<スレイヤーズ西遊記>





第十六話 ニンジン果って何?(前編)


第一章.前振り

あらすじ

 今回からは本筋に戻ります!!
 ・・・じゃあ今までの話は一体なんだったんだ?
 本筋じゃあ無かったのか?
 ・・・パラパラ(台本をめくる)
 十四話から一五話までの台本が無い(汗)
 何故だ? 一体この二話の間に何があったんだよ?

(・・・そこは欠番ですだから忘れて下さい。)

 でもよニンエ、俺十四話に出演した覚えが・・・

(記憶が混乱してるだけです!!)

 そ、そうかな(汗)

(そうです!!)

 そ、それじゃあスレイヤーズ西遊記 第十六話今から始まります!!

「結構ないがしろにされてるなナレーター。」
「その内ニンエにさえ頭が上がらなくなるわよ。」
「まあ、いてもいなくても一緒ですし。」
「・・・結構キツイ性格なんだな・・・アメリア(汗)」
(でも俺の唯一と言っていいほどの理解者だし・・・)

「だから不幸なんだよ(ですよ)彼は・・・」 × 4人





「ねえ〜〜〜、何だかあの山には妖怪が住んでるらしいわよ。」

 ガウリイ達があの河から旅を始めて一週間がたった。
 一行は大きな山のふもとに辿り付いていていた。
 情報収集に行っていたリナの第一報がそれだった。

 ・・・とても嬉しそうだ。
 スッキップなんてしながら一行の元に帰って来る。
 ・・・凄く不気味な光(ゴス)

「・・・一人で勝手に殲滅戦なんてするなよリナ。」

「そ、そんな事しないわよ!!
 一体あたしをどんな目で見てるのよガウリイ!!」

 一同揃ってジト目でリナ見る・・・
 勿論ナレーターも同じ目をしてる。
 ちょっ〜〜〜と、思い当たる伏しがあるのか怯むリナ。

「・・・解ったわよ、大人しくしてればいいんでしょう!!
 何よ近所の為に成敗しておこうって思っただけなのに。」

「近所に迷惑をかける・・・のい間違いじゃないのか?」

「成敗・・・のレベルが違いますもんね。」

 二人して同時に頷きながら意見を述べるゼルとアメリア。
 それには俺も同感だ。

「何勝手な事言ってるのよ!!
 大体あたしが成敗に失敗した事でもあるかしら!!」

「・・・あれは三日前だったな。」

 溜息を付きながらガウリイが話し出す。

「確か街道に出る盗賊の退治を頼まれたんですよね。」

 何故か涙目になって話し出すアメリア。

「何も・・・ブースト付きで街道ごと盗賊を凍り付けにする必要は無かったよな。」

 解凍をする為に夜も寝ずに炎を作り出していた記憶が蘇ったらしい(笑)

(結局感謝の言葉じゃなくて怒りの言葉に見送られて街を出たんだよな。)

 まあ・・・だいたいの不幸は実は上げ底だからな(笑)
 今回の事件で実はさらに底がある事が解っただろうに(笑)

「・・・だって一人一人倒すのって面倒じゃん。」

 ちっと拗ねてるリナ。

「だからって交通の便を完璧に止めるのは不味いぞリナ。」

「盗賊にやられるより被害が大きかったそうですね。」

「まあ目の前に凍り付けの人間100人と、高さ400mの凍りの山だからな。
 一般人には到底越える事はできんだろう。」

 ・・・そんな事してたのかお前等(汗)
 そんなのだから話しと旅が全然進まないんだよ・・・
 次回の話しまでに天竺に着いてる、って状況にならんかね?

「・・・それやったら、あんた首じゃん。」

 ・・・そうかな(汗)

「それも確実な事だと思うぞ俺は。」

「それは確実ですね。」

「俺もそう思う。」

(・・・同感。)

 ザ、ザン馬まで!! ・・・ふっ、俺の味方は誰もいないんだな(泣)

「アレはほっといて早く旅を続けよう。」

「さんせ〜い!!」





第二章.中振り(あるのかそんな言葉?)

 一行は険しい山を登りはじめました。
 しばらくすると頂上付近に立派な寺が見えてきました。
 だが、ある二人と一頭は嫌な思い出を思い出しました(笑)

「ねえガウリイ・・・問答無用であの寺を破壊しちゃ駄目?」

「個人的には許可をだしたいんだが・・・」

(もう、ローストホースはやだロースト・・・ブツブツ)

 ザン馬は完璧にトラウマになってるな(笑)
 成層圏から生身で帰って来た男(馬)のくせに変な事にこだわるな。

「一体・・・何があったんでしょうかゼルガディスさん?」

「どうせつまらん事だろう、聞く気にもなれん。」

 聞かなくて正解だよゼル(笑)

 それはそれでおいといて。
 一行は結局話し合いのすえこの寺は無視をして旅を急ぐ事にしました。
 だけどそんな事は問屋と作者が許さない(爆笑)
 つでにナレーターも。

「あ〜、そこの道を歩かれてる御一行様。」

 ビクッ!!! × 4 + 1

「な、何かな?」

 人が良いガウリイ君・・・律儀に返事を返します。
 ・・・無視すればいいものを(謎笑)
 そこには寺の門から顔を出して話す坊主が一人。

「もう直ぐ日も落ちますしこの先は更に険しい山道ですよ。
 どうですこの寺に今日は泊まっていかれては?」

 そうそう泊れ泊まれ。

「いえ、心配ご無用です・・・では。」

 すげなく断って歩き出すリナ。

 スタスタスタ・・・ピタッ!!

 しかし、突然足を止め振りかえるリナ。
 そしてまだ門の前にいる坊主に声をかける。

「・・・あんたもしかしてニンエ?」

「え!! 兄をご存知なのですか!!」

 おお、ここで出すか作者(笑)
 まあ兄弟だから顔形は似てるんだしな。

「私は弟のニンビです!! 兄とは何処で会われたのですか!!
 手紙でクビになったと連絡があってから、一度も故郷に顔を出してないんです!!」

「え〜〜と・・・異次元空間に今は就職してるけど(汗)ハハハハ。」

 ・・・J○東○本の中央線の近辺を探せば見付かるんじゃないのか(笑)
 俺もニンエの詳しい住所は知らんぞ。

「異次元空間? 何処ですかそれは?
 半年前から実家に連絡がこなくなって、兄の許婚と両親が心配してるのに。」

 心配そうな顔でリナにニンエの行方を尋ねるニンビ。
 ・・・まあ答え様はないわな。
 ニンエがクビになった責任の一端(全部か?)を担ってるし(笑)

「兄の事を詳しくお聞きしたいのですが!!
 是非とも泊まっていって下さい!!」

 これは・・・断れんわな。

「はい・・・やっかいになります(泣)」

「まあまあ。いいじゃないかリナ。
 別段悪い事が絶対確実にかなりの悪意を持って作者が無理矢理に起こす訳じゃないし。」

「・・・ガウリイさんも混乱されてますね。」

「一体何があったんだ俺達と出会う前に?」

(ローストホースは嫌だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!)

 ・・・うるさいよザン馬。
 そんなに焼かれたいのか(笑)





第三章.霜降り(爆笑)

(何なんだよ!! この霜降りって!!)

「心配するなお前は牛じゃないだろうが?」

(ううううう、でもまた嫌な予感がする(泣))

 俺には面白そうな予感がする(笑)



 そうして一頭を泣かせながら一行は、ニンビの好意に甘えて寺えと入っていきました。
 ちあもに寺の名前は「万寿山福地 五荘觀洞天」・・・これ読めるかな(笑)
 
 等のお遊びはここまで。
 一行は奥の屋敷に通され一つの部屋で疲れを癒しています。
 その内にニンビがまた現れ話しを切り出します。

「ここの寺の責任者は現在は出かけております。
 替わりにこの寺の坊主を仕切っている僧正に挨拶をしてほしいのですが。」

 ちょっと困った顔でそう伝えるニンビ。
 まあ自分の我侭に近い形でガウリイ達を引き留めたのを気にしてるのだろう。
 ・・・初登場の時のニンエを思い出すな・・・あの時はまだまともだった・・・あいつも。
 
「まあそれが礼儀だよな。
 解った俺が行こう。」

 ・・・ガウリイ・・・お前に一般常識を理解する知能はあるのか?
 ほら見ろ、リナもアメリアもゼルも驚いた顔をしてるぞ。

「ガ、ガウリイから一般常識を聞くとは思わなったわ。」

「普段もこうなら旅も楽なんですけど・・・」

「淡い期待は裏切られた時の反動が凄いぞ。」

「はははは、そうかな?」

 ・・・無茶苦茶言ってるなお前等(笑)
 まあ笑って許すあたりはさすがガウリイって感じだけどな。

 そうして一同はニンビに連れられて大きな部屋を訪れます。
 その部屋の中には・・・

「ようこそおいで・・・何をするんですか!! 貴方達は!!」

「え〜〜い、問答無用よこの妖怪変化が!!」

「やってしまえリナ!! 俺が許す!!」

 部屋の中にはあの・・・例の和尚がいました。(第三話から第五話を参照)
 ・・・死んだよな確か。

「あんたは一回死んでるの!!
 今のあんたは幽霊なの!!
 だから成敗するの!!」

 う〜ん、凄い三段論法だ(笑)
 後ろで頷いてるガウリイには完璧に止める意思は無いな。

「私は貴方達とは初対面です!!」

「じゃああんた年幾つよ?」

「年ですか?
 今年で二百七十才になる・・・って、ですから暴力反対!!」

「何よ年齢まで一緒じゃない!!
 あんたラ○カルに殺されたでしょう!!
 だからあんたは幽霊なの!!
 これで決まり!!」

 ・・・そう言えば引っ張った割にあっさりと退場したなコイツ。
 ・・・再利用か・・・作者の奴。

「ちょっと待ってよ・・・でもあの和尚は自分の事を儂って言ってたわね?
 でもこの和尚、じゃなくて僧正か・・・私って。」

 ピンポーン!! 思いっきり人違いです。
 いや〜気が付いちゃいましたね。 ハハハハ・・・(し、視線が痛い(汗))

「・・・知っていたのね。」

「・・・知ってたんだな。」

 ・・・(コクン) ← ナレーターが頷いた音

「あ・ん・た・が!! 一番話しを引き伸ばしてるんでしょうが!!!!!!」

 ドコッッッッッッッッンンンンン!!!!!!

 だって近頃誰もかまってくれないんだも〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!(飛び去るナレーター)

「お〜〜、今回のぶっ飛び一番乗りはナレーターか。」

「また、こんな事で今回も話しは終わってしまいましたね・・・」

「一応ナレーターだからな、これ以上の話しの続行が無理なんだよアメリア。
 と言う訳で次回に続くぞ。」

「キャラクターがナレーターするようじゃ、この話しも先は暗いわね・・・」

 

 

 

第十六話         END
									第十七話に続く

あとがき

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・嘘吐き。

 あれだけ実家には連絡しないって言ってたのに。

 裏切りましたね作者。

 思いっきり弟まで巻き込んで・・・私の家庭の事情まで暴露するつもりですか?

 ナレーターさんはまだイジケテますし。

 だんだん収集がつかなくなってるんじゃないんですか?

 ・・・ちゃんと給料払って下さいよ。

 次回の話しには・・・乱入の用意をしておかないと駄目ですね。

 ではまた次回・・・」

 

スレイヤーズ小説の間に戻る