機動戦艦ナデシコ

〜迷い込んだ戦乙女(ヴァルキリー)〜

プロローグ





 無限かと思える広大な宇宙空間に、漆黒の戦闘機が一機が駆けていく。

 VF−19S、新マクロス級第7番艦に配備された新型ヴァルキリーである。

「ラボよりブラッド1、これよりフォールドブースターのテストを開始する」

 ヴァルキリーのパイロットに、白衣を着た科学者から通信が入る。

「・・・こちらブラッド1、了解した」

 ブラッド1と呼ばれたパイロットは、通信に応えると計器のチェックを始めた。

「ブラッド1よりラボ、システムオールグリーン。
 フォールドブースター異常無し、テスト準備完了」

「こちらラボ、こちらもチェック完了だ。
 よし、始めてくれ」

「了解、フォールド開始する」

 ブラッド1がそう告げると、ヴァルキリー後部に設置されている装置が輝きはじめる。

「フォールド突入まで・・・50・・・40・・・30・・・20・・・」

 コンソールに表示されていた数字が、フォールドまでの時間を刻んでいく。

「フォールド突入10秒前・・・9・・・」

ビー!!ビー!!ビー!!



 フォールド突入まで残り数秒のところで、突然警報が鳴り始めた。

「なっ、ミサイル接近だと!?」

 レーダーには、左側から接近してくる無数のミサイルの反応があった。

ブラッド1は驚愕しながらも、機体を操り回避行動をとる。

 しかし突然の事で全てのミサイルは回避しきれず、
 数発はミサイルの接近を許していまい、その爆風に煽られバランスを崩してしまう。

「ちぃ!!
 このままではやられる!」

 何とか機体を立て直した直後、コックピットには再びミサイル接近を知らせる警報が鳴り響く。

「今度は何だ!!」

 ブラッド1が悪態をつきながらコンソールを確認すると、
 そこにはフォールドブースターに異常発生と表示されていた。

「拙い、フォールドアウト座標がリセットされた!?
 パージも間に合わん!!」

 ブラッド1が叫んだ瞬間、彼の駆るVF−19Sはその地点から姿を消した・・・







「まさかランダムフォールドとはな・・・
 何処にフォールドアウトするのか分からんが、地球の近くであることを祈るか・・・」

 ブラッド1は誰ともなく呟くと、瞳を閉じてフォールドアウトの時を待っていた。


























 暫くして、ようやくブラッド1の駆るVF−19Sは通常空間にフォールドアウトした。

「漸く出れたが・・・ここは、惑星エデンか?
 それとも地球か?」

 ブラッド1は見慣れない市街地の上空を飛行していた。

「建物が多少崩れている様だが、ここでも戦闘があったのか?
 さて、これからどうするか・・・
 このまま飛んでいれば少なからず分かるはずだが・・・・・・
 む?あの爆発・・・戦闘か?」

 ブラッド1が呟いていると、少し離れた所にある場所で幾つもの爆発が起きていた。

「ここでこのまま飛んでいても仕方がないか・・・
 よし、あの爆発があった場所に行ってみるか」

 ブラッド1は戦闘が行われていると思われる場所に向かっていった。







 ブラッド1と彼の操るVF−19Sが何処にフォールドアウトしたのか・・・

 そして、彼がこれからどう歴史に関わっていくのか・・・

 今はまだ誰にも分からない・・・

















後書き
(※後書きに登場するキャラが一部壊れ気味ですが、本編には影響ありませんのでご了承ください)

???:こんにちは、こんばんわ、初めまして。
     作者のYF−19です。

YF−19:やってしまった・・・とうとうやってしまいました・・・・・・

YF−19:様々なナデシコSSを読んできましたが触発されてついにやってしまった・・・、

YF−19:今まで見た限り、ナデシコとマクロスのクロスはあった気はしますが、
      ヴァルキリーが単体で関わってくるものは無かった気がしたと思います・・・

???:おい!!

YF−19:む、お前は!!

???:って、俺の名前が何で???何だ!
     ちゃんと名前を出せ!!!

YF−19:そういや、お前はまだコードでしか呼ばれてなかったな・・・(−−;

???:そうだ、何でブラッド1ってコードは決まってて名前がねぇんだよ!!

YF−19:あ〜、コードは使い切りだしねぇ・・・
      まぁ、多分次回には名前は出ると思うよ?・・・多分

???:まて、「多分」ってなんだ「多分」って!?

YF−19:まぁ、あまり気にするなw

???:おい・・・妙に名前の話題からはぐらかすな・・・・・・
     まさか、俺の名前がまだ決まってないとか言うんじゃねぇだろうな?

YF−19:・・・ギクッ・・・ま、まさかそんな事ある訳ないだろ?
      さ、さて、とりあえずお前はホウメイガールズの誰かとくっつける予定だからw

???:その間は何だ!?
     てか俺の相手は既に決まってるのか!?
     というか、俺の名前はどうなった!?

YF−19:まぁ、次回には名前は出るからお楽しみにしとけw
      

???:・・・ホントか?(−−;

YF−19:とりあえず名前は出すぞ?w
      そうしないと話しにならんし・・・(^^;

???:・・・・・・了解した、でも次回で俺の名前が出なかったら・・・
     ナデシコ艦長、ミスマル・ユリカの手料理食わせるからな・・・

YF−19:マジデスカ?(−−;

???:マジw

YF−19:了解・・・_| ̄|○

YF−19:さてとりあえず〆とくか

???:そうだな

YF−19:結構いきあたりばったりで書いてますので、感想とか貰えると嬉しいです

???:お前からして、気分で行動してるしなw

YF−19:そこ、余計なこと言わない(−−♯

???:はいはいw

YF−19:では、また次回の後書きでお会いしましょうw

???:後書きなのに、プロローグと同じぐらいの行数になってるなw

YF−19:余計なこと言うなと言うとろぉ〜が・・・(−−♯

???:だから気にするなってw

YF−19:全く・・・(−−♯

YF−19&???:では、また次回お会いしましょうw