<スレイヤーズ西遊記> 第三十一話 ゼルとアメリアの休日(後編) 第一章.電脳遊戯 あらすじ 前回のあらすじ。 登場人物の予想を越えた現象。 意外な事に風邪をひいて倒れたガウリイ。 ・・・本当に人間だったと、身体を張って証明をしたのだが。 今、その命はリナの看病の前に風前の灯火だった・・・ (・・・普通、看病で人が殺せますか?) まあ・・・悪気は無いと思うが(汗) (おや、経験でもあるのですか?) 無い無い。 普通の看病しか経験は無いって(笑) まあ、作者も俺も今は一人暮しだからな・・・ 風邪をひくと死活問題になりかねんがな(汗) (でも、あの作者は・・・ 風邪をひく以前の問題のような。) ああ、今日も元気に外を走ってたよ・・・ 健康主義なのはいいが、小説を書く事を忘れているのが問題だ。 (何が楽しくて走ってるんですかね〜) 自分を追い込むのが好きなんだろ。 ・・・逆境に強いタイプだと自慢してたしな。 (はあ、そうなんですか? ・・・じゃあ、私は後書きに行きますね。) おう!! 元気でな。 さて、それではそろそろ始めますか。 スレイヤーズ西遊記 第三十一話 今から始まります!! 「・・・(瀕死状態)」 「あれ? ガウリイの反応が無いわね?」 「ゼルガディスさ〜〜ん♪」 「何だ、アメリア?」 「ゴロゴロゴロ」(世は事も無し・・・) 例の喫茶店モドキを出たゼルガディスとアメリア。 そのまま薬局(?)に行くかと思えば・・・ 「セルガディスさ〜〜ん!! ここに寄って行きませんか?」 「む・・・何だここは?」 そこには派手な蛍光灯(?)に彩られた看板があり。 その看板は「西遊旗 電脳遊技場」と読めた。
・・・もう、何も言わん。 しかし、怪しい世界だな・・・ここって。 「コレコレ!! このゲームが面白いですぅ!!」 アメリアが向った先には・・・ 5つのボタンとターンテーブル。 つまるところ、アレだ。 ビー○マ○ア(爆) の筐体が置いてあったりしたりした。 「むう、2コインですか・・・ 上(天上界)では1コインだったのに。」 ・・・流行ってるのか? 天上界で? ビー○マ○アが? それ以前にアメリア。 君が最後に天上界を離れてから、500年が過ぎてるんだけど。 「何なんだこれはアメリア?」 「えっとですね・・・ 簡単に言うと、画面上で上から落ちて来る記号に合せてボタンを押すんですよ。」 そうそう。 ハイレベルになると目にも止まらない速度なんだわ・・・これが。 「よし、やってみるか。」 そこそこ興味が湧いて来たらしいゼルガディス。 好奇心が旺盛なのね・・・ 「じゃあ二人用でしましょうね!!」 アメリアも嬉しそうだ。 ・・・ところでガウリイはいいのか? その頃のガウリイ。 「このままだと、俺は死んでしまう・・・」 殺される、の間違いじゃ無いのか? 「ふっ・・・リナの看病で殺されるなら本望だ。」 そう言う事を言うと・・・ 「ガウリイ〜♪ ほらほら、宿屋の厨房を借りておかゆを作ったわよ。」 「あ、ああ有難うリナ。」 ・・・おかゆ・・・ね。 「・・・リナ、この焦げた黒い物体は何だ?」 ガウリイが指差したモノ・・・それは。
「焼きイモリ。 身体に良いのよ〜♪」
そうなのか? 本当か、おい? ・・・まあ、漢方の国だしな(爆)
「そ、そうですか・・・ ところで、どうしておかゆが黒いのかな?」
「イカスミを入れてみたの♪」
・・・スパゲティじゃあるまいし(汗) 「・・・ザンニャ。」 おいおい、ザンニャに頼るつもりか? 「ザンニャなら試食をしてくれたわよ。 跳ね飛んで喜んでたわ。」
・・・見えない所で不幸だな、ザンニャ(笑) さては、近頃平和だったから油断したな。 「本当なら塩と胡椒と唐辛子を足すんだけどね。 今回は止めておいたの。」 それ・・・別の料理だと思うぞ。 「そ、そうなのか。 ・・・それは良かった。 じゃあ、頂きます。」
パク・・・
「替わりに隠し味のタバスコを山ほど入れてみたわ。」
ピキィィィィィィィンンンン!!
凍り付くガウリイ。 その顔から滝のような汗が・・・
バタバタバタバタ!!!
ドタドタドタ!!
・・・ドテ。
一通り暴れたあと。 倒れ伏す・・・悲惨だ。 「ガウリイ? ちょっと、しっかりしなさいよ!!」
・・・イカスミの黒いカモフラージュのせいで。
タバスコの存在を見落としたな(汗)
ガウリイに合掌・・・ あ、ついでに何処かで倒れているザンニャにも(爆) 「ニャ、ニャア・・・」(く、口が・・・) 第二章.公園 さんざん遊んだゼルガディスさんとアメリアさん。 ・・・感想を聞いてみましょう。 「えっと・・・ゼルガディスさんのD○Rが凄かったです!!」 「ふ、あの手のゲームならまかしておけ。」 「クイズゲームも凄いんですよ!! ワンコインクリアなんですから!!」 「ふふん。」 「・・・アクションゲームとパズルゲームは最低でしたが。」 「・・・」 ・・・良かったね楽しめてさ。 ところでガウリイの事覚えてるか? 「ガウリイ・・・誰でしたっけ?」 「誰だったかな? ・・・天上界での知り合いか?」 薄情な奴だな・・・おい(汗) 今頃生死の境どころか。 対岸に片手が付いてるぞ、多分(爆) 「軽い冗談だ。」 ・・・笑えない冗談だな(汗) 「でもでも、ガウリイさんですし。 リナさんと二人きりになりたいでしょうし。」 いや、だからね、そのリナちゃんと二人きりってのが(汗) 「ゼルガディスさん!! あの公園に寄って行きませんか?」 「ああ、いいだろう。」 なあ、頼むからさ・・・俺の話しも聞いてくれよ(涙) そして二人は仲良く連れ添って公園に入って行った。 ・・・なあ、古代中国に公園なんて施設があるのか? もういい加減突っ込むのも面倒だぞ作者。 ん、何だこの紙は? ・・・二人の世界を作る為の設定だ? お前は黙って仕事をしろ、この給料泥棒? ・・・ ・・・ ・・・お前にだけは言われたくないわい!! 公園のベンチに座り。 楽しく会話をする二人・・・ その会話の内容は○○○年前に天上界で出会った時の事だったり。 ゼルガディスがアメリアの父親の部下だった時の話しとか。 アメリア、リナ、ルーク、ミリーナ、ゼルガディスの五人で旅行をした時の話し等。 二人の話題は尽きなかった・・・ そりゃあ・・・年齢が年齢だし、ね?
ガスゥゥゥゥゥゥゥゥ!!! そ、その頃ののガウリイ(ヨロヨロ) 「・・・渡ってはいけない河が見えた(ボソッ)」 ・・・廃人の一歩手前だな、おい(汗) ん? これは・・・ 「ニャ・・・」(河を半分渡ってしまった・・・) 仲良く二人でダウンか(笑) ところでリナちゃんは? 「夕食を作ってる。」
ビクッ!!
ガシッ!!
「逃げるなザンニャ!!」 おお、病人で死に掛けの割には素早い動きだなガウリイ。 ザンニャが鈍いだけか? 「フニャ〜〜!!」(後生だから見逃してくれ〜〜〜!!) 「二人で不幸を分かち合おう同士よ!!」 「ギニャ〜〜!!」(俺は幸せしか分かち合いたく無い!!) 必死だなお互い(笑) まあ次のパートで無事だったらまた会おう!! 「半分!! 半分でいいんだザンニャ!!」 「フ〜〜〜〜〜!!」(半分もあんな殺人料理が食べれるか!!) 「何を!! リナの手料理なんだぞ!!」 「フギャ!!」(じゃあ一人で食べろよ!!) そして・・・リナの影は部屋に一歩一歩確実に近づいていた。 ガウリイとザンニャに幸あらん事を・・・
「がはっ!!」
「ンニャ!!」
「あれ? また失敗?」
そこそこの大きさの洒落た感じのする建物。 そこは近隣では有名なレストランだった・・・ ゼル・・・何故お前の名前が予約名簿に書いてある? 「ふっ、それは秘密だ。」 何か確信犯に見えてきたな、コイツ(汗) ・・・いや、確信犯か(爆) 「美味しいですね、ゼルガディスさん♪」 「ああ、そうだな。」 一応、戒律の関係もあって・・・ 彼等は菜食主義です。 今食べてる料理も色々と手の込んだ野菜料理と穀類(何故かパン)がメインです。 ・・・パンって(汗) もう、いいや好きにしてくれ。 「そう言えば、リナさんの辛い物好きは治ったんでしょうか?」 「どうだろうな? リナの料理を食べて倒れなかったのは、リナの家族だけじゃないのか。」 「・・・ですよね。」 二人の脳裏には、以前リナの家に呼ばれた時の事が思い浮かぶ・・・ しかし、意思の力で無理矢理忘れる事にする(爆) 「話題を変えよう。」 「同感です。」 「・・・無事に天竺に着けるといいな。」 「・・・そうです、ね。」 そして、楽しい食事の一時を過ごす二人だった・・・ はいはい、幸せでよかったな。 後日・・・ リナの献身的な看病の元ガウリイは復活した(おお、生きてたか!!) しかも!! あのリナの料理すら、美味しいと言える舌を得て!! ・・・ザンニャは当分動けません。 今回は内臓からやられてますから(笑) しかし・・・驚異の環境適応能力だなガウリイ(汗)
「ふっ・・・これも将来の為の布石だ。」
あ、そ・・・ 最後まで生き残るタイプだな、お前ってさ。
「俺の未来は明るい!! はっはっはっはっはっはっ!!」
「・・・・」(は、腹が・・・絶対人間じゃないよ、あの坊主)
第三十一話 END
第三十二話に続く
あとがき
「こんにちわ皆さん、ニンエです。
・・・作者が最近仕事が忙しいらしいです。
残業が増えた為に帰って来る時間も遅くなりました。
よって、都合により水曜日の週間アップが遅れる場合もありうるそうです。
・・・この小説を読まれている皆々様。
慈悲の心で見守ってやって下さい。
じゃないとイジケますから・・・アレは(苦笑)
では、また次回でお会いしましょう。」