機動戦艦ナデシコSS 二人のテンカワ
第一話 歴史が変わる
「おい、アキト早く起きろ。いつまで、寝ぼけてるつもりだ?早くしないと、卒業式、出られないぞ。」
『へっ?卒業式?何の事?』
「お前、寝ている内に、何処か打っただろ?大学の卒業式に決まってるじゃないか。」
『だっ大学!でも確か……、そう言えばあの時、ナデシコの爆発と伴に、俺は死んだはずじゃ?
と、ゆう事はもしかして、ジャンプしたのか?俺?』
「はぁ?ナデシコ?爆発?それに、ジャンプって、何の事だ?」
『いや、何でも無い、ごめん兄貴。』
「そうか、寝過ぎは、良くないぞ。 ともかく、早く起きて下に来い。先に下に行ってるぞ。」
『ああ、分かったよ。』
(今は、2194年て事は、コロニーにチューリップが落ちる一年前、て事になる、
確かに、兄貴はその時、生きていた。だけど、俺と兄貴が、大学生?)
言い忘れていたが、テンカワ カイト 俺の双子の兄貴だ。
『どうなってるんだ?
俺は、どうやら過去に、それも、俺が居た世界じゃない、違う世界に、ジャンプしてしまったのか。』
『まーとりあえず、着替えてから、ニュースでも、見れば、判る事だ。』
「やっと起きて来たか、アキト。」
『あー起きたよ、兄貴。』
「そう言えば、アキト、お前さっきジャンプが、どうのこうの、言っていたろ?」
『そんな事、言ったっけ?』
「ああ、確かに言った。 それって、親父やお袋が、研究していた奴だろ?」
『えっ!何でそれを………。』
「なんでって、お前もこの前、聞いただろ?
俺達二人とも、大学出たら、ネルガルの研究所に来てくれって、ネルガルの確かプロ……あれ何だっけ?」
『プロスペクターさん!!』
「あっそうそう、その人、プロスペクターさんに、言われたじゃん。なんだちゃんと、聞いてたんじゃないか。」
『なんで、プロスさんが、ここに?』
「はぁ?何でって、わざわざ、家までスカウトに、来たんじゃないか。」
『スカウト?』
「そうスカウト、何でも親父達が生前、ネルガルの研究所でCCとかゆうのと、ボソンジャンプとかゆう奴を、
研究していたって。だから、息子である、俺達を、スカウトしに来って。」
『でも、どうして、俺達を?』
「やっぱ、お前まだ、寝ぼけてるだろ?俺達二人は、大学でも、1・2を争うほどの、科学者の、たまごだろ。」
『科学者?俺と兄貴がか?』
「そうだよ、俺達、二人で研究した、ナノマシンでの新しい土壌開発とか、自分たちで、作ったエステバリスの
新型ジェネレータとかさ。」
『俺が、土壌開発に、エステの開発?』
(俺は、あの時、確か、高校中退で、荷物運びのアルバイトを、していたよな?
でもまーいいか、今の俺は、あの時の、黒の王子じゃないんだ。)
「おい、アキト、やっぱりどこか変だぞ、病院でも行って、先生に見てもらったらどうだ?」
『えっ!ああ、大丈夫だよ。ちょっとまだ、目が醒めてないだけだよ。』
「そうか?お前がそう言うなら良いけど。」
『心配かけて、ごめんな兄貴。』
「まあ、良いさ、それじゃそろそろ、大学に行くか。」
『ああ、そうだな。』
それから三日後
アキト、カイトの自宅
[テンカワさん、この前のお話ですが、考えて頂けましたでしょうか?]
と、いつもの巧みな交渉術、皆さんご存知、ダンディープロスペクター
「ええ、真剣に考えさせて、もらいました。」
と、明るく答える、カイト
[そうですか、考えていただけましたか。]
『あのー、ひとつ、答えていただけますか?』
と、真顔で質問する、アキト
[ええ、お答えできる、事でしたら、なんでも。]
「おい、アキト、聞きたい事って、なんだ?」
『じゃあ、質問させてもらいます。』
[はい、どうぞ。]
『質問したいとゆうのは、一つです。 僕達の、両親の死の真相についてです。』
[!!、どっ、どうしてそのことを。]
いきなり言われた、一般人が知らないはずの、その事件の真相を、何故知っているのか、
と思いプロスは動揺する。
「えっ!親父達の、死の真相って、あれは、テロじゃなかったのか?」
『どうして、知っているかって、ことですか?』
[ハイ、何処でその事を?]
すぐさま、動揺を押さえ、質問するプロス、さすが調停のプロ。
『すいませんが、今は言えません。』
[そうですか。と言う事は、その理由は?]
『もちろん、知ってます。テロじゃなく、ネルガルの前会長の命令で、暗殺された、という事も。』
[そうですか……。]
「暗殺!親父達が?ネルガルに……。」
アキトの唐突な質問で、カイトは動揺を隠せない様子。
『兄貴は、知っておいた方が、言いと思うから、教えるよ。』
「ああ、教えてくれ。」
アキトのその言葉で、少しずつ落ち着きを取り戻した、カイト。
『親父達が、CCの事を、研究していたのは、知ってるよな。』
「ああ、それは知ってる。」
『だが、それを自分で、独占しようとしたのが、前ネルガル会長だ。』
「独占?どうゆうことだ?」
『CCと言うのは、ボソンジャンプに、必要な鍵なんだ。』
「ボソンジャンプに、必要な鍵。」
と、落ち着きを取り戻し、真剣に聞く、カイト。
[アキトさんは、そこまで、知ってるんですか。]
『ええ、全てとまでは、いきませんが、大体の事は知ってます。』
「なんでお前、知ってるんだよ、そんなこと、親父たちの事と良い、ボソンジャンプの事と良い、
昨日までのお前じゃないぞ。」
『兄貴…悪い、今は…その事については、何も聞かないでくれ頼む。』
「……、判った、でも、いつか答えてくれよ。たった二人の兄弟だからな。」
[ところで、テンカワさん、今のお話をしたと言う事は、ネルガルには、いらっしゃらないと、いう事ですか?]
『いいえ、ですけど、ネルガルに入るに対して、三つ条件があります。』
[条件ですか?なんでしょう。]
『一つ目は、ボソンジャンプの人体実験をやめること、二つ目は、非合法の子供、
つまり、遺伝子操作をしないこと、三つ目は、僕が、自由に研究する環境を、提供する事。』
[その三つですか?一つ目は、すぐにはお答えできません。二つ目は、今は行っていません。
三つ目は、すぐにお約束できますが、何を研究するのですか?]
『ある時を、想定して、ある物を作りたい、と言う所です。』
[ある時とは?そして、ある物というのは、なんですか?]
『ある時と言うのは、木星蜥蜴の奥に居る敵と戦うため、ある物というのは、戦艦と機動兵器です。』
[奥に居る敵……、そのために、戦艦と機動兵器ですか?]
『そうです。』
「アキト、その奥に居る敵ってなんだ?」
『……………。』
(火星の後継者達の事だ、あいつ等を早い内に倒す、それと、拉致される事になる、
A級ジャンパー達を、北辰達より先に、助ける……、なんて、言えないよなー、兄貴達には、)
「判った、何も言うな、俺は、お前を信じる、そのために、お前と一緒に、それを作る。」
『!!……兄貴。』
「気にするな、俺が決めた事だ、それに俺が居ないと、困るだろ。」
『ありがとう、兄貴。』
[それじゃあ、良いんですね、お二人とも。]
「『ええ、構いません』」
あとがき
どーもTAKAです。
今回もこの小説を読んで頂き、ありがとうございます。
この小説は、会話が多い物に、なってます。
この先、アクションシーンなどは、状況説明を付ける様にしたいと思います。
それでは、第二話で、お会いしましょう。
管理人の感想
TAKAさんからの連載投稿第二話です!!
・・・これは予想外でしたね〜
まさか大学生のアキトでくるとは。
でも、ユリカはどうなっているのでしょうか?
やはり、地球にいるんですかね?
意外な線で、実はユリカが火星にいるとか?(笑)
でも、ネルガルのラボに入ると言うことは・・・イネスさんとは確実に遭遇するんですよね(ニヤリ)
それでは、TAKAさん投稿有難うございました!!
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