The answer
天使編第10話
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早速だが、我らの艦、エルシオールは、敵の襲撃を受けていた。そんな事はよくある。
が、今回は少し数が多いようで・・・。
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ヴヴーン!ヴヴーン!
いつものように敵が近づいて、警報が鳴った。
「敵は!」
レスターの反応も、いつもどおりだ。
「ジゼル級ミサイル艦15隻!ミサイル第一波、きます!」
程なく、艦を衝撃が襲う。
「どうやら、あちらさんは遠距離戦で仕留めてくるみたいだねえ。」
「のんきに言える状態か、タクト!
損害は!」
・・・怒られちった。
「後部ハッチにミサイル貫通!ラッキースター、カンフーファイター以外は出られません!」
「何だと!?」
「あらまあ・・・。
とにかく、2機は出撃、後、ハッチをできるだけ早く直すように伝えて。」
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とまあ、こんなわけで、こちらに対する敵の割合が多い。
まして、今回は遠距離砲撃のミサイル艦。紋章機を無視して、エルシオールばかりを狙うので、必然的に防戦となる。
「これは・・・きついかな?」
「ミサイル、第二波、来ます!」
「かわせっ!」
レスターの怒鳴り声。
「無理です!間に合いません!」
そして、ミサイル着弾の衝撃が――――――
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・・・来なかった。
ちなみに、エルシオールは、動力源の違いから、ディストーションフィールドはまだ張れない。
おまけに、シールドもない。
「・・・ミサイルは?」
レスターの疑問は、ブリッジ全員の気持ちを代弁していた。
「艦長!レーダーに、新たな反応が!」
オペレーターが叫ぶが、俺にはそれが何かわかっていた。
艦長席から、直接回線を繋ぐ。
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「遅いぞ、キリュウ!」
「貴様が我を置いていくからだ!」
錫杖を持った赤い機体、夜天光零は、弾丸のごとき速さで、エルシオールの前方に飛び出していった。
目標は、敵艦。
「我の刀のサビにしてくれる!ダブルハーケン!!」
「刀はどうしたっ!」
錫杖の下から鎌の刃が飛び出し、敵艦を次々と切り裂いて沈めていく。
俺のツッコミは無論無視だ。
「うわあ〜、ロボットだ〜!」
「な、何あれ!あんなの反則じゃないの!?」
素直に感動するミルフィーと、驚くランファ。
この世界に、ロボットはないから・・・あ、×××があったような。
「木連式柔!スペースサンダー!」
「絶対ないっ!」
両腕から電撃を発射して、ズガガガガガンと沈めていく。某UFOと出し方が違うのはご愛嬌?だ。
「ファンネル!」
「・・・他にネタがないんかい。」
余った奴は、フライヤーを飛ばして片付けてくれた。
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「と、いうわけで。」
俺は、ブリッジクルーやエンジェル隊の視線を浴びながら、新しいメンバーの紹介をする。
「俺の友人で、榊キリュウだ。」
「我が名は榊キリュウ。宜しく頼む。」
反応はさまざまだが、女性陣、特にランファがそろって様子がおかしいのは、やっぱり顔か?顔なのか!?
・・・男は、顔だけじゃねえやい(涙)
「司令官殿、質問していいかい?」
俺の心中知らず、フォルテが挙手する。
「何だい?」
「そいつ、あんたと同類かい?」
何ですと?
「えっと・・・フォルテ?どういう意味?」
「そいつ、いきなり瞬間移動して出てきたじゃないか。司令官殿も謎が多いし、何か関係あるんじゃないのかい?」
・・・むう、いいところをつくな・・・。
ということで、俺はキリュウと一瞬アイコンタクトをし、キリュウの肩に触れる。
「キリュウ!跳べ!」
「応!」
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「あれ?タクトさんとキリュウさん、消えちゃいましたね?」
「あ〜ん、どこ行ったの〜!」
「・・・どうやら、別の場所に逃げたようです。」
「解るかい、ミント。テレパスで。」
「・・・食堂付近ですわ。」
再び鬼ごっこを始めた友人と部下を見て、
「あいつら・・・。」
頭を抱えたレスターでした。
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結局、5分で捕まった。
「・・・いつも、何で追いかけてくるの?」
「暇つぶし。悪いかい?」
「・・・いいえ(涙)」
襲われないだけマシです、とは言わないことにした。
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紀柳(漢字決定)がエルシオールに来て1週間。周りからのウケもいいようだ。
それはともかく、やっとトレーニング相手ができたタクトは、以前の艦のように2人で組み手をしていた。
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「ふっ!」
タクトが前方に跳躍しつつ、コサックダンスをするように連続のとび蹴りを放つが、紀柳はゆるりと数歩後ろに下がってかわす。
そのままタクトは蹴り、殴り、蹴り、殴りと、振動した空気が耳朶を打つほどの速さで攻撃を繰り返すが、
紀柳も両腕で、目の前の虫を払うかのごとくいなしていく。
そしてタクトに隙を見出したとき、
「ふんっ!」
紀柳は思いっきり回し蹴りを繰り出す。
それに対して、タクトは足を掴み、すばやくきりもみ状態に回転させて投げ飛ばす。
投げられた紀柳も、空中で体勢を立て直し、ふわりと着地・・・せず、両手を地面についてからブレイクダンスに入る。
「うおっとお!」
タクトは意外な攻撃に驚きつつも、空中6回転半ひねりで思いっきり飛び越えて、再び距離をとる。
それから、タクトは大げさに両手を回して構えなおし、手のひらを上に向けてクイックイッと指を曲げる。
「ふう・・・今日はこれで終わりにしようぜ。」
「では最後のポーズはなんだ?」
「・・・某仮想現実の真似。」
「それでそのような格好なのか・・・。」
紀柳は着流しだったが、タクトは上下を黒で揃えたスーツに、黒いサングラス。
「作者的には、走ってくる車を斬艦刀で斬り捨てて、横転する車の腹を銃で撃ちまくるシーンをやりたいらしいぞ。」
「この艦に車があるか」
やっぱり、タクトは紀柳のツッコミを無視。
「それに、この格好、黒の皇子を思いださねえ?」
「・・・何だそれは?」
が、紀柳には反応は無かった。
「おい、確かお前って、地球と木連が休戦した後の未来から跳んだんだよな?」
「うむ。休戦の1年後からだ。」
「・・・1年後から?」
「応。」
そりゃ夜天光を持ってても、黒の皇子を知らんわけだ。
「何だ、そうだったのか・・・。
俺、着替えてからブリッジに戻るけど、お前はどうする?」
「汗を流してくる。」
途中まで道のりが同じである為、2人は揃ってトレーニングルームを出た。
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途中で、2人は分かれた。
紀柳はシャワールームへ、タクトは司令官室へ。
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そのとき、歴史は動いた。
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「キャアアアアアッ!!」
「な、何だ!?」
突如響き渡った、叫び声。
「あの声、確か・・・ランファ?」
タクトは、悲鳴のしたシャワールームの方へ、急いで走っていった。
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>紀柳
我がシャワールームへ参ろうとしたとき、
「キャアアアアアアアッ!!」
蘭花の悲鳴が聞こえた。
急いで駆け寄っている途中で、走ってきた蘭花と鉢合わせした。
「あっ・・・。」
蘭花はしばらく口を金魚の如くパクパクとさせていたが、すぐに正気を取り戻したかと思うと、
我の襟元をガシッと掴み、
「この・・・覗き魔ぁぁぁぁぁぁっ!!」
我に殴りかかってきた。かわしたが。
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「ランファ、どうした!?」
「ランファさん?」
蘭花の叫びを聞きつけて、我たちの周りにエンジェル隊が集まってきた。
「あっ、聞いてよみんな!
こいつが、あたしのシャワーを覗いたのよ!」
「へえ・・・。」
「人は見かけによらないものですのね。」
「榊さんって、そんな人だったんですか・・・。」
フォルテ、ミント、ミルフィーユの3人の軽蔑の視線に、我は断固否定する。
「誤解だ!我にする理由は無い!」
確かに体つきはよいとはいえ、そこまでするほど我は飢えてはおらんわ!
・・・連れ合いはおらんがな。
「ふっ、理由ならあるわ。」
「ほう・・・。言ってみよ。」
自信満々に言う蘭花に、我は尋ねる。
蘭花は胸をそらせ、
「理由は・・・紀柳がおっさん臭い事よ!」
「なっ・・・!」
何という下らん理由だ!
確かに我はほんの少しばかり年寄り気味かもしれんが、そんな事で犯人になってたまるか!
「あっはっはっは!」
こらフォルテ!笑いすぎだ!
「ぷっ・・・ランファさん、それは理由じゃありませんわ・・・ぷぷっ。」
そこ、フォローになっておらんぞ。
「おっさん臭いって、どんな人なんでしょうか?」
「・・・やはり、風呂あがりに腰に手を当てて、ビールか牛乳でプハーッ、とする人かと・・・。」
「ええい!」
周りの雑音を無理矢理振り払う。
「こうなれば、我の無実は我自身が証明してやるわ!」
と声高々に叫んだところで、誰も賛同者にはなってはくれぬ。
せちがらい世の中よ・・・。
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ちなみに、タクトは。
「・・・ここは、どこだ?」
道に迷っていた。
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後で聞くと、そのとき蘭花は確かに我の姿を認めたらしい。
つまり、我の姿を使って犯行に及んだ輩がおるというわけだ。
その犯行、宣戦布告と判断する!当方に反撃の用意あり!
我の刀の錆びにしてくれる!!
・・・うろ覚えのネタを余り使うものではないな(By作者)。
後ろからは、蘭花がこそこそと後をつけておるわ。その程度の尾行、見破られんと思うてか。
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さて、情報収集の基本は人がよく来るところにあり。
まずは、この艦に1つしかない宇宙コンビニだ。丁度暇そうにしておる店員がおるわ。
「少し物を訊ねたい。
我の姿をした者は、今日この店に来たか?」
「榊さんは、今日は今が初めてのご来店ですが・・・。」
「うむ、ならばよいのだ。邪魔をしたな。」
ついでに玉露とようかんを買い、店を出ようとしたとき、我はあるものを見つけた。
「・・・む!小銭か・・・。」
周りからの視線が無いときを見計らい(蘭花は無視)、すばやくかがんで掴もうとしたそのとき、
「待ちなさい!」
ズドドドドと蘭花が突進、低空にいる虫を狩るツバメの如く超高速で小銭を拾っていった。
「これは、昨日私が落としていったやつなの!」
と、今どき小学生でも言わないような事を言って財布にしまっていった。
「ああーっ!!」
「ええい!やかましいのう!どうした!」
「あたしの大切なお守り、どこかに落とした〜!」
「・・・お守り?」
我が訊ねると、蘭花は、いつもは見せない落ち込んだ表情をした。
「あたしが軍に行くときに、家族から貰ったやつなの・・・。」
ふむ、独り身の我ながら、家族のこととなれば放っておけぬな。
「解った。」
「え?」
「犯人探しのついでになるが、探してやろう。」
「・・・ありがと。」
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まず、蘭花のいつも行くところである、修練室へ行ってみたが、何も無かった。
「他のあては?」
「ミルフィーの部屋か、私の部屋ね・・・。」
「あれ?どうしたんですか?」
その時、ミルフィーユの声が後ろからする。
振り向くと、タクトマイヤーズとミルフィーユが、何故か腕を組んで立っていた。
「よう、紀柳。珍しいツーショットだな。」
「こやつの遺失物とやらを探しておるだけだ。
お主こそ、腕を組んで、いつの間にそんな仲になった?」
「違いますよ〜。今から広場へ、ピクニックに行くんです〜。」
「けど、前のスプリンクラー騒ぎで、まだあの広場って整備中よ?」
「え〜っ!がっかり・・・。」
ミルフィーユは心から落胆した様子で、うなだれる。
「仕方ないよ、ミルフィー。」
「そうそう、ミルフィー。あんたの部屋に、私のお守り落ちてなかった?」
「ううん、昨日大掃除したけど、変わったものは見なかったよ?」
「そっか・・・ありがと。」
と、今度は質問の対象が我に変わる。
「あれ?榊さん、犯人は見つかったんですか?」
「犯人?
・・・ああ、ミルフィーのさっき言ってたことか。」
先程にはいなかったタクトマイヤーズは、ミルフィーユから事情を聞いたらしい。
「今捜索中だ。これにて失礼。」
「ああ、こっちも何かわかったら知らせるよ。」
我等とタクトマイヤーズ達は、再び別れる。去り際に、
「ミ、ミルフィー?腕、離してくれない?歩きにくいから・・・。」
「・・・解りました・・・。」
「って、ちょっ!何でくっつくの!?む、胸が・・・。」
仲良き事で。
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「残るは・・・ここだな。」
我等は、蘭花の部屋のドアの前にたどり着いた。
「では、入るぞ。」
「こら!勝手に女性の部屋に入るな!」
「・・・どうしろと?」
「私が、どうぞって言ってから入るとか、いろいろあるでしょ!」
「・・・すまぬ。」
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蘭花の部屋は、俗にいう乙女趣味のグッズや辺境民族(昔で言う中国系)の品、
後は蘭花の趣味である占い用の道具がよく目立った。
「さて、探すわよ。」
「・・・ああ。」
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十分後・・・。
「う〜ん・・・無いなあ・・・。」
「・・・これは?」
「どれ?」
我が蘭花に差し出したのは、小銭よりは一回り大きい、小槌のような物。
「あっ!これよ、これ!」
「ベッドの下に、転がっておったわ。」
「ありがと、紀柳!
これ、本当に大事な物なのよ・・・。」
「・・・ふむ?」
今の様子を昔の我が見ていたら笑っていただろう。
女1人の昔話を、じっと聞いていることに。
「私の住んでた星、めちゃくちゃ貧乏でね。その上、ほとんどの家は大家族。
私のところも、例外じゃなかった。
あたしのとこは、兄弟がたくさんいてね、いつもケンカばっかりだけど、本当はみんな、すっごく仲がいいの。」
「・・・・・・。」
我の家とは、ひどく違うな・・・。
我の昔と言えば、日常がDead Or Aliveであったからな。
「それで、私一人に学校へ行かせてくれて、おかげで軍へ行けるようになったの。
軍だったら、士官学校時代から給料がもらえて、仕送りができるから。
その行くときに、兄弟みんながこれを作ってくれたの。
ほら、ここ、ちょっと欠けてるでしょ?」
我は・・・本心は・・・そのような生活をひどく羨んだ。
六連や暗部の者どもの、家族の話を聞くたびに、やはり我とは違うのだと、深く思い知らされたものだ・・・。
姿かたちが変わったとはいえ、血に染まりきった我に、戦いしか知らぬ我に、
その生活を手に入れることは、許されるのか・・・?
「あたしの仕送りで、故郷の家族がみんな学校にも行けて、ご飯もいっぱい食べられるの。
だから、あたし・・・どうしたの?」
「いや、何でもない。」
ふと、蘭花が我の顔の前に身を乗り出してきた。
不意をつかれた我は、固まるだけだ。
「何でもないようには見えないわよ?
何か、すごく悲しそうな目をしてたわよ、あんた。」
「・・・そうか。気にするな。
よかったな、お守りとやらが見つかって。」
と、蘭花の頭の上に手を置く。
「う、うん・・・。」
「今度はなくすなよ。」
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「・・・どうした?風邪か?」
「ち、違うわよ・・・。あんたに見とれ・・・
ああん!何でもない!」
「・・・そうか。」
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「さすがは黒き月だ!古代の遺産を簡単に再現するとは!すばらしい!」
所変わって、現在エルシオールへ進撃中の、エオニア軍の精鋭ヘルハウンズ隊。
今のはそのリーダー、カミュ・O・ラフロイグである。見た目も性格もキザな、バラを持った青年である。
「うおおおおおっ!!これがモビルスーツというものかああああっ!!」
このやかましい男は、ギネス・スタウト。一言でいうと、熱血マッチョバカである。
「3人だけズルいっすよ〜。こっちはただの戦闘機なのに〜。」
ヘルハウンズ隊最年少にして唯一メカニック出身の、ベルモット・マティン。ぐるぐるめがねの少年である。
「この私に専用機がないとは!どういうつもりだ!」
リゼルヴァ・キアンティ。パープルの髪をした、自称名門貴族の男だ。
「・・・作者の知識不足だ。」
ボソッと呟いた、顔と胸に縦一文字の傷が入った赤毛の男、レッド・アイ。
「けど、オイラもリゼルヴァの兄貴のも、最新型のシルス級大型戦闘機だからいいじゃん。
少なくとも、犬のロボットに乗ったレッドアイの兄貴より。」
「・・・・・・狼だ。」
ベルモットのセリフを、レッドアイがボソッと否定する。
ちなみに、犬型のロボが宇宙でどうやって動くのかについては、姿勢制御用バーニアをうまく使っているという事にして下さい。
「さて、もうすぐ到着だ。エンジェル達に、会いに行こうじゃないか。」
「うおおおおおおおっ!腕がなるぜっ!」
「エンジェルどもを、この手で叩き潰してくれる!」
「新型の性能、試してみようか!」
「・・・行くぞ。」
天使の翼を抉り取らんと、地獄の番犬が爪を研ぎ、牙を剥いた。
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変更コメント
やっぱりゲームと変わらなくなっちゃいました。すみませぬ。
・・・こんなの(元)北辰じゃねえ!と言う人、怒っても結構ですが、ウイルスは送らないで下さい。
しゃべり方も少しずつおかしくなってますが、体とともに今風のしゃべり方を身につけたということで勘弁を・・・。