NADESICO
-COOL-






「そう、これで王手というわけだよ、ミスマル中佐。カリスマ性に溢れたリーダーに率いられた集団とは、まさにそのリーダーこそが弱点、その一人を抑えてしまえば戦は勝ちなのだ」
「判りました、参謀長。必ずや成功させて見せます」
「期待しているよ」

 後ろで何やら叫んでいる父を抑えているアキヤマ少将の姿を見てちらっと笑みを浮かべるとユリカは通信を切断した。そして全クルーに向けてこれからの作戦を通達する。

「私たちはこれから敵本拠地である火星極冠遺跡上空にボゾンジャンプを決行、電子制圧をかけて敵を一網打尽にします。皆さん、張り切っていきましょう!」

 短くまとめて放送を終えると、ブリッジクルーに次々と命令を下す。

「ハーリー君、君にはこのナデシコCの全てを任せます。ルリちゃんには電子制圧という大任がありますので。私はジャンプを担当します。他の人は割とヒマになると思われますが、各自、警戒を怠らないように。それでは用意が整い次第、作戦開始です」











 アキトはユーチャリス艦首上のブラックサレナ内で物思いに耽っていた。何故今ここに自分はいるのだろう、と。
 ナデシコCが出撃するのだから火星の後継者達はもはや死んだも同然であり、わざわざ彼らがユーチャリスに乗って出張る必要はない。当然アキトが北辰と対決するまでもない。ルリがシステム掌握をかけて機動兵器の足止めをしてからミサイルで吹き飛ばせばよいのだ。なんらかの対策を奴らが施していてシステム掌握が効かないとしてもリョーコ達という優秀なパイロットがいる。取り逃すことはないだろう。そうと判っていてあくまで自分で行こうとする理由。
 心の中でもやもやとしていたものがやがてくっきりと現れてきた。自分は怒っているのだ。ユリカとルリを助ける際に確認できた、北辰達が火星出身者達を捕まえたのだと。それにあの声はアマテラス攻防戦の時、あの船の中で聞いた声だった。火星の仲間たちを攫われた。あの時に翻弄され、アイの母親を救い出す邪魔をされた。そして地球で片腕と片目を奪われた。
 アキトの唇の端が吊りあがり、笑みの形を作った。なんのことはない、自分の邪魔をしたあいつが憎い、あいつをこの手で殺したい、それだけだった。ラピスにああ言ったのはかっこつけただけなのだ。腕と目を奪った奴が、一切合財終わればまた料理人になれるかもしれない、とぼんやり考えていた夢を奪った奴が、憎くて堪らない。人一人殺すと決心するには誰かのためというような理由は弱すぎる。結局自分のためだった。意識して人を殺したいと思ったのは初めてだった。ナデシコ時代、人と戦っている意識は薄かった。NSSでの仕事では命じられたからやっていただけだった。ラピスを助けた時、敵機動兵器パイロットに対して殺意のようなものを抱いたが今の気持ちとは比べ物にならないほどヌルイ感情だった。今、アキトは、狂おしいほどに。

「火星地表上にナデシコCがジャンプアウトしたわ。私たちも行くわよ、アキト君」

 アキトははっきりと笑みを浮かべた。

「殺してやるよ、北辰!!」











 クサカベ達は地球からの報告を呆然としながら聞いていた。

「当確、全て取り消しだと?」
「は、敵の演説により・・・・・・」
「演説?」

 モニタに映し出されるのは見覚えのある姿。

「月臣中佐・・・・・・っ!」

 まわりの人々が騒ぎ始めたその瞬間、鋭い報告の声が上がった。

「基地直上にボゾン反応!」

 そして新たなモニタに映しだされたのは光の中から現れた一隻の白い戦艦の姿だった。偵察機が近づき事実が判明する。

「確認しました、敵はナデシコです!」
「ナデシコだと?!」

 モニタには「U.E.SPACY」の文字と花弁を象ったナデシコシリーズ特有のマーク。それを見て男たちは月臣の姿を見たとき以上に動揺する。そしてそれは全てのモニタが「おやすみ」や銅鐸の絵になったことで最高潮へと達した。基地の周りを警戒していたステルンクーゲル達が次々に動きを止めて着陸する。苛立つ管制官とパイロット達が刺々しく会話するがどうしようもない。地対空ミサイルなども全く起動しない。もはや誰も手が出せずに呆然と事態を眺めるのみとなった時、司令部に通信が入った。ナデシコからだった。

「わたしは地球連合宇宙軍中佐のミスマルユリカです。元木連中将クサカベハルキ、あなたを国家反逆罪、共同謀議などその他諸々の容疑で逮捕します。おとなしくお縄についてください」
「黙れ、魔女めっ!」

 興奮した部下たちが周りで口汚く罵る中、クサカベは沈思黙考した。今回もミスマルユリカとナデシコだ。この二つの要素を最初に排除しなかった事が悔やまれる。どうもとことん彼女たちとは相性が悪いようだった。これも天命という奴だろうか。クサカベは目を開け、しっかりと声を紡いだ。

「部下の安全は保障してもらいたい」











「艦長、小型のボゾン反応七つ、機動兵器がジャンプアウトしました」
「ルリちゃん、直ちに制圧を・・・・・・」
「おぉっと、ちょいと待った、艦長!」

 ハーリーの報告に直ちに応じたユリカを押し止めたのはエステバリスカスタムに乗って待機していたリョーコだった。

「あいつらには借りがあるんでな、相手は任せてもらうぜ」
「しかしリョーコさん、無駄な戦闘は・・・・・・」

 躊躇するユリカの台詞はまたしても遮られた。

「敵機動兵器の前に大質量ボゾン反応検知!」

 全員思う事は一つ、アレだ。そしてそのとおり、現れたのはユーチャリスだった。もっともナデシコCのクルーは誰一人としてその名前も素性も知らない。ユーチャリスには装甲板に艦名も艦籍番号もマーキングも何も無かったのだ。その艦上には一機の機動兵器が立っている。











 アキトはラピスにコンタクトを取る。

「ラピス、手下どもは任せた。ただ夜天光には手を出すな、俺がヤる」
「了解」
「・・・・・・すまない」

 ラピスの声に現れた彼の身を案じるような響きを聞いてアキトは一言謝った。そしてナデシコに通信を入れる。サウンドオンリー、音声変換して一言。

「手出し無用」

 その間にラピスは瞬く間に六機の六連のコントロールを奪取、脚を止めてユーチャリスのミサイルで吹き飛ばした。アキトはユーチャリスから飛び降り、静かに立って待ち構える。やがて夜天光がブラックサレナの前まで辿り付いてその動きを止めた。

「北辰、この前の礼をしに来たぞ」
「おう、テンカワアキトか」

 北辰も通信に応じ、どこか嬉しそうな表情を浮かべた。そして独白する。

「しかし戦艦丸ごとの跳躍など、よくやるわ。思えばアマテラスの時に既に我らの負けは決まっておったのかも知れんな」
「さてね。北辰、観客を待たせるのも酷だ、舞台も整っている事だしそろそろ始めようか」
「ふっ、死ぬ覚悟が決まったと見える」
「こっちの台詞だ、貴様を殺して貴様らに殺された全ての火星人の恨みを晴らす!」
「ほう、貴様、火星出身か。なら仲間の後を追うがいい」

 ブラックサレナは両手に構えたビームガンを収納し、ナックルを固める。

「ふ、抜き打ちか。笑止」

 北辰も同様に抜き打ちの構えを取る。

 両者の間を戦闘の余波か、一陣の風が土埃を巻き上げて吹き渡る。それを合図にしたかのように二人はそれぞれの愛機を前へ向けて突進させた。











 アキトはラピスの祈りをリンクで感じていた。ラピスにねだられて月を出撃する前に一緒に風呂に入った。ラピスが自分から風呂に入ろうと言い出したのは初めてのことだった。当然イネスは医学的見地からアキトの入浴を止めたが、その制止を振り切ってアキトはラピスと一緒に浴槽に浸かっていた。傷口はがちがちに防水処理されている。浴槽の中で片腕のアキトに抱えられていたラピスはぽつりと呟いた。

「アキト、どうしても行くの?」
「うん、行かなきゃならないんだよ、ラピス」

 ぴちょん。天井から一滴、水が水面に落ちた。

「今思うとね、あれが始まりだったと思うんだ」

 ラピスは無言で聞いている。

「木連が戦争を始めたとき、俺は火星にいた。震えながらユートピアコロニーの地下のシェルターに避難していたんだ。怖くて仕方なかった。
 そんな時、アイちゃんとお母さんに会ったんだ。アイちゃんは俺からミカンを貰って笑った。お母さんも嬉しそうにしてくれた。そしてバッタがシェルターに入ってきたんだ。俺は夢中で作業機械に乗ってバッタを壁に叩きつけてやっつけたよ。怖かったけど嬉しかった。二人を守れたと思ったんだ。だけど・・・・・・
 だけどそれは無駄な事だった。その後バッタが山ほどシェルターに雪崩れ込んできてまわりに居た皆を殺し始めたんだ。爆発が起きて気が付いたら俺とアイちゃんしかいなかった。お母さんの姿は見当たらなかった。俺はせめてアイちゃんが怖がらないように抱きしめてあげた。いや、俺が恐怖から逃れるためだったかもしれないな。そして気が付いたら地球にジャンプしていたんだ。親父がくれたCCのおかげで俺だけ助かったんだよ。そのおかげでアイちゃんは過去に飛ばされた」

 アキトは言葉を切った。暫く二人で天井付近を漂う湯気を見た。

「それが俺の人生にジャンプが関わり、俺の人生を滅茶苦茶にした切欠だった。そして守りたいと思った人を守れなかった最初の体験だったんだ」

 ラピスの体に回した腕がそっと掴まれた。アキトの心に荒れ狂う感情をラピスが感じ取ったのだ。

「でも今回、またアイちゃんのお母さんを助けられるかもしれないんだ。今回は逃げない、絶対に助けてみせる。だから、だから行かなきゃならないんだよ、ラピス」

 甘ったれた事を言っていた、と苦笑を浮かべる。そんなご大層な理由じゃない。とても”家族”に聞かせられるような綺麗な理由ではなかった。もっと単純に、もっと純粋に。

 気が付くと既に夜天光の間合いに入っていた。こちらの胴体に向けて叩き込まれる夜天光の腕がスローモーションのようにはっきりと見える。それでもなお距離を詰めてブラックサレナの、というより中身のエステバリスの短い腕を届かせる距離に持ち込む。北辰の攻撃を避けるつもりはない。ブラックサレナの装甲を信じていた。そして己の全てを懸けてこの一撃を叩き込む。先ほど確認した純粋な殺意を。

「おおおぉぉぉぉおおぉぉぉおおおおおおお!!!」











 北辰は己の機体を初めて見る黒い巨体に向けて走らせる。互いにバーニアは全開だ。迷い無く一直線に敵に向かう。

 北辰は今までクサカベの影として数多くの汚い仕事を手がけてきた。それというのも強敵を求めての事だった。幼い頃から木連式柔、抜刀術に秀で、彼に敵う存在はいなかった。己の技を磨き上げてもその技を用いるべき相手が存在しない。ストレスを感じ、ライバルを求めて彼はクサカベの下についたのだった。外道に落ちたのも強い相手を求める手段の一環だ。憎悪は力を求める切欠となり、助けとなる。ならば憎悪を受けるような外道な所業をはたらき、自分に対して復讐を目論むものを自分で作ればいいと考えたのだった。しかし北辰は強敵と会うことなく年を重ねていった。正直言って諦めつつあった。外道な所業にも飽きた。
 しかし、そんな時、心躍る相手に出会った。テンカワアキトと名乗ったその男は良い眼をしていた。暗い炎をその眼に宿していた。そして荒削りながらも将来性を感じさせるものを持っていた。己の攻撃を躱し、こちらに攻撃を加えてくるその迫力に快感すら感じた。しかし同時に不満も感じた。まだだ、まだコヤツは強くなれる。その強さを引き出すにはどうしたらよいか。
 テンカワアキトは女二人を守るために出てきた。知り合いのようだった。女達が大切なのだろう、守りたいのだろう。ならばその女を殺せば? ぞくぞくするほどの興奮が走った。女を攻撃した。なんとテンカワは自分の腕を捨てて女を守った。甘いことだ、だが素晴らしい。
 北辰はその場を一旦引いた。本来ならば一年ほど待って強くなったテンカワと戦いたい所だったが、どうも戦争はもう終わってしまいそうだった。ならば決戦の場にはやって来るだろう。そして待っていたテンカワはやはり現れた、新たな鎧に身を包んで。突き刺さるような殺気を迸らせて。新たな機体の性能に頼ることなく、仲間の援護すら無しに抜き打ち勝負に出た。強き心を持った強敵だった。喜んで北辰も勝負に応じた。

 北辰は渾身の力を込めて抜き打ちを放つ。テンカワの機体はそれでも踏み込んできた。北辰は満足げに頷いた。その意気やよし。テンカワに勝っても自分は忽ち妖精に殺されるだろうが、それがどうした。最後に強敵と出会えたのならそれで満足だった。

「けやぁぁぁああああぁぁぁあぁあああああああ!!!」











 まず夜天光の拳がブラックサレナのディストーションフィールドを突き破り、ブラックサレナの装甲を砕く。次いでブラックサレナの拳が夜天光のディストーションフィールドを突き破り、夜天光の装甲を砕いた。その態勢で静止する二機。

 相手の拳が装甲を突き破り、コクピット内のコンソールが体に食い込んでいる。ごぼっ・・・・・・血が口から溢れた。

「み、見事だ・・・・・・」

 そして北辰は満足そうに死んだ。

 ブラックサレナはジョイントが壊れたのかアキトがパージしたのか追加装甲を全て解除して捨て去り、中に入っていたピンクのエステバリスカスタムの姿を露にしていた。そのカメラアイに潤滑油を溜め、どこか泣いているようにも見えた。











epilogue





 火星で北辰を倒した後、アキトはエステバリスで極冠遺跡内部に侵入してアイの母親が融合させられた演算装置を回収するとユーチャリスに帰艦。ユーチャリスは直ちにジャンプして月に帰還した。ナデシコCの面々は火星の後継者の処遇を巡って忙しく、それをただ見送るのみだった。

 イネスは直ちに遺跡の解析にかかり、三日後、無事に母親の切り離しに成功した。そのまま彼女を病院に放り込んで検査の嵐を見舞っている。

 アカツキはアキトへのボーナスとして既に6桁まで減っていた残りの借金を全て帳消しにした。

 アキトはその後もネルガルに残り、義眼と義腕及び念願の家族を手に入れて一家の大黒柱として幸せに働いている。

 エリナはいかにイネスを蹴落としてアキトを篭絡するか、日々策を巡らせている。

 ラピスは帰ってきたアキトと一緒でご機嫌だった。しばらく一般常識を学んだ後世間復帰の第一歩として学校に通う予定である。

 ナデシコのクルーは再び元の生活に戻った。

 ユリカは大佐に昇進、再びナデシコBの艦長に復帰して火星の後継者の残党狩りに忙しい。

 ルリはナデシコBをハーリーに任せて宇宙軍を退職した。初恋の相手に体を張って命を救われて何やらフラグが立ったらしく、ネルガルのハッキングに勤しんでいる。

 クリムゾンは会長の娘が火星の後継者の残党に担がれて再び内乱を起こした結果、落ち目である。

 ネルガルは業績が回復しつつある。

 統合軍は身内からあまりにも多くの離反者を出し、多くの艦艇を失った結果、解体の憂き目にあった。

 宇宙軍は再びその勢力を増している。

 地球連合政府は反乱の結果大混乱に陥ったが結局クサカベにその責をなすりつけて現状を維持した。遺跡の管理を巡ってネルガルと渡り合っている。

 こうして火星の後継者の乱は多数の死者を出して終わりを告げた。

 一人の母親が娘の元へ帰ってきて、一人の男が家族を手に入れた、そういうことだった。







 どうも、Keisです。今回がクライマックス編、ようやく終わりました。・・・・・・ええ、私は北辰が好きですとも!(笑) アリスコンプレックスっぽい所は見なかった事にして。裏設定としてラピスは操艦をエリナに任せ、アキトのサポートも必要ないのでルリ以上の電子制圧能力を発揮しています。アキトたちの今後は・・・・・・どうですかねえ。ユリカも「私の王子様」思想を復活させているわけですが、出遅れている事は否定できません。ルリが妹のイメージを払拭できるか、イネスがアイのイメージを払拭できるか、エリナがラピスの母として認識される前に女として意識されるか、そのあたりがポイントでしょう。(何気にダークホース・イズミがw)
 今回、アキトが殺意の波動に捕らわれ(笑)プチ「闇の皇子」と化してますが、これには色々と異論があるでしょう。アキトは生い立ちなどの理由から他人の痛みを感じ取れる、他人のために怒れる、これは正しいでしょう。ですが他人のために自分の手を汚す、人を殺す事が出来るでしょうか? 劇場版では愛する妻のために(プラス自分の復讐)ばっさばっさ殺してますが、妻ってのはある意味自分の分身でもあるのでこれは納得できます。ですがこの話で、この流れで、最後アキトに北辰を殺させるのはちょっと無理があると考えました。シークレットサービスの作戦で人を殺したのは命令を受けたから、ひいては金を得るため、つまり自分のため。それで前回アキトの腕と目を奪い、動機付けをしたんです。自分を傷つけたものへの復讐という動機を与えるためです。キャラへの愛着はそれなりにあるんですが話の都合でここまで傷つけてしまった事には少々後悔もしています。
 (前回の後書きの続き)結局の所劇場版をなぞるストーリーではあるんですけど、演出を変えた、と考えていただけると幸いです。まあ、プロには負けるっていうか、いまいち盛り上がりに欠ける話でしたね。私が三人称で話を書くとこういう平板なものになってしまう所が反省点です。アキトが熱血したおかげで月臣も引きずられるように熱血し、中途半端に温度の高い話になってしまってあまり渋い話になってないし・・・・・・後書きで話の解説しなきゃならないって時点で失敗してる気がします(笑
 とにかくこんなダラダラとした説明がくどくて屁理屈っぽい話を最後まで読んで戴いてありがとうございました。この話を書くに当って「なぜなにナデシコ特別編のお部屋」には大変お世話になりました。また掲載を快諾してくださった管理人のBenさんと代理人の鋼の城さんに感謝を。ごきげんよう。

ご意見等




代理人の感想

完結おめでとうございます。執筆御疲れ様でした。

さて、「中途半端に温度の高い話になってしまった」と御嘆きですが・・・・

これは彼が結局のところ熱血ヒーローにもクールなタフガイにもなれないとゆーことであって、

やっぱりアキトは半端野郎と言う事なんでしょうか?(爆笑)



まぁそれはさておき。



基本的にTV版のアキトにはヒーロー願望はあってもヒーローになれる素質はないと思います。

つまりどういう事かというと、他人の為に怒ったり同情したり無償の奉仕をしたりはしても、

自分が痛い思いをしてまで他人を助ける事の出来る人間じゃない、と思うんですね。

(仲間や家族など親しい人間はまだ例外もありますが)

これで劇場版で「ユリカを助けるために戦うアキト」と言う部分がクローズアップされてでもいれば

また印象は違っていたのかもしれませんが・・・・。

ともあれそう言った意味で、今回のアキトの動機付けは非常に納得できました。



さて、重い話はここまでにして余韻漂うラストですが、

・・・・・アキトを巡っての恋の鞘当てが再び爆発しそうな(爆)。

計画を継続中のエリナやイネスは置いといても、ルリが覚醒しましたしユリカも多分そのままだし、

アキトが結婚してないからにはリョーコも多分吹っ切れてないだろうし(爆)。

特にイズミに関しては意外ながらも妙に説得力があって良かったかと。

に、してもひょっとしてこのラストは気が向いたら続きを書くと言う布石?  だとしたら嬉しいなぁ(笑)。