第二話白き魔女………少なくとも俺はそう思っている

なんの因果だろう…………。

つくづくそう思う。

たまっている映像メ−ルを聞きながら、俺はちらりと、指令席に座っている女を盗み見る。

黒がかった銀髪に金色の目。

あのホシノ・ルリとテンカワ・アキトの子孫って言うから、まあ少しぐらい変わっていてもいいとは思うが、出来れば、この女とは係わり合いになりたくない。

もう成っているだろうって?

これ以上だよ。

俺−マキビ・スティン−は、女好きだとは自分でも認めているさ。

女のほうから、寄って来るのを無碍には出来ねえだろ?

合意の上なら、ベッドだってお付き合いするさ。

けど、この女の本性を知っている俺としては、御免こうむりたいよ。

「随分、女の人から、メ−ルが届いていますね。」

隣の席で、俺に文句を言っている15歳の少年は、高杉三四郎と言う少年だ。

どうも、木星出身の男は硬くていけない。

「いまどき硬派なんて流行んねえぞ。良い男の条件はな、良い女がどれだけいるかってところで決まるもんだ。」

「たんに、手が早いだけでしょう。」

おや耳が痛い。

「G.F.の一人や二人、いなくて如何する。もしかして興味がないなんていうんじゃないだろうな?いかんぞ、その年で、自分を捨てちゃ。」

「僕だって好きな人の一人や二人います。貴方の様に、無節操ではないだけですよ!!」

向きになるところが怪しい。

「まあいいさ。この演習航海が終わったら、ジックリ聞かせろな。」

そういいながら、俺はまた盗み見る。

本を読んでいるようだ。

題名を見た所………。

「見るんじゃなかった……………。」

俺は激しく後悔した。

何だよ…………『好きな男の陥れ方』って………。

これ読んでるのあいつ等が見た日にゃ、あれだぞ。

ここにいる奴等、皆泣くぞ。

ただでさえ、こいつ等皆、尊敬の域越えて、あんたの事崇拝してるんだからさあ。

いい例が、俺の隣にいる奴。

『この人の指揮下で、演習できるなんて感激だあ。』

って涙流してたからな。

この女の上っ面をちょいと紹介するとこうなる。

ホシノ・ヒスイ=テンカワ

18歳(俺より3歳年下だな。)

銀河連邦西域軍ナデシコ艦隊総司令兼戦艦『ナデシコ』艦長

階級は大佐

銀河で1・2を争う、ホシノグル−プの次女。

テンカワの名を持っている事から解る様に、『漆黒の戦神』の血を継ぐものだ。

銀河の経済界を二分するネルガルの会長もまたテンカワの名を持っている。

テンカワの血は、色々な場所でその存在を今も伝説たらしめている。

なんせその子孫達が、次々と有名になっていくからなあ。

神格化もどんどん進むと………。

出身は、『ミスマル』商業都市惑星の一つだ。

銀河の端っこである、ここ太陽系とは違って、発展途上中の反対側に位置している。

飛び級に飛び級重ねて、トップで卒業。

10にも及ぶ博士号を持つ。

容姿端麗。

美女の名に相応しい女だ。

武術も、木蓮式柔術・剣術共に、免許皆伝の腕前。

ここまで行きゃ完璧か?

あまいあまい。

性格と行動でおつりが来る。

かなり淡白。

何時でも冷めてる性格が、上官の反感を良く買っている。

しかも、敵に対して、どれだけでも冷酷になれる女だ。

しかも徹底的に叩き潰す。

その一例として話してやるよ。

俺とこの女が会ったのは、じつはある特殊任務だった。

俺は其の時ある部隊の小隊長を遣っていて、階級は少尉だった。

其の時の任務は、ある研究所の破壊そしてある男の暗殺だった。

だが、俺達が潜入した時、すでにその研究所は、大混乱の真っ只中だった。

何がなんだかわからなかった。

研究所は所々で火を吹いている。

エステバリスやパワ−ドス−ツを着ている人間は、同士討ちをはじめている。

研究所内は、麻薬のにおいでいっぱいになっていた。

小型の酸素ボンベを、持っていて良かったとこの時はつくづく思ったね。

あまりにも濃い麻薬のにおいはどうやら、空調管理システムを誰かがいじった所為であろう、と言う事はなんとなく想像がついた。

そして俺がタ−ゲットにたどり付いた時、その女がいた。

金色の瞳、黒がかった銀髪の髪。

小型のディステ−ション・フィ−ルドのお陰であろうか?

防護マスクをつけていなかった。

その女の美しさに、一瞬見惚れたね、俺は…………。

周りの惨劇すらも、その女の美しさを引き立てているような感じがしたし、何よりその女が持っている血にまみれた剣でさえ、その女の美しさをかき消す事は出来なかった。

「遅かったですね。」

感情を消した声で、その女は話し掛けて来た。

「この惨劇は、お嬢さんの仕業かい?」

気を引き締めて俺は問いかける。

一人で遣ったとは思えない。

何人いる………彼女のほかに…………。

だが次の彼女の台詞が、俺を驚愕の縁へと陥れた。

「ええ………そうですよ。私一人で行ないました。」

何も感情を写していない目。

今度は底知れぬ恐怖を感じた。

「一人……。」

一人だと!!

「貴方達が来る事は、解っていましたが、知っていますか?貴方達の部隊に内通者がいた事を………筒抜けだったみたいですよ。」

「そんな……馬鹿な……。」

じゃあ、なんで………。

「彼等がここから脱出していないか………ですか?私が偽の情報を流したからですよ。内通者も、私が始末しました。とは言っても、精心的にですがね。」

「『パペット』にしたのか?」

俺の答えに、初めて笑みを浮かべる。

しかしそれは、冷たい氷を含んだ笑みだった。

それが俺の答えを肯定する。

「内通者を操った奴は、とても優秀みたいだな。」

リンクの応用ではあるが、他人を演じると言うのは、とても難しい事だ。

これの長所はリンクした人間の記憶をも共有し尚且つ、離れた場所から操る為絶対にばれない事だ。

欠点があるとすれば、リンクを切ると、ねじが切れた人形の様に、うんともすんとも言わなくなってしまう事かな?

しかも自分とは違う物も同時に見ているのだから、こんがらがる事請け合いだ。

「コンピュ−タをクラッキングして、空調制御装置に麻薬を送りこんだのも私です。」

「そんな事する必要あったのか?」

「彼等が作った薬ですよ?安全第一って書いてあるぐらいですから、大丈夫だと思ったのですが…………。」

駄目だったみたいですね………と済まして答えていた。

それって………安全標語だろ?

「所長は?」

「多分彼等の内のどれかだと思いますが。」

そう言って、ばらばらになって散らばっている物体の方に剣を向ける。

改めて部屋を見まわして見ると…………うげえええええええ。

当分…………肉食うの止めるわ、俺。

赤いス−プも飲みたくねえ………。

良く見ると部屋は、凄惨が飛んで逃げるほどのシュ−ルな状態だった。

「本当は、生きたまま捕らえ様と思ったのですけど、彼等があまりにも楽しそうに話してたもので、つい血が上ってしまいました。あれを聞いたら、人間やめたくなる事請け合いです。………とはいえ………まだまだ修行が足りませんね、私。」

くすっと笑うな………くすっと。

「まあ……いいさ……俺は「デ−タは全部消しました。それと実験にまわされた人達は、私が回収済みですので、あしからず。」…………おい…………。」

じゃあなんだ?

おれ、無駄骨か?

行って帰って何もとってきませんでしたじゃ、洒落になんねえだろ、おい!!

「では、ご機嫌よお………。」

そして姿が消えた………。

あまりにもあっさりした挨拶口調に、俺も引きずられる。

「ご機嫌よお………じぇねえ!!ガキの使いじゃねえんだよ!!」

これじゃあ俺は…………いいピエロだろうが!!

勿論、答えが帰ってくるはずも無かった。

そして後日俺は、こってり絞られた後、退役届を書きに宿舎に帰った瞬間、辞令を受け取った。

大尉に昇進しちまった。

そして、副官として、ナデシコに来た訳だが………。

そこであったのが………この女だった。

以来俺は、ずっとこの女の補佐役をしているわけだが、はっきり言って俺は逃げたい。

ただ逃げたら、なんか遣りそうで怖い。

それがなんか俺に振りかかってきそうで………・。

だからせめて、この女の出番がなくなるように、働いている次第だ。

せめて新米どもの教育演習で、実戦がないようにせつに願う次第である。

それにしても、この女に恋人なんか出来るのだろうか?

よし!!

もし出来たら、その男に俺は、菊の花束と「お幸せに」という弔辞を送ろう。

しかし、それがとても早い事を、俺はこの時知らなかった。

「それにしても、格好いいですよね。うちの艦長。」

「ああん?」

俺は逆に怖いんだけど………。

「だってあの白いエステバリスの、パイロットでしかも銀河連邦史上最年少の大佐だし………。」

「白いエステバリス?『ダリア』の事か?」

『漆黒の戦神』が駆った機体の改良版と言う噂だが…………。

しかし『ダリア(裏切り)』とはね。

趣味が悪いといやあ、それまでだが、なんともはや…………。

俺に話し掛けてくる、相棒の話を聞きながら、何となく呟いて見た。

「何を『裏切った』のやら…………。」

「え?何です………。」

「何でもない。」

こいつの言うとおり、この女はとても有名だ。

白いエステバリスを駆って、幾多もの戦場を敵の機体を塵に変え、艦隊の指令として、幾多もの戦場

を勝利に導いた、輝ける英雄の一人。

『白き妖精』『戦神の名を継ぐもの』『白き狩人』色々あるが、俺がつけるとすればこれだ。

『白き魔女』

血で飾り立てた部屋に立つこの女は、美しかった。

魔性の美しさと言うのだろうかね………ああいうの………。

「取り敢えず………と。地球に無事つければ、二週間は自由のみ………と。」

「またナンパしに行くんですか?」

三四郎が、とがめる様にして問いかけてくる。

「一緒に行くか?」

「結構です!!」

「へいへい……ん?」

やれやれ………一波乱ありそうだ。

「艦長。」

「何か?」

俺のほうを振り向かずに、感情の無い声で返す。

「旗艦より、4時の方向に艦隊多数。接近して来ます。」

いつの間に現れた……反応はなかったはずだ。

「識別反応は?」

識別反応………と………これは………。

「海賊だな………。」

俺の言葉に、ブリッジが一斉にざわつく。

しかもこれは、連邦の艦隊が偽装した海賊船じゃない。

「本物ですか…………。」

ちょっと困りましたね、と言うように首を傾げる。

「やれやれ………ボ−イ・スカウトの集団引き連れて、戦う羽目になるとはね。」

「何言っているんですか!!勝てますよ!!僕達だけでも!!」

気合で勝てたら、どれだけいいかと思うよ。三四郎君。

「デ−タの検索は?」

相変わらず、淡白ね。

「照合終了………あの船が『オウスノミコト』………ってことは………『ルナテッック』ですね。」

あらあら………よりによって…………。

近頃辺境を荒らし回っている、中堅所の海賊だ。

かなり無茶苦茶な事で有名。

「逃げます?総司令……。」

「今更無理………向こうはやる気充分みたいですから……。」

う〜〜〜〜〜ん。

確かに、もう戦闘体勢に入っているみたいね。

『各員………第一次戦闘配置について!!これは演習ではない!!繰り返す………各員第一次戦闘配置!!』

やや感情が掛けた声が、マイクを通して、艦隊に響き渡る。

反応は様々だ。

青くなって震える物。

やたら興奮しているもの。

おろおろしているもの。

感情を抑え様として、失敗しているもの。

他人を叱咤しているもの。

ぱっぱと動いている人間は、新米達の教育の為に、ここに乗っているベテラン達だ。

新米が、約6割乗っているこの艦隊………どうなる事やら…………。

「三四郎君……私のサポ−トを宜しく。各艦のエステバリス隊、発進準備急いでください。」

あくまで演習をやる気なのね………この人は…………。

「じゃ、艦長。俺は、エステバリス隊のほう、援護してくるわ。」

神村だけじゃ、ちょっときついからねえ…・・。

「お願いします。」

振り向かずにそう答える。

「え?……でも、マキビさんの方が、オモイカネと相性がいいんじゃ……艦長!!」

「駄目です…………。貴方には、オモイカネに慣れてもらわなくてはいけません。」

「そゆことそゆこと………それじゃ頑張れよ!!」

艦長………お手並み拝見………。

 

 

 

 

 

どうやらこちらの方が有利な展開に進んでいる様子。

攻めたてているあっちの攻撃を、やんわりと受け流していっている。

とはいっても、こちらも被害は結構な物だ。

最小限には抑えられているが………。

一瞬敵の攻撃が緩んだ瞬間、反撃に転じた。

こちらがおもに使う戦い方は、一点集中砲火。

それによって、広がった穴を、高速駆逐艦を使って、更に広げて行っている。

敵勢力を分断し、各個撃破を行なうつもりだ。

だがこっちも新米が多いのが影響してか、命令どうりに出来ない部分がかなりある。

それ故に、戦況は混迷を極めた。

戦いは、艦隊戦から、エステバリスを用いた、局地戦に変化していった様だ。

ここまで混乱したら後は、小型兵器による戦闘が、ベストだ。

「久々の戦闘………いっちょ行きますか!!」

ス−パ−エステバリスの後継機で、少し「ブラックサレナ」の流れを汲む機体。

ス−パ−エステバリス“(ダブルダッシュ)っていうんらしいだけど、俺は自分の機体を『迅雷』と

呼んでいる。速度を上げる為に、重火器はチェ−ンガン一つのみ。後はDFS一つと、両腕に装着し

ている、ワイヤ−・カッタ−だけだ。

『一機でも多く、帰艦出来るようにしろよ!!頼んだぞ!!』

ウリバタケの親父さんの声が聞こえる。

「へいへい。努力して見ましょ。」

『やってみます。』

神村の声が聞こえる。

『エステバリス隊発進してください。』

「よっしゃ……卯月・小蓮・ロイ・ス−ザン・ジンは俺に続け!!ほかの連中は、神村の指示に従え!!いくぞ!!

『『『『『『『『『『おう!!』』』』』』』』』』

声が見事に唱和した。

カタパルトから宇宙に飛び出した俺は、命令を下した。

「卯月、ロイを援護しろ!!ス−ザンはジンだ!!」

『泣く子と隊長に勝てないね……。わかたよ。』

『了解………お守りは任せて。』

卯月とス−ザンはベテランパイロットだ。

こいつ等は、信頼するに相応しい技量を持っているのは、俺が良く知っている。

「小蓮、俺が援護してやる。思いっきりいけ。」

『は……はい!!』

上ずった声が、聞こえてくる。

新米にしてはいい腕だ。

改良された無人兵器と、互角に戦っている。

『艦隊より11時の方向に、ボゾン反応………大きい………戦艦クラスが9個』

三四郎が、コミュニケで伝えて来た言葉に絶句した。

「これ以上来られると………まじやばいぜ!!」

今のところ、そんな被害はない。

だがこれ以上は………。

『ナデシコ正面にボゾン反応………あれ?ちょっと違うような…………けど何かがワ−プアウトしてきます。』

万事休すか………。

そこに現れたのは、黒い6枚の翼をもった、青い機体だった。

『おお………久し振りの我が地球………じゃない気が……。』

何処かとぼけた声が聞こえてくる。

『ご主人様………どうやら戦闘中のようです………。』

続いて生真面目な声が聞こえる。

 

 

 

 

「どうやら、目標値の計算に、誤差があったようだな……。現在位置及び、ゲ−ト突入から出て来た時の時間の誤差を確認しろ。」

『現在位置は、火星と木星の丁度真ん中当たり、そして時間誤差は、5秒ですかな?』

「上出来。………じゃ、彼等の旗艦に繋げて……。ただし俺の顔は、非表示ね。」

『宜しいので?』

「俺の邪魔したいのはどっちか、確認しないとな。」

『了解』

その一分後。

『銀河連邦西域軍所属独立ナデシコ艦隊総司令旗艦『ナデシコS』艦長ホシノ=ヒスイ大佐より開線許可を求めています。』

………嘘だろ………。

『残念ながら………。』

律儀に返答しなくていいよ…………。

「よりによって、我が甥っ子の子孫かよ…………宇宙は広いが、世間は狭いってか?」

まあ、返答次第では、今生の別れになるか………。

『恐れながらご主人様………。』

「何だ?改まって。」

こいつがこう言う場合、ロクな事を言わないのは学習済みだ。

『このオモイカネ!!一生………一生のお願いです!!この方に手をお貸し頂けないでしょうか!!』

突如、まわりが見えなくなった………。

こいつが興奮のあまり、我を忘れて字を大きくした所為だ。

いくら何でも字がでかすぎるぞ…………。

「いいたいことは解った………からもうちょっと冷静になろう。周りの景色が、まるで見えないぞ。」

『はっ………も……申し訳ありませんですはい。』

今度は小さすぎるっての。

「確か、お前は彼女と、全く面識がないはずだな?星野瑠璃とは………。」

オモイカネの基礎理論は俺が作った代物だ。

完成させたのは、彼女達だが………。

『はい、確かに私は、彼女達を知りません。お分かりと思いますが、私は作られてから、ご主人様といっしょに旅をしてましたから…………。』

「では、何故?」

『解りません……。敷いて言えば……。』

「言えば?」

さてどんな説明をする?

俺としては、ナデシコの盾になっているのは、飽きてた所だ。

両方とも、敵に回そうかな〜〜〜〜〜〜って言う危険な考えも、出始めてるからな。

俺が促すと………。

『私の子供達の、ご友人だからでしょうか………。』

…………。

『あの……………ご主人様?』

ゆ………友人ね……。

「俺は前に説明したよな?お前の役割について………。」

『ハイ、お聞きしました。しかし………。』

なんとか説明をしようとしている、こいつを制して、

「いい、いい。お前には給料払ってないからな。給料代わりに聞いてやるよ。……しかし、子供とはね………。フフフフフフフフフフ………。」

全く意表をつかれた。

こんな答えは、予想していなかったからな。

「繋げよ………画面非表示な。但し、艦長の面は拝ませてもらう。」

『は……はい!!すぐにお繋ぎ致します!!』

よほど嬉しいんだな。

たまには、こう言う事も気分も良い物だ。

出てきたのは、18・19歳ぐらいの女だった。

睨んでいると言う訳でもなく、恥ずかしがっている訳でもない。

ただただ無表情な女………それが第一印象だった。

『銀河連邦西域軍所属独立ナデシコ艦隊総司令旗艦『ナデシコS』艦長ホシノ・ヒスイ=テンカワ大佐です。まず貴方の名前をお聞かせ願いますか?』

のんびりしてるな…………随分と。

《俺の名前は言っていないのか?》

《も……申し訳ありません。》

《いや……いいさ。どうせ、もう会う事もない。適当な名前を言っておくさ。》

「俺の事は『ラブリ−サイトウ』と呼んでくれ。」

『………!!』

絶句するオモイカネ。

『相変わらず、ネ−ミングセンス最悪ですね。』

かなり引きつった字体が表示された。

本音が出てるぞ。

オモイカネ。

しかし画面の女は、さらりと受け流して、

『では、ラブリ−さん。ご協力感謝します。』

………ちょっとは疑問に感じて欲しかったなあ。

あんたの隣の、坊やの様じゃなくてもいいからさあ。

「俺は、まだ協力するとは言っていないが?」

俺の言葉に動じる事もなく、

『では、降伏勧告する為ですか?』

「だとしたら?」

『それはありえませんから大丈夫です。』

「何故?」

『彼等は貴方を攻撃してますから。』

「成る程………あいつ等を葬ればいいんだな?」

『とにかく戦意を無くすまで、遣っちゃってください。』

「了解………。協力はしよう。但し好き勝手に遣らせてもらう。縛られるのは嫌いなんだ。」

『解りました。お任せします。』

そういって、コミュニケが切れる。

もう少し愛想が合っても良いのに…………。

「それじゃ………はじめようか。」

『了解』

「まずは、増援部隊を叩く。次に旗艦を潰すぞ。」

『仰せのままに。』

 

 

 

 

 

 

 

止まっていた機体が、突如として動き始めた。

この私すら、眼に追えないはやさ。

馬鹿な………。

「マキビ………今の見えたか?」

『お前はどうなんだよ。』

「追う事すら出来なかった。………あの機体は、何処の物だ?」

『普通の機体ではないって事は確かだぜ。あの速度はどう見ても異常だ。あの……艦長の機体より速い。』

あの機体が通りすぎたあと、敵の兵器は爆発と共に、残骸に変わり果てていく。

『神村………。』

「何だ?」

『もしあの機体が、敵に回ったら………勝てるかお前?』

「尻尾を巻いて逃げたいね………勝てないよ………俺もお前もな。」

『率直な意見…………ありがとよ。』

「お前の意見は?」

『お前と同じさ。俺達は、勝てない。まだ本気に見えない………悔しいが次元が違うよ。』

次元が違う?

…………確かに…………。

さっきから見える物は、敵の爆発光のみだ。

敵のエステバリスも、紙屑の様に切り裂かれて行く。

しかも………・。

「なんて………楽しげなんだよ………。奴の戦い方は………・。」

戯れているようにしか見えない。

くそっ!!

一体なんなんだよ………この世界は…………・。

『ボゾン粒子反応、艦隊の後ろに確認………数……艦隊クラス十隻!!』

後ろだと!!

だがその直後、

『心配なさそうだぜ………。』

出現と同時に、青い機体が落としていく。

「あの九隻もう落としたのかよ………。」

背筋が寒くなった。

正面からミサイルが来ようが、敵が塞ごうが、立ち止まりもせずに、切り裂いて行く姿に…………。

「…………ふざけろ………・化け物め………。」

そして事態は、悪くなっていく。

『おい!!何だって………どうして止めなかったんだよ!!。』

『どうやって、ボゾンジャンプを止めろと言うんですか!!止められませんよ!!』

『惚れてるなら、心中するぐらいの、覚悟を決めろっての!!』

スティンの怒鳴り声と、半べそを掻きながら、弁解している三四郎の声が聞こえる。

「………何があった?」

出きるだけ、そっけなく三四郎に聞いて見る。

『………艦長が……。』

「艦長が?」

『ダリアで出て行っちゃいました。』

「……………。」

さぞうれしそうな顔して、行ったのだろう。

「『戦神』の血は、戦いを欲するか………。」

難儀な家系だなあ…………。

 

 

 

 

 

 

「さて、旗艦の名と位置を教えろ。」

『旗艦名『オウスノミコト』場所は、ここです。』

「敵艦隊のほぼ真ん中か。」

『ナデシコ艦隊『サ−プリス』から重力反応確認。グラビティ・ブラストを発射させるようです。』

「そのエネルギ−………いただこう………。発射と同時に突っ込むぞ。」

『了解』

 

 

 

 

 

「各エステバリス隊は、グラビティ・ブラストの射程より退去。完了次第一斉射撃!!その後、エステバリス隊で、残りを掃討します。」

『了解!!』

コミュニケから、聞こえてくる声に軽く頷いて、あの青い機体をずっと見ていた。

速いのね貴方………。

強いですね………本当に………。

でも不満です。

如何して貴方は私が、身動き取れないときに来たんですか?

せめて顔を見せてくだされば良かったのに………・。

そうすれば、何時でも貴方と戦えるでしょう。

意地悪をしたばつです。

逃がしませんよ………。

「か………艦長………。」

「何ですか?三四郎君。」

「なんでそんなに嬉しそうなんです?」

嬉しそう?

私が………。

「オモイカネ………私笑っていますか?」

『ウン。』

『嬉しそう。』

『笑っていた方が可愛いよ。』

そうですか………笑っていたのですか私………。

「我慢は良くないって事ですね………。」

「え?」

聞き返す三四郎君は、取り敢えず無視です。

「『ナガレノ』艦長ナルシノ少佐。」

『はっ!!』

精悍そうな、25・6歳の青年が表示される。

「指揮を一時預けます。勝ちは決定ですが、無理はしない様に。」

『りょ……了解です。司令は如何なされるので?』

「お礼をしにいきます。」

『お………お礼?』

「はい………会いに行くのが礼儀と言うのもでしょう。」

『しかし………いえ………無事にやり遂げてご覧に入れます。』

そうそう………はじめから素直に、そう言ってください。

「頼みましたよ。では、三四郎君。ナデシコを貴方に預けます。頑張ってくださいね。」

「そ……そんなあ…。」

「オモイカネ………三四郎君を宜しく。」

『了解』

『O.K.』

『任せて』

『ヒスイ頑張れ。』

「艦長〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

「そういうことで、ちゃお。」

走るのももどかしいので、ボゾンジャンプでいきます。

こう言う時便利ですね。

この機体………『ダリア』に乗るのは、3ヶ月ぶりですか。

「起きなさい。『シ−ア』『レイ』」

『おはよう………ヒスイ姉。』

『おはよう御座います。姉さん』

「おはよう。」

この二人は、私の機体の、二つのパ−ツのコンピュ−タ。

私の弟と妹………。

『姉さん嬉しそうだよ。何かあったの?』

子供の様に、話し掛けてくるのが、『シ−ア』

「そうですね………イイ人にめぐり合えたかもしれません。」

『その笑い方は、アキト様そっくりですね。強い敵に出会えた時の笑い方にそっくりだと、推察しますが。』

私より感情が平坦な話し方をするのが、『レイ』だ。

「そうともいいます。すぐに出ますよ。準備はいいですか?」

『いつでもいいよ。』

『機体に損傷なし。エンジンは完全に安定。何時でもいけます。』

「では、いきますよ………。王子様はせっかちな方みたいですから。」

今度は自分でも認識できた。

本当に嬉しそう………。

待っててくださいね、王子様。

すぐに貴方を斬り刻みに行きますから。

私が見た時見たものは………。

グラビティ・ブラストに突っ込む、青い機体の姿だった。

 

 

 

 

 

 

『このやり方は、省エネに最適ですね。』

「エネルギ−チャ−ジ無しで、できる事は良い事だ。」

『では、お終いに致しますか?』

「そうしたいが………前口上言わないと駄目?」

『駄目です。そこらへんは、守って頂きます。』

「そう………。」

俺の言葉が、武器のキ−になっているなんて信じられんが…………。

まあ………減るもんでもないしな。

「死に急ぎし愚者よ………我が永久の眠りに誘おう………闇の針は猛毒となりて、汝を安らぎへと導かん………。」

次元断層フィ−ルドと言うのは、まあ早い話ディスト−ションフィ−ルドを二重に張り、その間の空間を圧縮して作るバリアだ。

つまり外側のフィ−ルドが破れても、その間の空間が、重力波レベルまでのエネルギ−を吸収してくれるって訳。

しかし今やろうとしているのは、逆にそれを暴走させて、ブラックホ−ルを作るわけだから、チャ−ジに手間かかる訳だ。

それを省こうとして、グラビティ・ブラストの重力波を、頂いたと言う事でスね。

最もこの方法……………重力レベルを完全に同調させない事には成功しないが………。

ギチギチギチギチギチギチギチギチ…………・。

耳障りなおとが、そのフィ−ルドから聞こえる。

今度は、剣にそれを同調させる。

漆黒の刃が、闇を食らい始めた。

全ての闇を食らった剣の力を、更に増幅させて、なぎ払う様にして振る。

「邪閃針!!降雨!!」

何十万本という針が、敵の旗艦を中心にして、飛んで行く。

ディスト−ションフィ−ルドを食い尽くし、船を蹂躪していく、闇色の雨。

それがやんだ後、そこに残っているのは、残骸のみ。

「さて終了…………。」

後は地球へ行くのみ。

だけど、幸運の女神は、少しばかり、嫉妬ぶかいらしい。

白い機体が、俺の近くに遣って来た。

『お見事です。ラブリ−さん。』

………洒落で言ったつもりだったのに…………。

《通信は切ってある筈だけど………君、繋げた?》

《いえ……。どうやら突破された様です。》

《されるなよ………。》

《いくら私でも、5人はきついです。》

《5人?》

《はい、白い機体に3人。ナデシコより二人。まだ増えそうですけど…………。》

《…………連携が取れるって………嫌だねえ……。》

『もう一つ私の我侭、聞いてくれませんか?』

DFSを取りだし、斬りかかってくる。

「女は甘やかさない主義なんだ。我侭言うなら、ほかの男当たりな。」

それを弾いて、斬り返す。

『つれないですね。でも駄目………聞いて頂きます。』

その声と同時に、更に切りこむ速度を速める。

「俺より強い奴に会いに行くっての、俺の主義じゃないね。」

一段階刃の力を上げて、刃を切り裂く。

その速度のまま返す刃で、斬りかかる。

『せっかく、イイ殿方に出会えたのです。ジックリ知りたいと思うのは、惚れた女の性というものですよ。』

柄の反対側から、刃を出すと、俺の刃を止めた。

「惚れたもなにも、俺には其の気はないんでね。」

その瞬間、その女の機体を蹴り飛ばし、距離を取る。

「オモイカネ!!逃げるぞ!!付き合ってられるか!!」

『通信妨害が不可能になりますが………。』

「構わん。リミッタ−全部解除しろ!!速度の限界………見極めてやる。」

『方向は私が指示します。』

「任せた。」

取り敢えず、サングラスを外す。

『!!ご主人様………お顔をさらすので?』

「この眼を印象付ければ、俺の顔など、誰も気にしなくなるさ。」

『了解………申し訳ありません。私の願いを聞いて頂いたばかりに………。』

「気にすんな………。結局は、ばれる。それが早まっただけだ。」

 

 

 

 

「翼が………開いた。」

私の機体の翼とは、正反対の漆黒の翼。

それが開いた瞬間、その機体は闇に覆われる。

『通信妨害解除………といういより、諦めたみたい。』

「そうですか……。」

では、見せてください。

貴方のお顔を………。

その姿を見た時…………、何故か心に強く刻まれていた。

眼(右目が真紅で、左目が銀色)も印象的だったが………何より私の祖先『戦神』の顔に酷似していた。

しかしその顔には、笑みは刻まれていない。

何か、虚無的な雰囲気が、かもし出されていた。

「貴方は一体…………。」

 

 

 

 

「ほんじゃ、またさいなら………。」

作った自分が言うのもなんだが、素晴らしい速度で、その艦隊から遠ざかって行った。

しかしあの女………俺の顔見て、ぼおっとするとは……・。

俺の顔が、そんなに珍しいのだろうか?

「量産系の顔だと思うが………。」

『全くです。』

「そう言う時は、間違ってもそう言わないものなんだが………。」

普通は否定する物だ………。

『真実は捻じ曲がる物なのかもしれませんな………。』

「事実は、変わらないもんだがね………って、弁解になってない気が………。」

『何を弁解すればいいんです?』

さも当然の様に答えを返した。

…………こいつ…………。

「だんだん、敬う気持ちが無くなってきてないか?」

その内、逆に支配されそうな気が…………。

その前に徹底的に、しばきなおすか。

『何を言われます。私ほど、まともなプログラムが、この世に何個もあるとお思いですか?あるわけ無いですよ。ええ、天地神明にかけて誓わせて頂きましょう。』

「………口約束ほど、軽い物は無いからな。………まあいいさ………。で何時つく?」

『後二分ほどで………。それよりもどう致します?ついてから。』

「さっきの戦闘でわかったのだが、どうも微調整が、完全じゃない。だから、2・3ヶ月かけてゆっくり調整しよう。」

急いだ所で仕方が無い。

『費用が御座いませんが………。』

「任せろ………。二百万ドルほど、用意してやる。」

『お任せします。』

そうして俺達は、青い地球に、戻って来た。

実に400年ぶりに。

 

 

 

 

 

 

 

『ヒスイ姉』

『姉様』

「酷い人………」

一瞬見たあの笑みが、心に刻まれていた。

悲しみをたたえた眼で、笑っていたあの顔は、何故か懐かしさをかんじさせる。

「あんな笑いを見てしまったら、…………もう離れたく無くなって………しまうじゃありませんか。」

本当に…………。

「待っていてください。王子様………この頃の姫は、少々過激なんですよ。」

一目惚れ?

そうかもしれない………。

待つなんて私らしくない。

「ナデシコに戻ります。着艦準備宜しく。」

ならば、追い掛けるまで。

暫くは、退屈しなくて済みそう…………。

 

 

 

 

 

「あれ?その写真なんです?ブロスさん。」

「おや?アキトさんじゃありませんか。貴方こそ如何して、ここに?」

はて、今は、夕食のピ−クのような気がしたのですが………。

「はははははは…………。」

冷汗をかいているような、気がするのは気のせいでしょうか?

「アキト〜〜〜〜〜〜〜!!」

「あきとさ〜〜〜〜〜〜ん!!」

「おい!!アキト返事をしろ!!」

上から順に、ユリカさんにメグミさんリョ−コさんですね。

元気で成りよりです。

「ぶ………ブロスさんちょっとかくまって………。」

そう言って、ベンチの下に隠れてしまいましたね。

はてさていかが致しましょう。

まあ今、入院されても、困りますな。

では一つ、肌を脱がせて頂きますか。

「あれ?ブロスさん、アキトは?」

ユリカさん………その魔女の毒薬のような料理はなんです?

また、キッチンで作ったのですか?

キッチンの修理費は給料から引かせて頂きますね。

「はて?私は見ていませんが?」

「本当かよ?」

リョ−コさん貴方もですか?

営業妨害になってしまいますよ。

「本当に見ませんでしたか?」

「ええ………少し考え事をしていましたもので。」

メグミさん、謎の物体Xを作るのは最後にしてください。

2・3日で、清掃がすめばいいのですが……………。

「トレ−ニングル−ムか、自室をご覧になったらいかがです?」

「そうね………きっとそうよ!!私の料理を待っているんだわ!!アキト………まっててね!!貴方のユリカが、今行くわ!!」

「アキトさんは、私を待っているんです!!私の旦那様………待っていて………。」

「馬鹿野郎!!そうそう遅れをとってたまるか!!待ってろよアキト!!」

其々勝手な事を言ってますね。

まあこれは、自分でまいた種ですから、後でごゆっくり刈り取ってくださいね。

テンカワさん。

いざとなったら、重婚ができる様に手配致しますので、はい。

「あ………有り難う御座います。ブロスさん。」

いなくなってから這い出て来たテンカワさん。

やれやれ………この姿を見たら伝説が背を向けて、泣き出しますね。

「いえいえ………中々楽しい漫才を、見せて頂きました。」

「うっ………。」

精神的には、タカトの方が上ですかね………これは………。

まあ、彼女達のほうが、パワ−があるといえば、それまでですが…………。

「それで、あの写真、何時撮ったんです?俺、ブロスさんと写真撮った事、ありましたっけ?」

やれやれ…………目ざといですね。

「そうですね………これは、私の友人と撮った写真です。」

そう友人とその恋人…………私が、ネルガルの闇から、抜け出す事を決心したのも、彼等との出会いがあったからだ。

あの出来事が無かったら、私はここにはいなかった。

もう………笑い合うことはない………過去の幻影…………。

「そうなんですか?でも俺にそっくりだ。でも、ブロスさんが若いや。」

「ええ………私にも若い時代は合ったんです。今も年ではありませんがね。」

「いや………そう言う意味で言った訳じゃ………。」

慌てて弁解するテンカワさんを見て、一瞬思い出す。

『そ………そう言う意味で言った訳じゃ………無いんだけどね。』

困った様に笑みを浮かべて、弁解する姿が、何故か、困った様に弁解するテンカワさんにだぶる。

「ま、そういうわけです。………さあてと、仕事仕事………。」

また、給料の修正をしなくては…………。

「保険…………おりますかねえ………。」

 

 

第二話完

 

 

 

続く

 

 

 

さあておわったおわった。

次3話行くかな。

「待ってください。」

おや?

瑠璃ちゃん如何しました?

「なんで私が出ていないのです?」

え?

なぜって………。

「な・ん・で?」

なんでって…………出てくる余地あると思います?

「無理やりにでも、出しなさい。」

子孫が出ているから……いいじゃ………。

ゴスッ!!

ぐお!!

「ユリカさんもメグミさんもリョ−コさんも出ているのに、なんで私が出ていないのです?」

い………痛い……痛〜〜〜〜〜〜〜〜い。

「次出さなかったら………私のファンの皆さんから、爆弾メ−ルが届きますよ。」

うげ!!

そ………それしゃれになんない………・。

「いいですね(にっこり)。」

…………はい。

「では、皆さん。次回会いましょう。」

………送ってこないでね………爆弾メ−ル。

あとはBen様、お任せ致します。

 

それでは、次回会いましょう。

 

 

 

 

管理人の感想

 

 

ランさんからの投稿第二話です!!

ヒスイちゃん・・・良いキャラですね〜

何と言うか、昔のルリちゃんを思い出します(爆)

しかし、宇宙を半分支配してるのか、テンカワの血筋が(苦笑)

某無責任艦長みたいな奴だな、アキト君は。

でも、この時代は何時なんだろう?

少なくとも現代(アキトがナデシコに居る時代)では無いですよね?

400年後にも思えないしな〜

はてさて?

でも、ハーリーとサブロウタの子孫(多分ね)は性格が逆転してるな(爆)

 

ではランさん、投稿有り難う御座いました!!

次の投稿を楽しみに待ってますね!!

 

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