< 時の流れに >

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前にあんな趣味があったとはな。

 ・・・まあ、人の趣味にまで口を出すつもりは無いが。」

 

「・・・だから、誤解だと言ってるだろうが。」

 

「しかし、どうしてお前の前に現れる時に限って―――何故女性の服を着てるんだ俺は?」

 

「・・・知るか。」

 

「おい、お前の服と俺の服を交換しろ。」

 

「無茶な事を言うな!!」

 

 

 

 

 

 

 先程の会話の内容を思い出しつつ、俺は隣を歩く男に視線を向けた。

 それにしても、このスカートと厚手のセーターという服装は気に食わない。

 動きが制限されているとしか思えんぞ。

 

 それと俺の動きにあわせて揺れる髪は、ポニーテールにしている。

 しかし―――――本当に、邪魔だなこの髪は。

 

 周りを見たところ、この地域の今の季節は初春らしく、厚着の人間が多い。

 隣を歩くアイツも、ジーパンに軽くジャケットを羽織っている。

 

 ・・・実力で、着ているモノを奪うか?

 

「・・・何だ?」

 

「いや、何だか不穏な雰囲気を感じたからな。

 服は最寄のデパートで買ってやるから、今はそれで我慢してくれよ。」

 

 どうやら、俺の気配を察したらしく、釘をさしてきた。

 流石に、勘は良いみたいだな。

 

「別にお前の言葉を疑ってる訳ではない。

 ただ、俺にとって女の格好は苦痛だと言う事だ。」

 

「まあ、枝織ちゃんの話からするとそうかもな。

 ところで、俺の名前を知ってるんだから何時までも「お前」呼ばわりするなよ。」

 

「俺の宿敵の分際で、名前で呼んで欲しいのか?」

 

 俺が不思議そうな顔をしてそう質問をする。

 

「・・・解ったよ、「お前」でいいさ。」

 

 そう言って、少し落ち込むアイツは――――中々にからかい甲斐があった。

 考えてみれば、今まで俺に対して対等の口をきいてきた奴などいない。

 座敷牢では、零夜くらいしか話し相手はおらず。

 そして実力的にも、俺に比肩する奴が居なかったのが理由の一つだ。

 

 まあ、アイツはどうだか知らないがな。

 俺の存在を脅かす、一人の人物の事を俺は考えていた。

 今まで、名前で呼んだ事すらない、もう一人の俺――――

 

 俺は絶対に、アイツの存在を認めん。

 

「今更、北斗との関係に文句は言わないが。

 せめて、自分の名前くらい呼んで欲しいと思わないか?」

 

「俺が全ての元凶か?

 まあ、そこまで言うのなら―――――アキト、でいいだろう?」

 

「十分だ。」

 

 そんな他愛無い会話をしながら、俺達は一つのデパートに入っていった。

 しかし、その裏でお互いの隙の探り合いをしていたのは、周囲の人間には解るまい。

 話すタイミングに、返事を返す間に、歩く速度に――――

 お互いに自然な行動をしながら、牽制の「気」を放っていたのだ。

 

 やはり、この緊張感が俺には一番相応しい。

 

 

 

 

 

「予算に限りは無い、存分に選べ、さあ選べ、とことん選べ。」

 

「・・・さり気無い悪意を感じるのは、俺だけか?」

 

「ふっ、気のせいだ。」

 

 女性服専用の階で、俺を放置した後そう言い放つアキト。

 俺の手にはアキトのカードがある。

 どうやら、俺に服を選ばせて自分はこの場で監視をするつもりらしい。

 俺やアキトの実力なら、このフロアの何処に相手がいるのか、それ程の苦労も無く見つけられるだろう。

 

 ・・・つまり、俺と一緒の姿を見られたく無い訳だな?

 

 やたらと周囲を気にしているその気配には、随分前から気がついていた。

 だが、そう簡単に俺も遊び相手を手放すつもりは無い。

 

「残念だが、俺は今まで自分で服など買った事は無い。

 勿論、地球での品物の購入方法も知らん。

 よって、だ。

 気に入った服を強奪してくるから、この場所で10分ほど待っていろ。」

 

「待てるか!! それ以前にそんな考えで出歩くな!!」

 

 結局、連れ立って歩く俺達だった。

 

 ・・・しかし、こんな嘘を信じるあたり、根は単純だなアキト。

 幾ら俺でも、地球・・・現地の情報を覚えてから侵入するぞ?

 現にアイツも、カードの使い方を知っていたと思うが?

 

 

 

 

 

 

「でも、どういう仕組みで枝織ちゃんと入れ替わるんだ?」

 

「詳しい事は知らん。

 ただ、精神的肉体的に疲れた状態だと、眠ってる間に交替する事はあるみたいだ。

 ――――後は、山崎の奴が持つ『笛』だな。」

 

 俺は忌々しげにそう告げながら、棚に並べてある服を横目で眺める。

 どれもこれも、俺には向かない、な。

 

「『笛』?」

 

「ああ、深層心理の奥底に刻まれた合図があるらしい。

 悔しい事に、今まであの『笛』の音色に勝てた事は無い。

 俺が気が付くのは・・・何時も全てが終った状態の、寝床の中だ。」

 

「そうか。」

 

 俺の話を聞きながらも、周囲の警戒を怠らないアキト。

 それでいて、俺の話は聞き逃さないのだから見事なものだ。

 

 しかし、何に警戒をしているのだ?

 お前の実力ならば、大抵の危機は笑って解決すると思うのだが・・・

 

「何かお探しでしょうか?

 お嬢さんみたいな美人なら、どんな服を着ても似合いますよ?」

 

「・・・殺されたいか?」

 

「は?」

 

 馬鹿な事を言いながら、軽薄な作り笑いをした男が話し掛けてきた。

 俺は機嫌の悪さも隠さずに、右手を振り上げ――――

 

「わ〜!! 結構です!!

 コイツ、恥かしがりやでして!!

 俺がちゃんと選びますから、お構いなく!!」

 

 俺の右手を掴んだ状態で、店員にそう言い訳をするアキト。

 ・・・フォローが早いな。

 零夜なら俺がこの男を殴り倒してから、俺の行動を止め様とするぞ。

 まあ、俺と唯一対等に戦える男だ、それくらいは出来て当たり前か。

 

「そうですか、解りました。

 しかし、お似合いのカップルですね。」

 

「ははは・・・どうも。」

 

 背後から立上る俺の殺気に気圧されながらも、店員に別れの挨拶を言うアキトだった。

 そして引き攣った笑い顔で、俺の方を向くアキトに冷たい言葉を投げ掛ける。

 

「俺とアキトは、お似合いらしいな。」

 

「・・・頼むから、俺の前で暴れないでくれ。」

 

「見ていない所でならいいのか?」

 

「それも駄目!!」

 

 ・・・まったく、零夜並に煩い奴だ。

 まあ、困らせると面白いが。

 

 

 

 

 

 

 

 結局、俺はジーパンとシャツ。

 それに上に薄手のベストで我慢をした。

 勿論、全部男物だ。

 うむ、これでやっと落ち着けたな。

 

「で、どうして、俺に選ばせるんだよ?」

 

「先程の店員に、俺の服は自分が選ぶと言ってただろうが?」

 

「・・・忘れろよ、そんな事。」

 

「ふん、男物だったら他には別に拘るつもりは無い。

 元々、女性服のフロアを選んだアキトが迂闊なだけだ。」

 

「左様で御座いますか。」

 

「で、だ。

 腹が減ったぞ。」

 

「がぁぁぁぁぁぁぁ!! こうなったら自棄だ!!

 何でも食わしてやる!! 俺に付いて来い!!」

 

「良かろう。」

 

 

 

 

 

 

 

「カルビ3人前追加。

 それとタン塩も4人前追加して下さい。」

 

 メニューを見ながら、アキトが店員に肉の追加を言っている。

 それを横目で見ながらも、俺の箸は止まらない。

 

「それとビビンバを一人前追加だ。」

 

 アキトの注文が終った頃合を計って、俺がそう付け加える。

 

「・・・だ、そうです。」

 

「は、はあ。」

 

 既に、10人前以上の肉を食べ尽くしている俺達を見て、店員は呆れた表情をしていた。

 どうも、アイツは昨日『昂氣』を大量に使ってくれたらしい。

 

 俺も未だに全貌を把握してはいないのだが――――

 『昂氣』を使用する事によって多量の精神力と体力を消耗するみたいだ。

 そのせいで、俺はピースランドからの帰還中にアイツに意識を乗っ取られたのだった。

 もっとも、今回は立場が逆になっているが。

 

 まあ、今は取り合えずエネルギーの補給だな。

 

   ガシィィ!!

 

 俺が取ろうとした肉を、アキトが自分の箸を使って防御する。

 

「・・・」

 

「・・・」

 

 無言で睨み合う俺達。

 

「たまには自分で焼いたらどうだ?」

 

「悪いな、俺は何時も食べる専門だからな。」

 

「ほ〜〜〜〜〜、なら俺が焼き方をレクチャーしてやるよ。」

 

「それ程暇人ではない。」

 

  ガシ!!

          バシュ!!

                   ガガガガガ!!

 

 お互いの箸が、焼けた肉の上で激しい攻防を展開する。

 果敢に攻める俺に対して、鉄壁の防御を見せるアキト。

 

 くっ!! やはり箸の使い方では、コックでもあるアキトが一枚上手なのか!!

 俺は久しく感じた事の無かった敗北感を、間近に感じていた!!

 

 そして――――――

 

   ブスブスブスブ・・・

 

「・・・焦げてしまったな。」

 

「馬鹿か? 貴様?」

 

「お前にそれを言う資格は無いわ!!」

 

「「ふん!!」」

 

 俺達の隣では、追加分の肉を運んできた給仕が固まっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 食後の珈琲を飲みながら、俺とアキトの会話は続いた。

 はっきり言えば、デパートの焼肉屋で話す内容とは思えない話だ。

 もっとも、周りに人が居ない事は俺達には解っている。

 

「では、お前は本当に和平を望んでいるのか?」

 

「そうさ、少なくともお互いに理解をする場と――――時間を持つべきだろう。

 100年もの間、別れ離れになっていた兄弟の邂逅だ。

 決して不可能な事では無い筈だ。」

 

 ・・・本気だったとはな。

 この泥沼の戦争に、和平を目指すとは。

 勿論、俺はそれが舞歌の願いでもある事は知っている。

 

「だが、俺は反対だ。」

 

「―――――あくまで俺の敵にまわると?

 それほどまでに、草壁に忠誠を誓っているのか?」

 

「馬鹿な事を言う。

 俺の反対する理由はただ一つ――――アキト、お前との決着を付ける事が出来なくなるからだ。」

 

 俺は挑戦的な目をしながら、アキトの顔を凝視する。

 しかし、アキトは苦笑をしながら返事を返してきた。

 

「何時でも相手をしてやるよ、俺も平和になれば無用の存在だからな。

 ただし、人の居ない場所でないと駄目だ。

 俺達が戦うには、場所選びから始めないとな。」

 

「随分と余裕を見せてくれるな?」

 

「別に――――

 ただ、俺も北斗との戦いには心躍るモノがあるのは確かだ。

 そして俺と北斗、それに枝織ちゃんは・・・平和な世界では異端児なんだろうな。」

 

      カチャッ・・・

 

 飲んでいた珈琲のカップを、皿に戻してアキトの独白は続く。

 

「枝織ちゃんに聞いた君達の生い立ちは、正直言ってショックだった。

 だが別に同情をしている訳じゃ無い、五体満足で生きているだけマシだからな。

 しかし、俺達の存在はどう考えても異常だ。

 パワーバランスを唱える政治屋達にとって、存在自体が悪なんだろうな。」

 

「勘違いするな。

 俺はあくまで武力に突出した兵士だ。

 だが、アキトはナデシコすら操り、ネルガルと三つの方面軍を背後に持つ人物だろうが。

 俺とは重要度が違いすぎる。」

 

 俺が舞歌に見せて貰った資料によると・・・

 そのネルガルですら、アキトは操っている節がある。

 つまり、俺の前にいる男は―――――

 間違い無く、地球連合軍で最高の重要人物であり、最強の兵士なのだ。

 

 そして、俺はその歴史すら変えうる力を持つ男を―――狙う木連の牙。

 

 実に楽しめる立場だ。

 間接的とは言え、一つの時代の節目を操れると思うとな。

 

「力、か・・・」

 

 そう呟くアキトの顔には複雑な表情があった。

 何か思う事があるのだろう。

 まあ、他人の過去に俺は興味は無い。

 

「一番欲しい時に、この『力』は俺の手に無かった。

 そして今は―――――俺は間に合ったのだろうか?」

 

「そんな事を俺が知るか。」

 

「ふっ、それはそうだ。」

 

 俺の素っ気無い返事を聞いて、アキトの奴は嬉しげに笑った。

 ・・・何が嬉しいんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、そろそろ帰るか。」

 

「そうだな、零夜の奴も心配してるだろうしな。

 優華部隊もナデシコに乗っているのだったな?」

 

 大体の事情は既にアキトから聞いていた。

 しかし、和平を唱えているとは言え敵艦に密航とは―――

 高杉の奴も大胆な事を考える。

 

 しかも、このテンカワ アキトの乗るナデシコとは、な。

 だが、逆に言えばナデシコには連合軍すら迂闊に手が出せない。

 それを考慮すれば、地球では唯一の安全地帯とも言える。

 

「今頃、零夜の奴は何をしているかな。」

 

「ああ、それなら――――」

 

「どうした?」

 

 突然発言を止めたアキトを不思議に思い。

 俺は背後にいたアキトに視線を向ける。

 

 そこには、真っ青な顔をしたアキトがいた。

 

「・・・確か、一番星コンテストを開催してた―――昨日は。」

 

「何だそれは?」

 

「聞くな、もう終った事だ・・・そう、終った事なんだ。」

 

 涙ぐみながら、そう呟くアキト。

 ――――本当に、何があったんだ?

 

 

 

 

 そして、同時に足を止める俺達。

 

 ――――――面白い、俺を誘っているのか?

 

「無視をしろ北斗・・・場所が場所だ。」

 

 アキトが背後から小声で俺話し掛けてくる。

 だが―――

 

「ふん、俺は今まで挑まれて逃げた事は一度も無いのでな。」

 

   タンッ!!

 

 アキトの制止の声を振り切り、俺の身体は殺気を放った黒コートの男に向かう。

 その視線にはかなり前から気が付いていた。

 勿論、アキトの奴も気が付いていただろう。

 

 そう――――俺達に向かって、見事な殺気を放った奴がいた。

 俺達の正体を知りながら、挑んできた奴がいる。

 しかも、俺個人だけでなく、アキトすら誘き寄せる為の殺気だ。

 つまり、俺達を同時に相手にする覚悟があると言う事だ。

 

 ならば、それなりの手錬だと判断できる。

 複数の敵かもしれん。

 もしくは、罠が張ってあるのかもしれない。

 

 だが、俺の闘争心には既に火がついてしまった。

 もう――――止まる事は出来ん。

 

「くっ!! 敵の正体も解らないと言うのに!!」

 

      ガツン!!

 

            ジリリリリリリリリリリリ!!

 

 背後でアキトの声と共に、警報機の鳴る音がフロア全体に響き渡る。

 どうやら、火災警報機を作動させたらしいな。

 これが―――――俺とお前の違いだ、アキト。

 俺は自分の飢えを満たす為に、この男を追い。

 お前は周囲の被害を抑える為に、火災警報機によって一般客の避難を促す。

 

 まあ、興味があるのなら俺の後を追って来い。

 

 

   ドゴォォォォォォォンンンンン!!

 

 

 突然、爆音が響き――――

 

「なっ!!」

 

 俺が驚いた声を上げ、見上げたものは落ちてくる天井だった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・皆、準備はいい?」

 

「はい、既に覚悟は決めました。」

 

「せめて一太刀なりとも、あの怨敵に!!」

 

「私達の心は一つ!!」 × 女性陣

 

「皆の心意気!! このミスマル ユリカ、確かに受け取ったわ!!

 いざ!! これより我々は修羅に入る!!

 人と会っては人を斬り!!

 神と会っては神を斬り!!

 そして我等が同盟最大の敵!! 真紅の羅刹の首を取る!!」

 

「お〜〜〜〜〜〜!!!」 × 女性陣

 

 

 

「・・・なあ、止めなくていいのか、シュン隊長?」

 

「アレを止めれるか、ナオ?」

 

「無理だね。」

 

「だが、負けると解っている戦に艦長達を送り出すのもな・・・」

 

「そうっすね。」

 

 

 

 

「エステバリス隊!! アリサちゃん、リョーコちゃん!!

 敵を普通の人間だと思わないでね!!」

 

「了解!!」 × 2

 

「ナデシコ隊!! レイナちゃん、サラちゃん、メグちゃん!!

 ナデシコの操縦は全部任せます!!」

 

「はい!!」 × 3

 

「サポート、及び救急班!! ホウメイガールズの皆さん、イネスさん、エリナさん!!

 戦場を撹乱する為のトラップ類、及び根回しをお願いします!!」

 

「任せて下さい(おいて)!!」 × 7

 

「最後に情報班!! ルリちゃん、ラピスちゃん!!

 ターゲット周辺の情報収集、及び街全体のクラックをお願いね!!」

 

「はい!!」 × 2

 

「そして陣頭指揮はこの私!! ミスマル ユリカが行ないます!!」

 

 

 

 

「・・・何だか、街が一つ消えそうな予感がするんですけど。」

 

「お前もか?

 ―――――俺もだよ、カズシ。」

 

「本〜当〜に、艦長達を放置しておくんですか?

 何だか覚悟完了してますよ?」

 

「アキト達にとっては、昨日の出来事だからな〜

 今更、連絡をしても時間は戻せないし。」

 

「まったく・・・早く帰ってこいよな、アキトも。

 ま、戦闘に巻き込まれるのは確実だろうな。」

 

「おいカズシ、取り合えずその街の責任者に避難勧告出しとけ。」

 

「本気ですか?」

 

 

 ピッ!!

 

 

『緊急事態だよ!! アキト兄と枝織さんの居たデパートで、爆発事故があったって!!

 今さっき、ダッシュ兄から連絡入ったよ!!』

 

「本当ですか、ディア!!」

 

『うん!! ダッシュ兄の事だから、確かな情報だよ、ルリ姉!!』

 

「艦長!!」

 

「・・・一時休戦にします!!

 至急、ナデシコの発進準備!!

 あの二人がいるデパートで爆発事故――――偶然とは思えません!!」

 

 

「はい!!」 × 女性陣

 

 

 

 

「何だか、嫌な予感がしますね隊長。」

 

「ああ、アキトの無事を祈るよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

第十九話 LessonX その3へ続く

 

 

 

 

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