシコに乗って未来を変えていくんだからそんなこと関係ないんじゃないか?」
「・・・あのねえ、誰がナデシコに乗るなんていったのよ!!」
「・・・・・・・・・はい?」
全くの予想外の出来事に思わず今までの態度からは考えられないくらい間の抜けた表情をするアキト
・・・ちなみにその表情も容姿の素晴らしさとあいまってかなり萌えるものだったりする(笑)
ウリバタケがこの場に居たなら即座にフィギュアを作り商売をはじめていたことだろう(笑)
それはともかくとしてイネスは話を進める。
「わかってないみたいだねえ・・・それではせつめいしましょう!!
さっきも言ったけどおねえちゃんは女の子、つまり子供なのよ?
いきなり見ず知らずの女の子が戦艦にきて
『ナデシコに乗せてくれ』って言って乗せてもらえると思う?
大体ナデシコはネルガルによって秘密裏に作られたからまず一般人は知らないわよ。
そこになぜかその秘密を知っている子供が一人・・・
尋問されて結局ナデシコには乗れず、歴史は変わらない・・・
ま、せいぜいこんなところが落ちだよ」
「・・・じゃあどうするんだよ、早くしないとナデシコが出ちゃうんじゃないのか?」
「その心配は無いよ。
ナデシコ出航まで後十年くらいはあるから。」
「・・・・・・・・・はい?」
またもや放心するアキト、その隣でイネスはまたもや説明に入る(汗)
「・・・今の私たちの肉体年齢は大体6歳、
しかもおねえちゃんはその体に慣れてないから何も無いところで転べるという萌える体質になっているのよ。
こんなのじゃあまともに戦えないでしょ?
それに大筋が前の出来事のまま所々でちょっかいを出して未来を変えていこうとしてもうまくいかない場合もあると思うの。
例えばサツキミドリの場合、相手の数が多くてコロニー全体に広がっていたから、
ナデシコ一隻で頑張っても一部を守ってる間に他の大部分が攻撃されて結局サツキミドリは落ちるでしょうね。
だからいっそのこともとの時代と見分けが付かなくなるくらいに思いっきり干渉しようと思うの。」
「・・・なるほど・・・
それもいいかもしれないな・・・
ユリカやルリちゃんたちとは後でいつでも会えるわけだし、
なによりこのままの姿じゃあ合わす顔が無いしな(泣)」
「じゃあ納得したところで孤児院にでも行こうよ!
6歳児の二人組みじゃあどうしようもないしね!
・・それとしばらくは言葉使いをみっちりとしどーしてあげるっ(はぁと)」
そして2人は町に向かっていったのだった、
新しい未来のために・・・・
おまけ
まだうまく歩けないアキトの手を引きながらイネスは思っていた。
(作戦第2段階終了っと・・・<ちなみに第1段階はアキトを過去に連れ出すことである>
このまま孤児院に行けばそこにはアキト君(8歳)が居るはず!!!
ふふふ・・・これから十年かけてじっくりと行けばアキト君は2人とも私のと・り・こ(はぁと)
さあいくわよ私!!!
新しい未来のために!!!)
イネス流光源氏計画を発動させるイネス女史!!(イネス嬢、の方がいいか?)
果たして2人のアキトはどうなってしまうのか!!
次回に続く・・
あとがき
ぐはァ!!説明ばっか!
まあイネスさんは嬉しそうだが(汗)
さて次回はついにこっちのアキトと遭遇!
『出てきた二人目!』
をお楽しみに〜
U悠G適さんからの投稿です!!
なんか、他の目的を忘れかけてますね、イネスさん(汗)
ま、まあこの人らしいと言えば、それだけなんですけどね(苦笑)
それにしても光源氏計画って・・・普通逆だろ(笑)
アキトも災難だよな〜
ではU悠G適さん、投稿有り難う御座いました!!
次の投稿を楽しみに待ってますね!!
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