玄武戦記 〜玄武南国〜
PiPiPiPi♪ PiPiPiPi♪ PiPi…
ピッ
「何用だ?」
『北辰さん、ブリッジへ報告に……』
通信士の声が段々と消えて行った。
「…んみゅう〜ふに? あ、パパ、おはよう♪」
「うむ、おはよう」
『…………』
「で、何用だ?」
『どえぇぇぇーーーーーーー!!!』
「みゅう……耳痛い…」
確かに痛いな、バッホロ。
メグミの悲鳴と共に大きくなった通信画面に次々とブリッジ要員が映し出される。
『なに、なに、どうしたの、メグちゃん?』
『何事ですかな、メグミさん?』
『あれ、あれ、あれ…』
メグミが我を指差す。
『………ん!?』×ブリッジ全員−メグミ
「パパ、この人達、何してるのかなぁ?」
『パパ!?』×ブリッジ全員
『ドテン!!…北辰が…北辰が……』
『きゃあーー!!アキト、大丈夫?大丈夫?ねぇ、ねぇってば!!』
『艦長、動かさないで下さい。アキトさん!アキトさん!…白目を剥いてますね。…脈拍は…異常なし…呼吸…』
『グラリ!…パパ…パパ……』
『きゃ!ルリルリ?わ!あ!…ねぇ、メグちゃん、ルリルリもダメみたいなんだけど…』
『プロス、副長は二人を医務室に運びなさい。私はドクターに連絡するわ。大至急よ!』
・
・
・
「騒々しい戦艦だねぇ♪」
「うむ、これがナデシコだ」
しばらくして、ブリッジに主要クルーが集まった。艦長、ベニテン、ミスター、ミナト、エリナ、メグミだ。
戦神と妖精は急に倒れたとの事で医務室だ。朝飯を抜いての貧血か? 子供はちゃんと食べねばダメだぞ。
…誰か忘れている気がするが…
「では、こちらがバッホロさんという訳ですかな?」
「うん!私がバッホロ・シュミネだよ♪」
ミスターの質問にバッホロが勢い良く手を上げて答えている。
そう言えば、バッホロの容姿について触れた事はなかったな。
一言で言えば、インド人少女だ。
「それは、はしょりすぎだと思うな〜」
ミナトか……ん?何故我の内心が分かったんだ?
「北辰さん、口に出してましたよ」
今度はメグミか…
「口に出していたか?」
「「ええ、しっかり」」
「だが、他に言いようもあるまい」
我の直感が奴はインド人だと言っているのだからな。
「あのね〜肌が黒くて、髪も瞳も黒くて、おでこに点があったら、皆、インド人だと思っているでしょう?」
違うのか、ミナト? たとえ宇宙人であっても肌、髪、瞳が黒ければ、
カレー好きのインド人というのは常識ではないのか?
某人型機動ロボが題名の話でもそうだぞ。
「そうよ、だいたい服装が怪しいでしょう?
フード付きのスウェットにフレアスカートなんて北辰さんが用意したんじゃないでしょう?」
「いや、確かに防寒服の下に元々着込んでいたと思うが、怪しいとはどういう事だ?」
ミナトの言葉は腑に落ちぬな。別に10歳位の少女らしい活動的な服装だと思うのだが…
「腕を見て。二の腕の所。ヒモみたいなモノを巻いてるでしょう?」
確かに。
「あれは、ムエタイ戦士の証ね。私は、きっとタイ人だと思うな!」
……ミナト? ムエタイするのは、皆、タイ人か? それは違くはないか。
それ以前にムエタイ戦士の証とは何だ? お前も意外に分からん奴だな……木連情報において、
最後の良心というのも疑問に思えてきたぞ。大丈夫だろうな?
「私はパパとここにいる!!」
「何言ってるのよ、そんな事出来る訳ないでしょ!キーー!!」
何だ? バッホロとベニテンの大声が急に響いたが……どういう話になったんだ、向こうは。
「私はパパと一緒だもん♪」
「あんたは、軍に引き渡すのよ。これは作戦なのよ。現場でどうこう出来る話じゃないのよ、フン!」
「フンだ!軍が私を引取る訳ないよ。命令書には私を誰に引渡すかなんて書いてないでしょう!!」
「あら、何を言ってるのよ、ばか……」
ベニテンが急に黙りこくった。
「オモイカネ、ベニテンの命令書を出せ」
ピッ
『了解。これがベニテンの命令書だよ』
「ちょっとおーー!ベニテンって誰よぉおーー!!」
我の言葉にベニテン命令書が映し出される。
・
・
・
「何ですか、この最後の一行は?」
「ええ、救出後、そのまま保管ってなってるわよね?」
「ねぇ♪言った通りでしょう♪」
艦長、エリナ、バッホロの順にコメントが出た。
「でも、保管ってどういう事かしら?」
艦長が不思議そうに首を捻っている。
まったくだ。確かに、救出後保管となっているが……こやつは一応人だろうに…監禁ならわかるが…
「あ、それね、私実験体で戸籍とかないからだよ♪」
む…
「ホラ、私はクリムゾンの実験体だから、世間がそういう事に喧しくなって静まるまで隠しておこうとしたんだけど、
そこに木星蜥蜴は来たんだよ。そのまま、無かった事にしようという人もいたけど、使う時があるかもって、
貧乏人根性出した重役の誰かが軍を動かしたらしいよ」
ポン! 納得だ。
だが、その杜撰さを聞く限り、爺ではなく下が勝手に動いたのだろう。
「そんな事って……」
ん、我には単純明快な論理だが、艦長は受け入れられないようだな。
他のクルーもか。甘い事だな。
「だから、この戦争終わるまでは、厄介払いで私の事には触れないと思うなぁ♪
ねぇ、パパもそう思うでしょう?」
バッホロの言葉に我は大きく肯いた。
「わかりました!!」
ぬぉ!いきなり叫ぶな、艦長。
「バッホロさん、貴方は責任持ってナデシコで保護します。
プロスさん、彼女の戸籍や親権などの確保を至急お願いします」
「はいはい、お任せ下さい」
「ちょ、ちょっと、待ちなさい!艦長、プロス…」
「エリナさん。クリムゾンの邪魔をする事はネルガルの為にもなります。又、軍の命令を解釈しての行動とすれば、
何の問題も発生しないと思いますが?」
おお、天才艦長の顔になったか。
「……まぁね……でも、万が一にね、彼女が敵の工作員だとしたらどうするの?」
流石はこちらも会長秘書という事か。だが、一歩甘いな。
「まぁまぁ、エリナさん。幸いこちらのバッホロさんは北辰さんに懐いていますから彼の養子となりますし、
そうなると常に北辰さんの目がある中では例えそうであっても何もできませんよ」
うむ、その通りだ、ミスター。
が!何故に我の養子になっている!!
ふ〜〜後日何てさな子に言えばいいんだ……北斗よ、浮気をしてる訳ではないからな。
「御免」
バッホロをドクターに紹介しようと医務室に入った時、戦神と妖精は回復しドクターとお茶をしていた。
「あら、久しぶりね」
「うむ、バッホロ、挨拶をしなさい」
「はい!私はバッホロ・シュミネ、よろしくね♪ あ、私もお茶飲みたいなぁ、お茶菓子持ってるから一緒にいい?」
バッホロは戦神と妖精に話し掛けている。
ナイスだ!バッホロ!我と戦神との友好度アップを図ってくれるとは…
「ドクター、それでバッホロの話は聞いていないな」
「貴方の子供という事以外はね」
「では、話しておこうか…」
我はバッホロの身の上について話し始めた。
ブリッジで話されていたクリムゾンや軍との関わりについて話す。
「ね♪ おいしいでしょう?」
「あ、美味しいです」
「これは……つまみかな? 魚肉を使ってるね」
「うん、多分ね♪」
我らが真面目な話をしている後ろでは、戦神と妖精とバッホロがスナック菓子のような物を食べ話している。
ナイスすぎるぞ!北斗と自分の為にも妖精に負けるなよ!!
我は最後に念の為、実験体として体に不具合がでないかどうかのモニター依頼をした。
「ねぇ、パパも先生もどう?」
話し終えるのを待っていたかのようにバッホロがつまみらしき物を差し出してきた。
「うむ、頂こう」
パク
「ありがとう、私の事は、先生じゃなくてイネスって呼んでね」
「うん、イネスさんもどうぞ」
なかなかいけるな。やや薄味の魚のつまみか。
パクパクパク
「あら、けっこういけるわね」
ドクターも同意見のようだな。
まぁ、我は木星育ちでドクターは火星育ちだ。互いにマズイ食材に苦労した身でもあるからな。
「さて、それではバッホロに艦内を案内せねばならぬので、この辺で失礼する」
「あ、ちょっと…」
ゴクン
「……うん、いいよ、行こぉ♪」
「もっとゆっくりしていけば良いのに。ところで、バッホロちゃん、このお菓子の名前は何ていうの?」
「う〜〜ん、確か……カル○ン!!」
ピタッ
医務室から出て行こうとする我の後ろで戦神と妖精の動きが止まった。
どうしたんだ?
「「カル○ン?」」
「うん!それでね、袋に大きな猫さんがかいてあったよ♪ じゃあ、またね♪」
「「(ドライキャットフード!?!?!?)」」
ん?何やら戦神と妖精は目を白黒させているが……アレルギーでもあったのか?
まぁ、幸いここは医務室だ。何とかなるだろう。
そして、我はバッホロを伴い医務室を出た。
そ〜いや、ここにヤマダもいたか……まぁよい。
青い海!白い砂浜!!そして、灼熱の太陽!!!
ああ、木星では考えられぬ大自然よ、
汝に感謝と祈りを込めて叫ぼうぞ!!
ラ ブ アンド ピース
L O V E & P E A C E !!
ちっ、錯乱してしまったようだな。
どうも暑いのは苦手だ。木星ドームは寒いくらいが多いからな…
まぁ、そんな事はさておき、
我らは、今、テニシアン島にて小型の次元跳躍門の調査をしている、
ビーチパラソルの下、ミスターと将棋を指しながら…
フハハハハ、きっと誰もが我が叫びたい気持ちを分かってくれるだろう…暑くて正常な思考が働かん。
バッホロはミナトと一緒だ……ウリバタケと何やら話しているな。
「北辰さん、貴方の番ですよ」
「ミスター、ちょっと待ってくれ」
「待ったはなしですよ」
「いや、違う。バッホロがな…」
「おや、娘さんが気になるのですかな?
たしか本当の娘さんと離れて単身赴任したのもアレ位の時だそうで…」
ミスターと二人で少し離れた所の話し声に耳を傾ける。
「ウリバタケさん、これはどう言う事かしら?」
「俺は、バッホロが水着がないって言うから、わざわざ用意しただけだぜ」
「でも、これ地味だよね?」
確かに紺色一色というのは地味だな。
「そんな事はないぞ!男ならいや、漢ならその水着に釘付けになるはずだ!!」
「そうかなぁ? それに水着に名前をいれなくてもいいのにぃ…」
うむ、お腹のあたりに白い当て布で『ばっほろ』と入れてあるな。
迷子対策か? この島で迷う奴もいるまいに…
「フッ、持ち物に名前を入れるのは小学生の常識だぞ」
まぁ、確かに、そうではあるな。
我も毎年、制服や体操服に『北斗』と刺繍してあげたものだ。
そう言えば、イスが硬いと言っていたから、クッションをパッチワークで作ったりもしたな。
今となっては懐かしいものだ…
「そうじゃないでしょうがぁ!!」
ミナトよ、何を怒り狂っているのだ。たかが紺色の水着くらいで。別にこの年だ、ワンピースでも構うまい。
「スクール水着に偉そうな講釈をつけるなぁー!!」
「……いいじゃねぇか、別によ〜」
「フフフフフフ……反省の色はないようね…」
ちゃりらり♪
ミナトがヒモのような物を取出し、両二の腕と額に巻き始める…額のは後頭部に尻尾が……
この赤道直下の南の島に何やら音楽が響き出した気がした…
…ミスターは目と耳を塞ぎ何も起こっていないと主張している。
ちゃりらり〜♪
ミナトが何やら両膝を地につけ、両拳を合わせ祈るようにお辞儀をくりかえす…
ちゃりらりら〜〜♪
ミナトが何やらやや中腰で、腕をい〜と〜まきまき、い〜と〜まきまきというように体の前で廻している…
ちゃりら〜♪
ミナトが立った姿勢で、両拳を合わせ上下動させながら、膝を交互に胸元にあげている…
・
・
・
……この音楽!この踊り!
紛れもなく伝説のムエタイ闘いの儀式!!
そして、ミナトは華麗に舞った!
「スラッシュキーック!」
ゲシィ!
「ハリケェーンアッパァー!!」
ドゴォーン!!
「ドォラァゴォーンキィーック!!!」
ドグワァァーーーンン!!!
「あ、わたしも!!ちゅうねんせ〜びしふんさいきっく!」
ゲシャ!! 「俺は若いーー」
ミナトのダッシュキック、アッパーカット、真空飛び膝蹴りの三連コンボがウリバタケに決まった。
バッホロのおまけもついたな。
ミナト……パーカーを羽織っているとはいえビキニ姿での足技、……イイモノを見せて貰った。
拝んでおこうか。パンパン。
「ふっ、少女の敵は私の敵よ!!」
「敵よ♪」
「さぁ、バッホロちゃん、私が用意した水着に着替えよう!」
「うん♪」
「ミスター、行って来る」
「お一人で大丈夫……ですな」
「うむ、任せろ」
「……一人一骨折ですからね」
「……またか」
「はい」
砂浜の奥に広がる森に不穏な空気が立ち込めるのを感じた我は、ミスターに断ってから出かけた。
暑いからと手抜きは出来ぬか…手っ取り早く殺ろうと思ったのだが…
・
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三流以下だな。
クリムゾングループのシークレットサービス。孫娘の護衛がこの程度とは…
話しにならん!!
既に18人は倒したが、暗器を使わせる者すら一人もいない……残るは三人か…
少しは遊んでやるか。
我は姿を見せてやった。
ハイビスカス柄のアロハシャツに、短パン。そして、ビーチサンダル、更には笑顔の仮面だ。ついでに編み笠も。
さぁ、これでいかに動く?
・
・
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ぬぬぬ? 逃げた、一目散に逃げた……隠そうともしてない気配が二つ凄いスピードで逃げて行く。
いや、もう気配というより、森の中を駆け抜ける音が丸聞こえなんだが……
クハァ〜〜〜〜
溜息も出ようというものだ。
ここまであからさまに逃げられると追う気にもなれん。
仕方がない、残り一つで我慢するか…
「いい加減出て来たら、どうだ? うざいぞ」
「そう言わないで欲しいね〜俺もアンタの戦い方に興味を持ってね、一対一になるのを待っていたんだが…」
そう言いつつ苦笑しながら、サングラスをかけた男が出て来た。
ほ〜〜こいつは…
「まさか、ネルガルの第一隊長サンだとは思わなかったよ」
「ほ〜う、我を知っているのか?」
「当り前だろう。アンタを知らなければ、この業界モグリだよ。その証拠に残った二人なんか恥も外聞も捨てて
逃げ出したろ? アンタのここ10年の噂は聞いてるからね」
「影が有名になるとは不本意だがな」
会話をしている間は間合いの二歩外か。
それにあの時より随分氣が軽いな、一流半という所だな。
「ところで、趣旨変えしたのかい? アンタの相手をして生き残った奴の話なんてついぞ聞いた事がないんだが…」
「よく喋る男だ」
「いや、自分の未来に凄く興味があってね。死ぬと生きるじゃ大違いだからな」
「我は、今、ナデシコクルーだ。制約がある…」
「安心したぜ。…なら、行かせて貰う!!」
シュシュシュッ
飛込みざまの牽制三連ジャブか。
スサッ!
そして、前蹴り…すると、次は裏拳か…
シュッ!!
やはりな。その裏拳の回転に合わせ、我は奴の体に飛込み、膝を背中にぶつける。
ドゴッ!
軽いな、自分から前に飛んだか……だが、戦神が鍛える前ではこんなものか。
「おっと、やるね、アンタ…」
「フッ、さっさとかかって来い」
「…では、お言葉に甘えて……ハァーー!!」
ダダダダダ…
タックルか?いや、体勢が高い、突進からの連撃だな…
ギュン!!
む!
ダン!!
……よもや回転浴びせ蹴りとはな。意表は突かれたが、それまでだな。
着地した奴の左鎖骨に膝を乗せ、そのまま力を入れ……
「パパ〜〜〜ァ♪」
グシャァッ!!
あ……(汗汗汗)
「あ!やっと見つけたぁ♪」
え、え〜と……こうなってしまっては……えい!消えろ!!
ゲシィ!! ズサァァァァーーーー!!!
「ハァハァハァ…バッホロ、何の用だ?」
「うん、もうお昼だって。バーベキュー始まるから呼びに来たんだよ」
「そうか分かった。すぐ行くから、先に行っててくれ」
「うん、早く来てね♪ 早く来ないとみんな食べちゃうからねぇ♪」
白のワンピース水着のバッホロは砂浜の方に走って行った
・
・
・
さて、どうすればよいか(悩)
まず、現状確認だな。ヤブの中に蹴り込んだ男の体は……うむ、これは……
「…ブツブツ……歴史が変ってしまった……ブツブツ…」
「どうしたのですかな、北辰さんは?」
「う〜ん、パパ、森から帰ってきたら、ずっとこの調子なんだよぉ」
バーベキューは確かに旨いが……戦神自ら腕を奮っているが……
本来なら手伝って、好感度アップのイベントにしたいのだが…
ハーーーーァ、どうしたものか…
「これから新型チューリップの探索任務があるのですがね〜」
「じゃあ、私が代わりをしてあげようか?」
海老も肉もジューシーで旨いのだが……う〜〜む……
「ハハハ、バッホロさんのお気持ちはありがたいのですがね、これは私達の仕事なんですよ」
「う〜〜〜」
とりあえず、海葬は済ませてきたから、後はサメが始末をしてくれるだろうが…
「は〜い、バッホロちゃんも食べてる〜?」
「あ、ミナトさん、食べてるよ」
「美味しい?」
「うん!」
平和だ……そうだ、きっと大した事はあるまい!
うむ、そう決めた、我が決めた。
過ぎた事は忘れよう!
そういう訳で…
済まぬ、ヤガミ・ナオ(享年28歳)よ、
足元が狂ってしまったのだ、許せ!
<あとがき>
バッホロ・シュミネ外見
さて、歴史がほんの少し変わりましたが、些細な事ですね。ハイ、大した事ではありません。
キャラに新設定が付いた人もいますが、どうでもいいことです。ハイ、大差ないはずです。
だが、このミナトを九十九にやるのが勿体無くなってきたな〜 ここは九十九を殺るか?
……別にいきなり殺らなくてもいいのか。他にも色々手はあるし……
まぁ、完全犯罪で死体も残らぬ人は早く成仏してくれ。
地球編、次は、ナナフシですか。
ああ、自由度が高い地球編って楽しいな(爆) 好き勝手し放題できるから(核爆)
代理人の「パパは仮面の人間災害」のコーナー(爆)
そう、心の底からL O V E & P E A C E !!
・・・・・とかいいつつ殺っちゃったよこのひと(爆)。
西欧編どうなるんでしょう(笑)?
それにしても。
ハイビスカス柄のアロハシャツに、短パン。そして、ビーチサンダル、更には笑顔の仮面だ。
これはいいとして・・・・。←仮面はいいのか?
ついでに編み笠も。
編み笠!?
・・・・・・・・・こっちの絵も見てみたかった(笑)!
追伸
誤解している人が多いようですが、劇場版で北辰が被っていたのは編み笠ではありません。
編み笠と言うのは藁や菅などを編んで作った笠の総称で
例えば柳生十兵衛など剣豪がよく被っている、顔が隠れる笠もその一種でこれは「深編み笠」と言います。
対して北辰と六人衆が被っていた円錐形のそれは薄く切った竹や檜を組んで作った
「組み笠」と呼ばれるものと思われます。
大きさの割には軽いので編み笠のようにいざと言う時には投げつける、などと言うことはできません。
もっとも、北辰だったら笠の縁に刃くらいは仕込んでそうですが(笑)。