<スレイヤーズ西遊記>





第十八話 ニンジン果って何?(後編)


第一章.人質

あらすじ

 前話のあらすじ・・・
 周囲に多大な損害を出しました(まる)

(・・・これだけですか?)

 そう、これだけ。

(一人新キャラが出てましたよね?)

 俺は知らないよ?

(・・・くやしいんですか・・・もしかして?)

 ・・・

(大人気の無い人ですね。)

 ・・・

(そんな事だから皆さんに苛めれれるんですよ。)

 ・・・これ何か解るか?

(写真ですね? それがなにか・・・!!!!!!!!!)

 ふっ、そうお前の許婚の写真だよニンエ(ニヤリ)

(そ、それを一体どうするつもりですか!!)

 な〜に、その俺を苛める皆さんとやらに進呈しようかと(ザシュ!!!)

「ふっ・・・愚かな男でゴザル」

 き、貴様!! N’!!!
 こ、ここまでしゃしゃり出てくるのか!!グフゥ!!(吐血))

「そのまま地獄に落ちろ!! でゴザル」

 ・・・こ、このまま死んで・・・(ゴトリ・・・(力尽きる音))

「さてさて、それではスレイヤーズ西遊記 第十八話今から始まります でゴザル!!」

「なあ本当にナレーターが気の毒になってきたんだが・・・」
「ほっときなさいよ、結局自業自得なんだから。」
「N’さんがN’さんが(ブツブツ・・・)」
「う〜ん、前回の脅しがまだ効いてるみたいだなアメリア。大丈夫か?」
(目立っちゃ駄目だ、目立っちゃ駄目だ・・・)(まだ隠れてるのかザン馬(笑))





「なあリナ、アイテム(ニンジン果)が落ちて無いんだけど?」

「・・・このド阿呆〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(バキッ!!)」

「い、痛いじゃないかリナ!!」

 抗議をするガウリイにリナが怒りに震えながら睨み付ける!!

「あんたね!! ・・・ゼル!!(パチン!!(指を鳴らす音))

 リナの合図にあわせて学士の制服(?)を着たゼルが登場する。
 ・・・用意がいいなゼル(汗)
 それともノリがいいな・・・とでも言うべきか?
 まあそれはおいといて説明が始まった。

「説明しよう!! ニンジン果とは何か?
 前回その効果についての説明は行ったので省略する!!」

「そんな説明受けたっけ?(ガス!!)(ゴス!!)

 ・・・ガウリイの一言に既に背後にスタンバッてたリナとゼルの攻撃が決まる。
 でもリナちゃんの攻撃には手加減が見えるが・・・
 ゼル、問答無用で鳩尾に前蹴りはいかんぞ(汗)
 ガウリイ君地面でもだえ苦しんでますがな・・・

「そうですよゼルガディスさん!!
 前回の戦闘でガウリイさん物忘れがレベルアップしたんですから!!」

「それは・・・レベルアップと言うのか?」

「ガウリイさんに限ってはレベルアップなんです!!」

 そんな事力説してやるなよアメリア(汗)

「いや〜、照れちゃうな。」

「・・・物忘れが上ると耐久力も上がるのか貴様?」

 さり気無く復活して会話に混じるガウリイ。
 見方によってはレベルアップかもしんない(笑)

「まあいい、取り敢えずニンジン果の説明だ!!
 いいかよく聞けよ!! この果物はな金の延べ棒じゃないと木から落とせないんだ。」

 ガウリイ君まだ起きてます。(睡眠度 5%)

「もし木の棒なんかで実に触ると実が枯れてしまう。」

 ガウリイ君ちょっと眠たくなりました。(睡眠度 15%)

「それに金の棒で落とした実も水に触れると溶けてしまう。」

 ガウリイ君かなり眠たそうです、あくびを必死に噛み殺してます。(睡眠度 36%)

「もちろん実を火であぶるのは御法度だ、まあ焼いても美味そうではあるがな。」

 ガウリイ君ピンチ!! イエローゾーンに突入だ!! (睡眠度 68%)

「そしてこれが問題なんだが土に落ちるとこの実は沈んでしまう!!
 つまりガウリイが落とした実は全て地面に沈んでしまった訳だ!! 解ったか?」

 ・・・ (睡眠度 200% 昏睡状態とも言う)

「・・・おい(怒)」

 それから暫くの間ちょっとした惨劇が巻き起こったのは・・・仕方が無い事だった(笑)




「さてそこで問題はこの現状にどう対処するかだ。」

「そんな事決まってるじゃないの。」

「・・・どうするんですか?」

「「逃げる(のよ)。」」

 ・・・おい(汗)
 そして気絶しているガウリイと抵抗するするアメリアを引き摺りながら・・・
 一行は寺院を逃げ出したのだった。
 とことん迷惑な一行である。


(・・・もうそろそろ出発かな?)

 隠れ場所から這いずり出たザン馬が見た物は・・・
 一様に殺気だった僧兵の包囲網だった、とさ。

(・・・また俺が貧乏クジかよ。)

 そして連行されるザン馬・・・君に明日は・・・無い!!(爆笑)





第二章.やるな!!(ニヤリ)

「待て〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」 × 30人

 早速追っ手に見付かってしまった一行。
 ・・・だが一般人には手を出すなとガウリイからの要請もあり(珍しく良い判断だ)
 リナにはストレスが溜まっていった。

「ねえガウリイ・・・やっちゃっていい?」

「駄目だ!! 元はと言えば元凶はこっちなんだからな!!」

「・・・意外にまともな意見も言えるんだな。
 まあ一応坊主だしな。」

 変な事に感心しているゼル。
 でも結局一行は余裕を持って逃げてます。
 まあ人外の者の集まりだし(笑)・・・ガウリイは一応人間か(汗)

「・・・よし事の元凶は俺だ!!
 俺が彼等を説得しよう!!」

「・・・あんたに説得なんて高度な交渉術が使えるの?」

 疑いの目でガウリイを凝視するリナ。
 ・・・あと、ゼルとアメリアも・・・ナレーターも(笑)

「まあ見てろって!!」

 そう宣言して逃げるのを止めその場に立ち止まるガウリイ。
 そして追撃して来た僧兵達に・・・ 

「なあ皆!! 俺の話しを聞いてくれ!! 実はあの時、おっと!!(ヒュン!!)」

 僧兵が棍棒で問答無用で一撃するのを、半歩下がってかわすガウリイ!!
 そしてその一撃で身体が前に浮いている僧兵Aに・・・

「君は失格!!」

 素早く身体を寄せ下から掌打で顎を打ち抜く!!

「がっ!!」

 ズルズル・・・

 地面に倒れ伏す僧兵A・・・

「次!!」

「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!


 ガウリイの気合に圧される様に三人の僧兵が同時に攻撃をする!!
 しかし、ガウリイは攻撃を受ける前に前進し前面の一人に、素早く右足で前蹴りを繰り出す!!

「これしきの攻撃!!」

 素早くガウリイの攻撃をブロックした僧兵B!!
 だがガウリイはその右足をブロックされた状態で軸足の左足で地面を蹴る!!

「な!!」

「甘い!!」

 ガシィィィ!!

 宙に浮いたガウリイが左足のつま先を僧兵Bの喉元に叩き込む!!
 そのまま地面に沈む僧兵B・・・ガウリイはそのまま自分も地面に両手をついて着地する。

「もらった!!」 × 2

 そこにすかさず左右から僧兵Cと僧兵Dが手に持つ棍棒で一撃を加え様とする!!

「まだまだ!!」

 地面にうつ伏せのガウリイが気合の声と供に地面を蹴り、水面蹴りを繰り出す!!
 その蹴りを受け姿勢を崩しガウリイから離れた地面を打つ棍棒!!
 ガウリイは回転の勢いを殺さず素早く立ち上がり、伸上がる様に肘を僧兵Cの鳩尾に打つ!!

「ぐっ・・・」

「貴様!!」

 僧兵Cが倒れた事で更に逆上した僧兵Dが、滅茶苦茶に棍棒を振りまわし突撃する。
 その攻撃を余裕を持って体捌きでかわすガウリイ。

「ふっ・・・若いな。」

「何を!! ぐわっ!!」

 ガウリイの挑発に乗って繰り出した一撃をかわされ地面を打つ棍棒。
 その棍棒を足で踏み付け一瞬棍棒の動きを封じるガウリイ。
 自分の不利を悟り棍棒を手放す僧兵Dだが・・・

「遅い!!」

「・・・!!」

 僧兵Dの躊躇いを見越したガウリイの一撃!!
 棍棒を手放す隙に横を駆け抜けながら拳で僧兵Dの顎を打ち抜く!!
 声も無く静かに倒れる僧兵D。

「さて・・・次は誰かな?」

 微笑みながら残りの僧兵に話しかけるガウリイ・・・
 一瞬の攻防で仲間を四人も倒され動揺する僧兵達。
 僧兵達にはガウリイの微笑みは邪悪な物に見えたに違いないだろう。

「そっちから来ないのなら・・・こっちから行くぞ!!」

 雄叫びを上げながら僧兵達に向かうガウリイ!!
 そして一対二十六の闘いが始まる!!
 
 
 
 
 ・・・って
 お前説得に行ったんじゃないのかガウリイ!!
 
「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」


 軽く前方に飛び・・・足刀で一人の僧兵を吹き飛ばすガウリイ!!

「ぐわっ!!」

「ぎゃあぁぁ!!」

 吹き飛ばされた僧兵に巻き込まれ、出鼻を挫かれ混乱する僧兵達!!



 なあ・・・無抵抗主義を唱えたガンジーって偉大な坊主を知ってるか?

「そんな奴は知らん!!・・・甘い!! 隙が大きすぎるぞお前達!!」

 あ・・・そ。
 そしてその乱戦に自ら飛び込み手当たり次第に僧兵に攻撃を加える!!

「ぐほぉぉ!!」

「こいつ!! 戦い慣れしてるぞ!!」

「散開しろ!! 固まったていたら(ガハッ!!)


 命令を出そうとした僧兵にガウリイが背後から、腹部に豪快な回し蹴りを叩き込む!!
 地面に平行に2m程吹き飛び沈黙する僧兵。

「た、隊長!!!!」


 組織の頭を潰す・・・個人対団体戦での戦うセオリーを実際に黙々と実行するガウリイ。
 烏合の衆と化した僧兵達。
 最早ガウリイを止める術を彼等は持たなかった。



 ・・・誰か止めろよ・・・お前等坊主だろうが(汗)
 あ、そう言えば例の国で坊主の武装蜂起があったな。
 ・・・そう言うお国柄なのかな?


「あたたたたあたたたたたたたあたたたたたたっ!!!」

 ・・・ノってるなガウリイ(汗)

「お前はもう死んでいる・・・」(By 神○ 明)

 ・・・殺すなよ坊主(汗)



 そしてかなり離れた岩陰にいる某三人・・・

「やるじゃん!! ガウリイ!!
 こと対人戦に関してだけはほっておいて大丈夫みたいね。」

「そうだな・・・妖怪とか仙人とかの相手は俺達じゃないと無理だがな。」

「ふ〜ん、強いんですねガウリイさん・・・
 あ!! あれは幻の岩斬○○波!! 凄いですぅ!!」

 おいおいおいおいおいおいおい(笑)
 君等も止めろよガウリイをさ・・・

「「「あっ!!!!」」」


 な、何だ? あ、あれは!!
 その時ガウリイを背後から弓矢で狙う僧兵の姿を全員が捉えた!!

「させるもんですか!!」

 リナが素早く呪文を唱え様とした時!!

 トサッ・・・

「・・・へ?」

 弓矢を構えた僧兵が不意に倒れた。
 そしてその後ろには・・・

「N’(汗)・・・いたんだ。」

 密かにリナ達にピースサインを送り再び消え去るN’!!
 仕事が渋いぞN’(笑)

 そして暫くするとその場に立っている者は一人しかいなくなった・・・
 勝利の雄叫びをあげる某坊主(汗)


 説得って・・・なにを説得するつもりだったんだガウリイ?
 リナと君は似た者夫婦やね(汗) 行動と思考がまるっきり一緒じゃないか・・・




 その頃ザン馬は・・・

(俺は・・・何故あの坊主に同行してるんだろう?)

「お〜えす!! お〜えす!!」 カラカラカラ・・・


 空中に吊り上げられながらザン馬はもの思いに耽った。

(始まりは・・・そうリナの乱入事件からだったな。)

「僧正!! ガラ(人質=ザン馬)の用意完了しました!!」

「うむ・・・」

(そう言えば全身火傷なんてまだ軽い怪我だったよな・・・)

「僧正!! 鍋の油の温度が300℃に達しました!!」

「よし・・・」

(・・・今回は油地獄、か。
 ・・・・
 ・・・・・
 ・・・・・・誰か助けてくれ〜〜〜〜〜〜!!!)

 哀れザン馬!!
 今回は揚げ物にされるのか(笑)
 まあ焼かれるのは嫌だったらしいし・・・よかったよかった!!
 次回!! ニンジン果って何?(完結編) お楽しみ!!


 ・・・本当に終わるのか次ぎで作者よ?

 

 

 

 

第十八話         END
									第十九話に続く

あとがき

「終わりませんね・・・

 何時まで引っ張るつもりですかね作者は?

 だいたいガウリイさん何時の間にかモンクになられてるし。

 多分何も考えて無いと思いますけどね。

 それよりザン馬さん今度は油ですか・・・

 いろいろと体験されますねあの人も・・・ウマでしたね今は。

 さてさて次回完結編で本当に終わるのでしょうか?

 ではまた次回でお会いしましょう。」

 

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