<スレイヤーズ西遊記>





第二十三話 リナが素直になった日(後編)



第一章.レクチャー?


あらすじ

 わははははははははは!!!!

(・・・どうしたんですか?(汗))

 ぐわっはっはっはっはっはっはっ!!!

(・・・)

 ごほっ!! ごほっ!!
 ふう・・・久しぶりに心の底から笑ったぜ。

(それは良かったですね・・・それで、何を笑ってられたんですか?)

 いや、な。
 人気投票だけどさ、今現在リナとガウリイが同点一位なんだってよ!!

(ほお・・・作者はどうするつもりですかね?)

 あの作者ってさ!!
 もうリナで決まりだろ、って思っててガウリイは何も話しを考えて無いんだってよ!!

(でも同点なのですから・・・どちらか一方にすればいいんじゃ?)

 何〜言ってるだ!!
 ここはガウリイさに、頑張ってもらってだな!!
 作者を困らせるのがまんず一番だっぺ!!

(・・・何処の出身ですか? 貴方は?(汗))

 ふっ、そんれは秘密だす。

(はあ・・・もういいです。
 私は後書きにに行きますね。)

 おう!! さいなら〜〜!!
 さて スレイヤーズ西遊記 第二十三話今から始まります!!

「俺、また外伝に出ないといけないのか?」
「・・・あたしが一番、あたしが・・・ガウリイ(殺気!!)」
「ザン馬さんとN’さんには勝てました♪」
「良かったなアメリア。(・・・直ぐ後ろにあの人がいるがな(汗))」
「ニャ〜〜ン!!」(今回は平和だから嬉しいな♪)






「いいですか・・・まず、相手の顔を見て・・・」

「相手の顔を見て・・・」
ごめんなさい・・・私、好きな人がいるんです!!
 と、言いつつ後ろを向き、全力疾走でその場から逃げます!!」

「えっと・・・ごめんなさい、あたし好きな人がいるんです!!
 の後に、全力疾走で逃げる・・・逃げるのフィリア?」

「ええ、もう相手の顔を見ずにです!!」

 ・・・それは、別の意味の謝り方だろフィリア?
 だいたいリナがガウリイにそれを実行してみろ・・・
 辺り一面血の海だぞ、絶対(汗)

「・・・本当? フィリア?」

「これは謝り方の導入編です!!
 これからが本番ですよ、リナさん!!」

「・・・そう。」

 もっと疑った方がいいぞリナちゃん・・・絶対。

「そこ!! 煩いですよ!!」

 はいはい・・・

「ではレッスン2、です!!」

「はい!!」

「まず相手の眼を見詰めます!!」

「み、見詰めるの?」

「そうです!!
 そして、こう・・・相手の襟首を掴んで引き寄せつつ・・・」

 おいおいおいおいおいおいおいおい!!
これ位で勘弁してあげるわ!!
 と、言って相手が頷けばリナさんの勝ちです!!」

 ・・違う、絶対違うぞフィリア、それは(汗)

「・・・それは簡単に出来そうね。」

 納得するなリナ!!
 そんな事しても相手に誠意は伝わらんぞ!!

「・・・誠意、って何? フィリア?」

「ああ、それは政治家に送る賄賂の事ですわ、リナさん。」

「ああ、あの人達が言う’誠意を見せろ!!’って、そういう意味だったんだ。」

 ・・・おい(汗)
 何て・・・廃れた会話するんだ、この観音菩薩は?
 夢も希望も無いな・・・

「もう、先程から煩いですわね!!
 じゃあリナさんに何を教えろというんですの?」

 何って・・・
 別に普通に相手に頭を下げてだな、’御免なさい’でいいんじゃないのか?

「そんな面白くない謝り方は、却下!!です。」

 ・・・面白く無いって(汗)
 ・・・
 ・・・もう、勝手にしてくれ。

「・・・あのさ・・・あたしの事、だよね?」

「そうですよ、リナさん?」

「何だか、会話に置いてきぼりにされてる様な気がするんだけど?」

 気のせいだろ。

「気のせいですよ。」

「そ、そうかな?」

「・・・思いっきり遊ばれてるって、アンタ(ボソッ)」

「あら、何か言ったかしらラス○ル?」

「い、いえ!! 何も言ってません!!
 あ〜〜〜〜〜!! だから!!
 その手に持つモーニング・スターで殴らな!!!!!(ガシュッ!!)

 ・・・哀れだな・・・ラス○ル(泣)

「ふふふふふ・・・リナさん?」

「ふ、ふぁい!!」

「最終奥義を教えて差し上げますわ。
 ええ、この技を使えばガウリイさんなんてイチコロ、ですわ。」

 殺すのか?

「どうすれば謝って人が殺せますの!!」

 いや・・・フィリアなら殺せると思うな、俺は。
 リナちゃんはどう思う?

「え!! あ、あははははははは・・・出来ると思うわ(ボソッ)」

 ほらみろ。

「・・・もう一度言って下さらないかしら? リナさん?」

「・・・無理に決まってるでしょそんなの!!
 幾らフィリアでもそんな事は絶対に無理よ!!」

 ・・・魂の尊厳を売ったな、リナちゃん。

「ふふふふ・・・では最終奥義を特別に実演して差し上げますわ。
 リナさん、これが謝罪の最終奥義ですわ!!」

「こ、これが!!」

 へ? 俺か?
 ちょ、ちょっと待て!!
 そ、それは!!

 ギィヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

「そしてこの体勢のまま、力一杯謝ります!!
 ごめんなさい!!
 ごめんなさい!!!
 ごめんなさい!!!!
 ごめんなさ〜〜〜い!!!!」






 閑話休題(笑)





「ふう・・・これが最終奥義ですリナさん!!」

「す、凄い技ね・・・
 でも、これなら私も完璧に使いこなせるわ!!」

「ええ!! それはもうバッチリですよリナさん!!」

「ふっふっふっ・・・ガウリイ!! 待ってなさいよ!!
 じゃ!! フィリア、あたしは帰るわ!!」

「ええ、頑張って下さいね。」






 フィ、フィリア・・・謝るって意味を知ってるか?

「あら、生きてられたんですか?」

 わ、悪いか。

「でも天国だったでしょう?」

 う、否定は出来ん・・・
 だが、ガウリイは下手したら再起不能だぞ?

「大丈夫でしょう・・・ガウリイさんだから。」

 そ、それも確かに否定出来ん・・・






第二章.仲直り


「なあ、旦那・・・フィリアが教える謝罪の仕方って。
 旦那のところの教義がどうなってるんだ?」

「・・・聞きたいか?」

「私も興味がありますぅ。」

「・・・後悔しないな?」

「・・・そこまで念を押してまで確認するのか?」

「ふぅ、いいだろう話してやるよ。」

 何処か遠い眼になっているガウリイ。

「聞いてませんね、ガウリイさん。」

「・・・なんだか後悔してきたぞ俺は。」

「あれは・・・そうだな、俺が出家して2ヶ月程たった時だった。
 俺は早朝鍛錬の拳立て300回と腹筋300回を終わり。
 朝飯の為に厨房に行く途中だった。」

 ・・・早朝鍛錬?
 坊主の修行って・・・何?

「・・・もう、聞きたく無くなってきましたよ私。」

「一応、最後まで聞いてやれアメリア。」

「その時だ・・・不良息子の更正を頼みにきた親が来たのは。」

「ほう?」

「あら? いい話しですか、もしかして?」

 でも、そこはかとなく・・・嫌な予感が(汗)

「そう・・・その以来に快諾した僧正は。
 両親の隣にいた不良息子を一撃で気絶させ・・・」

「・・・おい。」

「・・・まさか(汗)」

「ある部屋に監禁・・・いや、個室で僧正が直々に説教をさせれたんだ。
 そして次ぎの日、髪の毛を真っ白にした元不良息子が・・・」

「スト〜〜〜〜〜〜プ!!」

「もう聞きたく無いですぅ!!(泣)」

「何だよ、ここからが面白いのに。」

 全然面白くないわい!!
 お前の寺院では何を修行してるんだ!!

「何って・・・御仏の教えを広めて。
 悩める人々を救済するのが坊主の仕事だろうが?」

 お前等の何処が坊主やねん!!

「でも、フィリアの教義がそう書いてあるんだからさ。」

「・・・何を、考えているんだ? あの菩薩は?」

「もう・・・嫌ですぅ・・・」

「それにやってて楽しいし。」

 それが本音か〜〜〜〜〜〜〜い!!!

「こんな奴が世界を救えるのか?」

「さあ・・・どうなんでしょう?」

 そんなこんなで・・・リナちゃん帰還。




「たっただいま〜〜〜〜〜♪」

「・・・機嫌、いいですね。」

「・・・そうだな。」

「お帰り、リナ。」

 にこやかな笑顔でリナを迎えるガウリイ・・・
 そして、リナは・・・

「あ、あのね、ガウリイ・・・」

「ん、どうしたんだよリナ?」

「ガ、ガウリイに謝ろうと思って・・・」

 そう言いながら・・・
 ガウリイに抱き付くリナ!!

「おおお!!」

「リナさんが!! あのリナさんが、あんなに素直に行動するなんて!!」

 ・・・そして、ガウリイの背中に両腕をまわし、しっかりと握り締める。

「・・・リナ、お前まさか。
 フィリアのあの技を教えて貰ったんじゃ!!」

 ガウリイの顔が青くなる(笑)

「・・・ごめんなさい!!」

 ゴキゴキィ!!!
ゴハッ!!(吐血)」

「ガ、ガウリイさん!!」

「あ、あれはベア・ハッグ!!
 別名、熊殺しじゃないか!!」

「ごめんなさい!!
 ごめんなさい!!
 素直じゃなくてごめんなさい!!
 我侭言ってごめんなさい!!」

 バキバキ・・・
 ポキッ・・
 メキメキメキ・・・

 ガウリイの胸部を破壊される音が辺りに響き渡る。

「ぐおおおおおおおおおおお!!!
 でもリナに抱き付かれて嬉しいぞ〜〜〜〜〜〜!!」

「・・・何時まで持ちますかね? ガウリイさん?」

「・・・気絶するまで頑張るだろうな、絶対。」

 冷めた会話をする二人・・・
 ただ、呆れているだけかもしれない(笑)

「リナ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 最早虫の息のガウリイ・・・
 そこまで我慢しなくても(汗)

「ごめんなさい!!(ゴキッ!!)
 ごめんなさい!!!(バキッ・・・)
 ご、め、ん、な、さ、いっ!!!!(メキョメキョ!!)
 ・・・・・
 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・



 二時間経過・・・



「・・・見事に気絶されてますね。」

「ああ、ここまで頑張れるこいつはやはり大物かもな。」

「は〜、すっきりした♪」

 ・・・それは良かったねリナちゃん。

「いや〜、たまには素直になってみるもんね。」

「・・・素直の次元が違いますぅ。」

「これがリナの精一杯なんだよアメリア。」

「・・・次はゼルに謝ろうかしら?」

「結構です!!」

「謹んで御辞退申し上げる。」

「じゃ、ザンニャにでも。」

 ・・・そう言って木陰で眠るザンニャに近づくリナ。
 ああ!! ザンニャの運命は如何に!!

「ギニャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 ・・・答えは直ぐに出されたみたいだ。

 後にはすっきりした顔のリナと。
 気絶(半死半生)したガウリイとザンニャ・・・
 しかし、ガウリイの顔には至福の笑顔があったという・・・ 

 

 

 

 

第二十三話         END
									第二十四話に続く

あとがき

「こんにちわ皆さん。

 しかし・・・何を考えてるんでしょうね? あの、作者は?

 それと、人気投票でアメリアを追撃するあのお方・・・

 もしあのお方が一位になったら(汗)

 それこそ、あの作者は何を外伝で書くつもりですかね?

 まあ、ろくな話しでは無いとおもいますが・・・

 次回からはペット編です。

 では、次回でまたお会いしましょう!!

 

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