< 時の流れに >

 

 

 

 

第十話.「女らしく」がアブナイ・・・今回、寝てていいかい?ルリちゃん?

 

 

 

 

 

 地上に新型のチューリップが落ちた・・・らしい。

 

「と、言う訳で・・・地上のテニシアン島に落ちたチューリップの調査を!!」

 

「・・・ふぁ〜あ。」

 

「この私と!! この私のナデシコが!! 優秀な為に命じられたのよ!!」

 

「・・・眠いわね〜」

 

「なのに!! 何で誰もブリッジに居ないのよ!!」

 

 ピッ!!

 

『説明しましょう・・・因果な性格よね、私って。

 現在時刻は午前二時。

 日本の時刻で言う丑三つ時にあたるわけね・・・こんな時間に起きてる人は珍しいわ。

 以上、お休みなさい・・・』

 

 ピッ!!

 

「あ、交代の時間だ。」

 

「ちょっとハルカ ミナト!! 私の話しを聞きなさいよ!!

 あんた操舵手でしょう!!」

 

「じゃ、後宜しく。」

 

 パァン。

 

「はぁい。」

 

 

「誰か私の話しを聞きなさいよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

 

「・・・うるさい!!」

 

 

 ゴン!!

 

 

 シ〜〜〜〜〜〜ン・・・・・

 

「ふう、さて次ぎの目的地は・・・テニシアン島ね。

 ・・・青い海、白い砂浜、灼熱の太陽。

 これは・・・例の物がいるわね。」

 

 

 

相変らず、ナデシコは平和です。 ネムネム・・・

 

 

 

 

 

 

「ふう・・・驚いたな、ウリバタケさんに殴られるなんてな。」

 

 俺は自室で今日の戦闘の反省と、その後に起こった事を思い出していた。

 

 

 あの我が身を焦がす狂気に身を任せた戦闘の後・・・

 格納庫に戻った俺を、ウリバタケさんは問答無用で殴り倒した。

 

 

 バキッ!!

 

 

「いいかテンカワ!! よく聞けよ!!

 俺達整備班はな、自殺願望者の為にエステの整備をしてるんじゃね〜ぞ!!

 死にたいなら俺達の目の届かない所で一人で死ね!!」

 

「・・・別に、自殺がしたい訳じゃないですよ。」

 

 殴られた頬を拭いながら俺は返事をする・・・

 避け様と思えば避けれた。

 ただ、ウリバタケさんの眼には憤怒以外の感情があった。

 だから、あえてその一撃を受けた。

 

「ふん!! 自分は何でも出来る、ってか!!

 自惚れるなよテンカワ!!

 確かにお前の腕前は桁違いだよ!! 人外、と言ってもいいな!!

 だがな!! 俺には死にたがりの特攻野郎にしか見えないんだよ!!」

 

 正直・・・俺は確かにあの危険を楽しんでいた。

 ここで死ぬのもいいな、などと考えていた。

 ユリカにまた縋りそうになった自分が許せ無くて・・・

 手が届くのに・・・遥かに遠いその距離に絶望をして・・・

 戦いの狂気に、我が身を任せた。

 

「・・・済みません、今後気を付けます。」

 

 そんな俺を、ウリバタケさんは心配してくれている。

 俺の狂気に危惧を抱いて・・・俺の破滅願望を止め様と気を使ってくれている。

 

「ふん!! 勘違いするなよ、お前一人が死ぬのならいいが。

 お前が死ぬとルリルリや艦長やメグミちゃん達が悲しむからな。

 俺としては、女性の泣く顔なんて見たくないだけだ!!」

 

 そう言ってウリバタケさんは後ろを向いてしまった。

 ・・・照れてるのか?

 

「そうですよね・・・女性を悲しませたら、駄目ですよね。」

 

 俺と、後ろを向いたままのウリバタケさんの間に沈黙が落ちる。

 

「解ればいいんだよ・・・

 正直言って・・・お前が何を背負ってるかは知らん。

 だがな、相談出来る大人が一応周りに大勢いるだろ?

 気が向いたら俺にでも、ホウメイさんにでも相談してみろ。

 少なくとも、お前より人生経験は豊富だからな。

 ・・・

 じゃあな!! お前のエステバリスは今日は突貫で整備だよ!! まったく!!」

 

 俺は無言で、ウリバタケさんの背中に黙礼をした・・・

 こんな俺を心配してくれる事に感謝をしながら。

 

 

 

 

「痛かったな・・・結構。」

 

 俺はウリバタケさんに殴られた頬を擦りながら・・・戦闘の疲れからか、深い眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 昼食の時間の喧騒が嘘の様に静まりかえった食堂に、俺はいた。

 そこにルリちゃんが訪れて来た。

 

「ラーメン一つ、お願いしますアキトさん。」

 

「了解、ルリちゃん。」

 

 今は食堂で働く時間だったので、俺は厨房にいる。

 結局、俺はコックとしての自分も忘れる事は出来なかった。

 

「・・・アキトさん、皆さん心配されてましたよ。」

 

「そう・・・御免ルリちゃんには心配ばかりかけさせるね。

 ちょっと自己嫌悪に捕われて、ね。

 ウリバタケさんにも怒られたよ。」

 

 麺を打ちながら俺はルリちゃんに謝る。

 

「ちゃんとその場面は見てました。

 ・・・たまには良い薬でしょう。」

 

「キツイな〜ルリちゃんは。」

 

 俺は苦笑しながらスープのダシを味見していた。

 口調から・・・ルリちゃんがまだ怒っている事が解る。

 

「それで・・・結局どうして今回みたいな事になったんですか?」

 

「・・・ユリカが落ち込んでて。

 それを慰めるつもりだった、最初はね。

 でも、話してる途中で俺の中の心が変わった・・・ユリカが欲しい、ってね。

 手を伸ばせば触れたんだ。

 抱き締める事も出来たんだ。

 ・・・でも駄目だった。」

 

 俺は先程打った麺を熱湯に入れて茹でる。

 

「・・・どうして、ですか?」

 

 心の中のモノを吐き出す様に、俺は大きく溜息を吐き出し・・・

 

「・・・俺の中の、別の心が反発するんだ。

 お前にその資格は無い、ってね。」

 

「そんな事は無いです!!

 アキトさんは精一杯やってるじゃないですか!!」

 

 ・・・昼飯が終ってて良かったな。

 ルリちゃんが叫ぶなんて、な。

 

「そうだよな・・・ただ俺は自分で自分が許せない。

 結局あの過去の時間から先に進んでないんだ、俺の心は・・・」

 

 ラピスと二人で戦い続けた日々が俺の脳裏に蘇る・・・

 一体何人の人を俺は殺した?

 全然関係の無いラピスまで巻き込み。

 最後には結局ルリちゃん達すら巻き込んで。

 

・・・私じゃ、駄目なんですか?

 

「ん? 何か言ったルリちゃん?」

 

「別に何でもありません!!

 それより・・・麺が延びちゃいますよ。」

 

 おっと!! それは大変だ。

 

 俺は急いで麺を茹でるのを止め。

 カウンターで待つルリちゃんに、具を盛り付けて出す。

 

「はい、お待ちどうさま。」

 

「いただきます。」

 

 そして俺はルリちゃんがラーメンを食べるのを、横目で眺めながら昼食に使った食器を洗っていた。

 

「・・・ラーメンの味は、あの時のままです。

 なのにアキトさんの時間は、もう進まないのですか?」

 

「そうだね・・・もう少し、自分を見詰め直してみるよ。

 このナデシコに乗っていれば・・・何かが変わるかもしれない。」

 

「変われますよきっと・・・ここは、ここはナデシコなんですから。

 私が、生まれて初めて私になれた場所なんですから。」

 

「・・・そうだね。」

 

 俺はそう答えながら、洗ったばかりの食器を片付けていく。 

 

「ご馳走様です・・・また、三人で屋台を出しましょうよアキトさん。

 あ、ラピスもいますから四人ですね。

 今は・・・今はそれだけで私は満足です。」

 

 そう言い残してルリちゃんは食堂を去って行った・・・

 

「四人で屋台を、か・・・

 本当にあの頃の俺に戻れるのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふんふん♪

 やっぱり待ってるだけじゃ駄目よね!!

 私が特製のお夜食を、アキトに作って上げるんだから!!」

 

「急に厨房を貸せって言うから、何かと思えば。」

 

 

 モクモクモク・・・

 

 

「きゃ〜!! やだっ!! 何!! 何なの!!」

 

「・・・テンカワも災難だね〜」

 

 俺は迫り来る危機を知らず・・・

 自室で考え事に耽っていた。

 

 

 

「はぁ〜虚しい・・・僕のこの空虚な心を埋める術は無いのか・・・」

 

「るんるんるん〜♪」

 

「あ、あれは!! 心の篭った夜食!!

 そうだ!! あれこそが僕のこの心の隙間を埋めるモノ!!」

 

「あ、ジュン君お休み〜♪

 アキト〜、待っててね〜」

 

「あ、あの・・・ユリカ?

 ・・・お、お休み。」

 

 

 

 

「ふっふっふっふっふっ・・・ジュン、オメーもこの組織に入るか?」

 

「・・・ああ、喜んで入らせて貰うよ!!」

 

「そうか、これで君も僕達の仲間だ!!

 さあ皆!! 新しき仲間と共に!! 一緒にあの巨悪を倒そう!!」

 

 

「おおおおおお!!」 × 複数人

 

 

 

 

・・・馬鹿ばっか、グーグー。

 

 

 ある日の深夜の出来事。

 俺の知らない所で、新たな危機が訪れていた・・・

 

 

 

 

 

(ラピス・・・)

 

(ん? どうしたのアキト・・・今何時?)

 

(あ!! 済まん真夜中だったな!!

 また今度、時間が空いたら話そう。)

 

(む〜、そう言ってもアキト、この前から全然お話しして無い!!)

 

(そうだな・・・ちょっと情け無い事になってな。)

 

(何かあったのアキト?)

 

(まあ、な・・・

 ラピスは・・・俺みたいな奴と知り合えて幸せだと思うか?)

 

(じゃあ、アキトは私と出会って不幸せだと思った事あるの?)

 

(そんな事は無い!!

 俺はラピスがいたから、過去の世界で生き延びる事が出来たんだ!!

 ラピスは俺の命の恩人だよ!!)

 

(だからそれは私も同じ・・・アキトと出会わなければ、私はあの人達に殺されてた。

 私はアキトが必要だよ。

 ・・・ルリやユリカさんがアキトを必要だと思ってる様に。

 だからアキトはアキトの幸せを追って欲しい。)

 

 ・・・11才の女の子に心配されてしまった。

 つくづく、自分が情けなく思えるな。

 

(済まん・・・馬鹿な事を聞いた。)

 

(う〜、謝るより早く迎えに来てよ!!)

 

(あ、そうだな・・・もう少ししたら迎えに行くよ。

 それまで我慢してくれ、頼む!!)

 

(しょうがないよね・・・その代わり、合流したら何処かに連れて行ってね♪)

 

 ラピスにも・・・普通の少女としての思い出を作ってやるべきだよな。

 そうだな、合流して時間が取れれば・・・

 過去では出来なかった、平和な時間を共に過ごしてやるべきだな。

 

(わかった約束するよ・・・皆も誘って何処かに行こうな。)

 

(むっ!! ちょっと意味が違うけど・・・今はそれで我慢する。

 絶対、約束だよアキト!!)

 

(・・・あ、ああ。)

 

 意味が違う、って?

 何か勘違いでもしたか?

 

(・・・ふぁ〜、もう眠たいから寝るねアキト。)

 

(ああ、お休み、ラピス。)

 

(あ、それとBプランは今で30%、だよ。)

 

(了解。)

 

(それじゃ・・・本当にお休み・・・)

 

 ふう・・・ラピスにまで迷惑をかけてしまったな。

 本当に俺の心は弱い、な。

 

 でも、彼女達の暖かい心に癒されている自分も確かに存在している。

 そして俺を心配してくれている、ナデシコの皆の心を感じる。

 

「何時か・・・この心が俺の闇を越える事が出来たら。

 俺は皆の仲間に戻れるんだろうか。」

 

 俺の自問自答に終りは無い・・・

 過去のあの時からそれは変わらない。

 それは終らない思考のループだったはずだ。

 だが・・・

 この時代に戻って来て・・・俺の心に変化が出て来た。

 闇を抱く俺の心と、光を抱く俺の心。

 何故、この光が生まれたのかは・・・

 

「・・・さすが、ナデシコだ。」

 

 俺はそう思いつつ眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 コンコン!!

 

「ん? 誰だこんな時間に・・・」

 

 プシュー!!

 

 おいおい、ロックはしてあった筈だぞ。

 ・・・そうなれば該当者は二人しかいないな。

 そしてこんな時間に俺の部屋に来る様な人物は・・・

 

「ア〜キ〜ト〜♪

 ユリカね!! お夜食作って来たの!!」

 

 

 ピキッ!!  

 

 

 冷や汗が一気に身体中に湧いて出る・・・

 過去の世界での、ユリカの料理による戦果が俺の頭の中に蘇る。

 ・・・逃げたい。

 バッタやジョロや敵戦艦よりも・・・ユリカの料理から俺は逃げ出したかった。

 

「えへ!! ユリカの自信作だよ♪」

 

 止めろ・・・ユリカ・・・その料理の蓋を取らないでくれ。

 

 俺は首を左右に振りながら必死に後退っていた・・・

 しかし・・・無情にもそこには冷たい壁が立ちはだかり・・・

 

「ふふふ、アキトそんなに嬉しいの?」

 

 違う!! ・・・ああ、声帯が麻痺して声が出ない!!

 

「・・・はい、ア〜ン!!」

 

 ・・・食べないと駄目なのか?

 ルリちゃん、助けて・・・

 

 

 

そうそう都合良く助けられません・・・ネムネム

 

 

 

 

 

「ぐあっぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

 

「アキトさん!! 大丈夫ですか!!」

 

 メ、メグミちゃん?

 この時俺の脳裏に危険信号が走ったが・・・

 

「み、水を・・・」

 

「はい、これ!!」

 

 今の俺に冷静な判断を求めるのは無理だった・・・

 

 ゴクゴク・・・!!

 

 

「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

「メ、メグちゃん!! 一体アキトに何を飲ませたの?」

 

「え!! 私の作った特製ドリンクですけど・・・」

 

 遠ざかる意識の中・・・

 味見位してくれ。

 と、思いつつ俺は気絶した。 

 

 

 

 

 

「消毒班!! 急いで食堂を処理して!!」

 

「その食べ物は私が後で分析するから、医療室にサンプルを持って行って頂戴!!」

 

「おやおや、ジュンもお気の毒様だね。」

 

「木星蜥蜴の新しい攻撃かしら?」

 

「まあ、強いて言えば恋の劇薬かな?」

 

「何それ?」

 

「さあ。」

 

 

 

 

 

 俺が気が付いた場所は・・・

 医療室のベットの上だった。

 

「・・・生きてる、って素晴らしい。」

 

「・・・本当に。」

 

 俺の独り言に返事が返って来る。

 

「何故お前がここにいる、ジュン?」

 

「君と同じ理由だよ。」

 

 その理由に思い当って黙り込む俺達。

 

「・・・食べたのか?」

 

「・・・うん。

 厨房で残り物を。」

 

「そうか。」

 

 お互い無事で良かったな・・・

 

「なあテンカワ・・・どうして君はユリカに好かれてるんだい?」

 

「・・・どうしてかな?」

 

 その質問は俺がユリカにしたいくらいだ。

 

「確かに君は強いし、料理も出来るし・・・性格も優しいんだろうな。

 でも、僕もそれ程他の能力では、君に劣ってると思わない。

 僕には君の戦闘能力の様な絶大な力は無い・・・その代りに戦略知識がある。

 料理も洗濯も掃除も一通りこなせる。

 性格も・・・自分で言うのも何だけど、優しいつもりだ。

 なのに何故、ユリカは僕を振り向いてくれないんだ?」

 

「さあな・・・」

 

 だんだんジュンの口調に熱が篭る。

 

「ユリカと共に過ごした年数だって、僕の方が多いんだ!!

 なのに・・・何故君なんだ!!

 僕の努力が足りないって言うのか!!」

 

そうだな・・・ジュンと結ばれた方が、ユリカは幸せだったかもしれないな。

 

「・・・何を言ってるんだ?」

 

 俺はベットの上で横になりながら呟く。

 

「まだまだ、先は長いんだ・・・努力しろよジュン。」

 

「・・・ああ、君には負けない。」

 

 

 

 

 

 

「俺もだアキト!!

 俺様こそがナデシコのエース!!

 アキト!! お前にこの座は渡せん!!」

 

 

「い、いたのかガイ!!」

 

 仕切のカーテンの向こうに、人が寝ているのは感知していたが。

 まさかガイだったとは・・・

 

 

「そうとも!!

 この俺様が医療室のヌシ、と呼ばれる男だ!!」

 

 

 威張るなよ・・・そんな事。

 

「噂に聞いた事があるぞ!!

 確か、医療室にナデシコの航海が始まって以来・・・入院しつづける人物がいるって!!」

 

 ジュンが驚いた顔をしてガイを見る。

 あ、そうか。

 お前達顔を直接に合わせるのは、初めてだよな。

 以前にガイが登場した時は、直ぐに漂流して行方不明になったし。

 救出後は女性陣によって、再入院させられたからな。

 ・・・二人ともナデシコに乗ってから、結構長い時間が経ってるのにな。

 

 

「しか〜し!! 俺様はもう直ぐ復活・・・グエッ!!」

 

 

「・・・うるさいわね。

 本当に声が出ない様に改造しようかしら。」

 

 イネスさんの一撃に沈黙するガイ・・・見事な肘鉄だイネスさん。

 しかし、いたのかイネスさん。

 ・・・気配を殺すのが上手いな。

 

「あの・・・泡吹いてますけど、その人。」

 

 ベットの上で悶絶するガイを見てジュンが呟く。

 

「大丈夫だジュン・・・身体は人一倍丈夫だからな。」

 

「そうそう、人体実験にうってつけの人材よ彼♪」

 

 ・・・冗談、だよな?

 だが、否定しきれんものがあるな。

 

「・・・早く、退院しようなジュン。」

 

「・・・そうだね。」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・私が寝ている間に何があったんですか? アキトさん。」

 

 

 

 

 

 

 

第十話 その2 へ続く

 

 

 

 

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