<スレイヤーズ西遊記>





第十四話 坊主の酒盛り(おいおい)


第一章.きっかけ

あらすじ

 青い空・・・
 白い雲・・・
 そして・・・
 どこまでも広がる青いう(ガスゥ!!!)
 い、痛って〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
 なにさらすんじゃい、ワレ!!

(その台詞は禁句だと言う作者からの命令なんです・・・)

 何だニンエかよ・・・そうか俺のパターンを先読みしてやがったなあの作者。

(ええ、○○じゃなくて河だったら良かったんですけどね。)

 ・・・青い河(汗)・・・それはそれで何か嫌だ。

(あの作者に美意識を求める事自体が無謀なんですよ。)

 お、お前結構言うようになったなニンエ(汗)
 まあ実際大したあらすじは無いから、このコーナーに話題が今無いんだけどな(笑)

(じゃあ無理に話す事も無いですし・・・)

 ああ、今回は早めに切り上げ様かな。
 では、スレイヤーズ西遊記 第十四話今から始まります!!

「・・・本当に話しが進んで無いよな前回。」
「・・・いき抜きみたいの物だったんじゃないの?」
「・・・じゃあ何故今回も船旅してるんでしょうか?」
「・・・作者がまだ遊び足りないんだろう・・・多分。」
(・・・俺、無事に対岸までつけるのか?)

「それは仏のみぞ知るってね!!(笑)」 × 4





「ねえガウリイ・・・貴方お酒を飲んでも良い身分なの?」

 リナの突然の質問。
 その質問の内容に驚きながらも返事を返すガウリイ。

「え? まあ別段そこまで厳しい戒律は無いけどな。
 実際、昔は夜中に寺を抜け出して街で飲み明かしたしな・・・」

 懐かしそうに目を細めながら呟くガウリイ・・・
 昔から破戒坊主だったんだな・・・お前・・・

「ふっ・・・御神酒がよくて何故バーボンがいけないんだ?
 所詮アルコールが入ってる飲み物同士だろうが。」

「おお〜〜〜、言い切ったわね(ましたね)(やがった)」

「開き直ってるわねガウリイ・・・」

「結構読者からも『本当に彼って坊主なんですか?』って聞かれてますしね。」

「まあ格好からして既に、世間一般の坊主に喧嘩を売ってる様にしか見えんしな。」

 お前等言いたい放題だな(笑)
 しかしその頃のガウリイの心の中では・・・

『リナが酒をすすめてきただと?
 こ、これはもしかして、さり気無いリナからのアプローチか!!
 更に酒の席では無礼講が常識!!
 ここは男らしく酔った振りをして一気に・・・』

 ・・・お〜い、それって犯罪に近いぞガウリイ(笑)
 だいたい男らしく酔った振りってなんだよ。
 それ依然にお前自分が坊主だって事を完璧に忘れてるだろ?

『いやいや、待てよソレはまだ早いぞ・・・
 責任を取る覚悟はあるが、まだリナの両親にも会ってないじゃないか!!
 だ、だが男と女にはこの手の事故はよくある事だし・・・』

 ・・・いい加減そこから帰ってこいよ。
 それからその手の事故を気軽におこすな頼むから(汗)

『俺の気持ちは・・・』

「ガウリイ? 何考え事なんて珍しい事してんのよ?」

 今ガウリイの頭の中ではリナと良い雰囲気に突入していた所だった。
 そこに現実のリナからの呼び出しをくらい・・・ガウリイは焦った。
 ・・・勝手に焦ってろ自業自得だろうが。

「へっ!! い、いや何でも無いさ!!
 ごくごくつまらない事だよリナ!! ハハハハハ!!!」

「何を焦ってるのよガウリイ?」

「露骨に怪しいですぅ・・・」

「何となく想像がつくがな。」
 
 何時もと明らかに違う反応を返すガウリイに、周囲から疑惑の視線が集まる。
 周りの皆からの疑惑の視線を逃れる様に、カニ歩きで船室に消えるガウリイ・・・
 どうやらまだガウリイの頭の中ではピンク色の妄想が爆走しているらしい(笑)
 ・・・煩悩にこそ忠実な奴だなガウリイ(笑)

 そして再会と仲間の絆を深める為の酒宴が開かれる事となった。
 建前は・・・
 まあ全員成人年齢を大きく(ガスゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!)
 沈黙・・・
 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・
 今宵星空の下、魔の酒宴が始まる・・・





第二章.宴会芸

「キャハハハハハハ!!!! 何よアメリアお酒に弱いんだ!!」

 既に意識を手放しかかっているアメリアを見て大笑いするリナ・・・
 あんたもヤバイ状態に陥ってるって(汗)
 四人の周りに乱立する酒瓶の山々・・・
 しかしここに一人目を光らせる男がいた(笑)

「ふっ・・・リナが気になって酔えん(泣)」

 ・・・まだ妄想の海を漂ってるのかお前(笑)
 だからただの親睦会だって〜の!!

「いや、それはそれで話しの成り行きしだいで・・・」

 だから・・・いい加減その話題から離れろよ・・・なあゼル。

「そうか・・・酒の席での無礼講か・・・なかなか良い案だなガウリイ(ニヤリ)」

 ・・・お前酔ってるだろ?
 自分のキャラを崩してまで話しをそこに持って行く気かゼル(汗)

「「悪いか?」」

 二人して・・・もう勝手にしてくれ・・・

「ちょっとガウリイ!! ゼル!! 何か芸をして見せなさいよ!!」

 赤い顔をしてガウリイ達に宴会芸をせびるリナ。

「私も見たいですぅ〜〜」

 こちらも半分眠りながらゼルに甘えるアメリア・・・
 ここまで言われたら・・・何かやるよなコイツ等(笑)

「ふっ・・・では一曲弾いてやるか・・・」

 ・・・どこから持ってきたんだそのギター(汗)
 それ以前にこの時代にギターは(ゴシュ!!!)

「さてまずは一曲。」

 月明かりの下で静かな旋律が踊る・・・
 周りの酔客も黙ってその音に耳をかたむけていた。
 ほんでもってラスト。
 何故か真剣な顔でアメリアを見詰めながらゼルは・・・

「ぼかぁ幸せだなぁ〜、君とこうして(ゴスゥゥゥゥゥゥ!!!)」

「何で最後で外すかなこの男は!!!!!!」

 リナの問答無用の如意棒での一撃に沈黙するゼル(笑)
 それにしても・・・このネタできたか作者(笑)

「じゃあ次ぎ俺の番かな。」

 そう言ってドラムセットを取り出すガウリイ?
 ゼルの事は心配もしてやらんのか?
 ・・・それとこの時代にドラムセットなど(ガスゥゥゥゥ!!!)

「よっし!! じゃあ始めるか!!」

 軽快なテンポでドラムを叩き出すガウリイ・・・
 そして手元のマイク(?)を手に取り。

「オイラはドラマ〜!!、浮気なドラマ〜!!
 オイラが叩けば!!」

「嵐を呼ぶんじゃな〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!」

 ドグォッォオオォォォオオオオオオオ!!!!!

 ・・・手加減無しの一撃だった。
 ・・・さすがに如意棒じゃなくて素手だけど。
 ・・・崩れ落ちる様に倒れるガウリイ。
 ・・・作者って何時の生まれだったけ?

「はあ、はあ、はあ・・・何でこんな古いネタばかり持ってくるかなあの作者!!」

「それ以前になぜお二人共に石○裕○郎さんネタを選んだんですかね?」

「「それはな!!」」

 近頃復活も早いな二人共(汗)
 世の中環境に慣れるのって結構簡単なのかな・・・
 環境以前の問題の様な気がせんでもないが(笑)

「男と言えば海!!」 By ガウリイ

「そして海と言えば石○裕○郎!!」 By ゼル

「「そして!!」 By 馬鹿二人

「ここ河です・・・ゼルガディスさん、ガウリイさん。」

「「・・・あっ、そう(汗)」」 By 再び床に沈む二人

 何やってんだか・・・しっかりと酔ってるだろお前等。
 ・・・もう勝手にしてくれ俺も酒が欲しいよ。

「じゃあ上げる(ニヤリ)」

 ちょ、ちょっと待てくれリナさん!!
 実は俺って勤務中だからさ!! アルコールは御法度なんすよ!!

「ガウリイ(パチン!!)」

「御意!!」

 うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
 何で俺を捕まられるかなガウリイ!!
 俺とお前は住む世界が違う(ゴッゴッゴッゴッ!!!!!)
 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・
 ヒック!!
 てやんで〜こんな仕事真面目にやってられるか〜っての!!!

「おおおお!!!」 × 4人

「・・・ふっ、壊れたわね。」

「・・・まあウォッカのストレート一本を丸呑みだからな。」

「・・・普通急性アルコール中毒で死にますよソレ。」

「・・・生きてるんだから問題無いだろう。」

 お前等!! お前等に俺の苦労が解るか? 解んね〜だろうな(笑)

「もう今回、普通の話しに戻るのは無理ですね。」

「冷静にそんな事話しているアンタも結構怖いわよアメリア(汗)」

「そうですか? 何時も影で私の苦労を笑ってる罰ですよ(ニヤリ)」

「・・・そう言えば俺にさっきウォッカのビンを渡したのって(コソコソ)」

「ア、アメリアだったのか(汗)まさか・・・(コソコソ)」

 な〜にコソコソしてるっかなっ!! この二人は!!
 何か芸やれ芸!!

「じゃあ私が一曲!!」

「おおお!!!」 × 3人

「あ〜〜〜あ〜〜〜、河の流れのように〜〜〜」

 あ〜〜〜あ〜〜〜、果てし無い〜〜夢を追いかけて〜〜〜

「殺せ!! そのナレーターを殺すんだガウリイ!!」

「ふぇぇぇぇん!! ゼルガディスさ〜〜〜ん!!
 せっかくコブシを効かせて歌ったのに〜〜〜〜(泣)」

「せっかくのアメリアの歌をよくも潰したわねナレーター!!」

 へっ!! 殺れるもんなら殺ってみな!!
 俺はここから・・・ドサッ・・・

「あれ?」

「どうしたんだろ?」

(・・・済みませんナレーターさん倒れました(汗))

「あんた誰よ? 何処かで聞いた事あるような声だけど?」

(一応ナレーターNという事にしておいてください(汗))

「・・・まあいいけでね・・・飲ませたのはガウリイだし。」

「・・・俺のせいか?」

(ところでザン馬さんは仲間に入れてあげないんですか?)

「・・・忘れてた」 × 4人

(はあ・・・今からでも呼ばれたらいいんじゃないんですか?)

「そうだな・・・何だかんだと世話になってるしな。」

 そうして全員でザン馬さんがいるイカダに向かいました。 ここからナレーターは Nです。

「お〜い、ザン馬!! こっちで一緒に飲まないか?」
 
 ガウリイさんが寝ているザン馬さんに話しかけます。

(何だ? 騒がしいと思ったら酒盛りをしてたのか?)

「何か一発芸をしたら船に乗せてあげるわよ〜〜〜〜!!」

 いきなり一発芸は厳しいのでは・・・リナさん(汗)

「あによ!! 何か文句あんの!!」

 いえ・・・ありません。

(一発芸・・・こんなのどうだ?)

 そう言って河に飛び込むザン馬さん?

「・・・それで?」

(いやだから・・・河に馬だろ。
 つまり河馬(カバ)・・・まて!! ほんの軽いジョークだ!!)

「第一回!! 仙術・神術・魔術打ち込み合戦開始!!」

 リナさんの怒声が静かな夜空を切り裂きます・・・(合掌)

「「「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」 × 3人

「ディグ・ヴォルト!!!」

「ブラム・ブレイザー!!!」

「フレア・アロー!!!」

「フリーズ・ブリッド!!!」

 ・
 ・
 ・
 ・
 ・ 以下 1時間の間この合戦は続きました(汗)
 
『ラストいっきっま〜〜〜す!!
 あまねく天地の気よ!! 我が身に集いて我が力となせ!!
 必殺!! ブースト・ドラグ・スレイブ!!』

 一瞬の閃光・・・そして天地を切り裂く様な光と音がリナさん達を襲います。
 そして、その後には大きなクレーターが残っているだけでした・・・
 そのクレーターにも周りから水が押し寄せ・・・世界は元の静けさを取り戻します。
 ただ、船の船尾についているイカダと。
 そのイカダの上にある帽子だけが・・・彼が存在していたという証なのです。
 
「さて・・・酔いもさめたし、寝ましょうか。」

「そうだな・・・何だか肩透かしくらった気分だけどな。」

「スースー・・・」

「しょうがないアメリアは・・・リナお前が部屋まで連れていってやってくれ。」

「あ〜〜〜ら、それはゼルの役目でしょう(笑)」

「そうそう・・・頑張れよゼル。」

「お、おい!! お前等!!
 ・・・ちっ、余計な気を使いやがって。」

 そう言いつつもアメリアさんを背負って船室に消えるゼルガディスさん。
 これにて魔の宴は終わりを告げるのでした。
 ・・・ザン馬さん、さすがに今回は・・・生きてるかな(汗)
 

 

 

第十四話         END
									第十五話に続く

あとがき

「こんにちわ、皆さん。

 あとがきに住み付いたニンエです(笑)

 今回は臨時出張もこなしましたが・・・

 ナレーターさん緊急入院されちゃいました・・・次回までに復帰できますかね?

 あ、それと作者から設定資料の補足を渡されているんですよ。

 何でも仙術はカタカナで呪文を唱えて。

 神術は漢字、魔術は『 』で区切るらしいです。

 あと特殊能力についてはその都度説明や注意書きが入るそうです。

 それと渡河編は後一話で終わりだそうです。

 ・・・思いっきり遊んでますね今回は作者。

 まあ出来れば末永くおついきあいしてやって下さい。

 ではまた次回・・・」

 

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