おまけ



ルリ専用指令機ステルンクーゲル
『月下』



使用ツール my shade ver6.0


各種設定

名称『月下』
名は、サボテン科クジャクサボテン『月下美人』より

花言葉は、はかない恋。秘めたる想い。はかない美。


ナデシコが入れない場所や、重力波が届かない場所でルリが指揮するために作られたルリ専用指令機。

当初は、アルストロメリアになる予定だったが、予算の都合上(連合宇宙軍は人もいないが、金がない)、
一世代前の――この時期には、クリムゾンは、ステルンクーゲルの後継機を発表している――特殊部隊用の市街地戦用ステルンクーゲルを高松が改造することとなった。

勿論、クリムゾン製なので、ルリは嫌に嫌がったのだが、ミスマル提督とジュン君の説得――てか、泣き落としにより、渋々同意。

EOSをIFSに全取っ替えし、シシキの使い捨てボソンジャンプ装置を取り付け、重力波通信機を強化・増設し、バッタジェネレーターを二つに増やしたら、結局、本機と改造代で、アルストロメリアと同額程度までかかってしまった、おバカな機体。
(凝り性の高松に改造を任せた時点で、失敗だったという説もあり)

武装は、
頭部、50ミリマシンガン×2
腕、ハイボルト・パイルバンカー×2
腰、イミディエット・ブレード×2
スナイプ・レールカノン×1(今回、モデリングしてません)

その他、装備
背面の外側の上羽根は、強化型重力波通信機。
内側の下羽根は、バッタジェネレーター。
両肩の盾の裏には、各3発づつ、使い捨てボソンジャンプ装置を装填。



この機体は、部下を指揮しつつ、遠くからスナイプ・レールカノンでペシペシと敵を狙い撃ちし、
手が開いたら強化重力波通信でハッキングをかまし、敵が近づいてきたらジャンプで逃げると云うコンセプトで作られた。

高松も、ルリに戦闘をさせる気は、さらさら無かったらしい。


このクーゲルは、元は市街地戦用の特殊機なので、歩行という機動は出来るが、エステのように走法や高速機動(キャタピラ走行)は出来ないため、走行時は、宙に浮くしかない。
蹴りなどの格闘技は、構造上無理。

バッタジェネレーターを二器に追加してあるため、微細ながらバッテリーの切れたエステに重力波充電することも可能(普段は6割程度しか使用していない)。

ルリに悪意ある者たち(主に、統合軍上層部と火星の後継者の残党)からは『長靴クーゲル』と呼ばれていた可哀相な機体でもある。


補足として、左肩盾のルリの似顔絵は、『前』の『波月』のイタズラ書き(渾身の作品)
無論、波月は高松に大目玉を喰らい、ルリは諦めた顔で微苦笑していた。
(それを見たハーリーが右盾に安全祈願を書こうとしたら、高松に火の点いた煙草を押しつけ(根性焼き)られた)


作者側秘話…………と云うか愚痴。
見苦しいので、反転してあります。
気分を壊されたくない方は、読まない方が賢明です。


この月下。もう見るからにFSSのモーターヘッドが混じっています。
眼とか顔のマスクとか、腰とか…………。
モーターヘッドとステルンクーゲルが半々でしょうか。
クーゲルを格好良くしようとすると、どうしてもそうなる……と云うか、私のロボットの基準がMHだから仕方ないのだけれど。


この機体がアルストロメリアではなく、クーゲルなのは、一種の『しばり』です。
ルリが無限ジャンプ出来た場合、敵無人戦艦のフィールド内にジャンプし、瞬間的にハッキングし、その戦艦を伴い、敵陣に特攻む。
ほとんど、無敵になるからです。
そのため、ジャンプを6回までと限定しました。


この機体は妖精(フェアリー)を模したいと考えていたので、背中の四枚の羽根は、元から考えていたのですが、ボソンジャンプ装置をどう組み込むかが最大の悩み所でした。

始めは、ラムダ・ドライバ((C)フルメタルパニック)のように、CCを装填する『リボルバー式ジャンプ・ユニット』を考えていたのですが、
そんな時、第四話で決定的に戦艦名を間違えた
(『ゆめみづき』は重力波砲は付いてない。と云うか、根本的に、無人戦艦と有人戦艦を間違えた)
件で、音威神矢さんからメールを頂いた折り、失礼無礼甚だしくもオリジナル機体(月下・サレナA5・カブト・タガメ(第7話に登場)・ハアリ・バッタ用強襲型追加装甲など)の設定文を見て頂き、ご意見を頂きました。
その中で、シシキの使い捨てボソンジャンプ・ユニットは、前腕ほどの大きさがあると、ご指摘を頂き、リボルバー・タイプは諦め、盾マウント式の今の形が決まりました。

音威神矢さん。ご指摘、お礼申し上げます。
ありがとうございました!!

て、反転でお礼言うのって、失礼に当たる気がひしひしと…………。




この月下の3D、データだけで9Mbあります。

重いよ〜。レンダリング、激長いよ〜〜。パソコンがフリーズする〜〜。熱暴走する〜〜。と何度、悲鳴を上げたことか…………はあ。

おまけに、スタイルを重視してモデリングしたため、間接系があり得ないことになっています…………あぅあぅ。


本当は『激華街』も3Dで造ろうとしたのですが、八分の一程モデリングした所で、このペースでは後2年かかる!! と気づき、断念しました。

他には、木星をバックに、蛍光に光る花畑も造りたかったんだけど……以下略。


………………でも、時間があったら造りたいなぁ(未練がましい)。






おまけのおまけ






バッタ!!

…………だから何? と言われると困るんだけど…………。
バッタだって、見ようによっては格好良いんだぞ! って、それだけのお話。



あとがきへ戻る