「続きましての登場は、我等が秘密兵器ブローディアのAI、ブロス君で〜す!!」


『パチパチパチパチ』 


「空を見上げてる 泣き出しそうな空を 俯けばこぼれるよ 

 だからまだ ここで光が差すまで」
 

 なんか、その格好妙に似合ってるわ、ブロス。

 因みに16歳時想定バージョンだ。


「街は またいくつも 戸惑いと投げかける 

 ”ここにいる”と大声で叫ぶけど

 僕の この小さな 傷だらけの夢とに苦笑いじゃ 今は誰も救えない」


  それにしても、流石は私達が組んだ事だけはあるわ、歌唱力も完璧ね。


「泣かないで 君を悲しませるもの 悲しませる僕を 消せる時まで

 ずっと抱きしめるよ だからもっとそばに来て 

 傷つけても守りたい 傷つけぬ様に」


 ところで誰に向かって歌ってるの?


「街が また暮れてく 全ての在り方を受け入れて そして僕も君連れて

 迷う時は きつく強く抱きしめたい Kissをして 奪い去りたい全て」


 そんな・・・悩ましい表情・・・どこで覚えたの?

 うわ・・・女性クルーの何人かが見とれてるよ・・・


「いつか この街で 安らぐ場所みつけ 

 あいかわずの苦笑い浮かべる僕の

 すぐそばに 君の笑顔が欲しい 失くせないもの 

 一つだけこの街で見つけたよ」


『パチパチパチパチ』

「続きましても我等が秘密兵器AIズより クオン嬢で〜す!!」


・・・呼んでも来るのが遅いと思ったら。


『ワアアアアアアアア!!』 


 ところで、歓声に変な気配が・・・ 


「瞬く流星 願いを託して 3度呟いた 幼い思い出 

 おとぎばなしと 冷めた眼差しで 諦めていたら 一生掴めない」

 
 ・・・貴方がそれ歌うと洒落じゃないんだけど。

 
「もう一度 心の奥で眠ってる あの日の思いを空に解き放て〜」


 しかもアニメ版メイド服なのね・・・


「限界の向こうは無限大 繰り返す伝説〜」


 ・・・お兄ちゃんに言ってるの?


「GET YOUR WAY EVEYTINHG」 


『オオオオオオオオ!!』

「続いての登場は 同じく AIズの リリス嬢で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


「昨日何をしたかさえ 時々わからなくなる

 夢の中だけいつも 自由になれる気がして

 誰もが 忙しすぎて 大事な事ウヤムヤで 

 行き先さえ知らずに 終わり無き旅人〜」


 貴方もなの?

 でもなんでいつもの格好なんだろう?


「君だけに伝えたいよ 傷ついた翼広げ」


 あら、ところで、羽根はどうしたんだろう?


「負けない事 全てじゃない 優しさだけが愛じゃない」


 解ってるじゃない。

 ところで後ろでギターやってるのブロス?しかもまた16歳時想定バージョンで。

 でもなんで主人公の弟(コミック)の格好してるの?


「願うだけが 夢じゃない 求めるだけが 人じゃない

 泣いたって良いね 笑われたって 全部脱いじゃえ〜〜〜」


 バッ!!

 リリスは歌詞に合わせ、服を破り捨てる様に脱ぐ。

 ・・・いや、立体映像なんだけどね。

 スポットライトが右手を腰に当て、左腕を横に突き出した格好のブロスに当たる。

 そして、デニ○モの衣装(コミック)(小)を着て堕天使の翼ではばたき、舞い降りるリリス。

 ブロスの左腕に手を置き、空中に止まる。

 丁度、コミック43話の扉絵の様な格好だ。<と、言って何人が解るだろうか・・・
 

「季節が人を変えても 私取り残されても 振り向かないで 諦めないで

 戻れないよ EVERLASTING TRAING」


 あの状態から、ブロスの肩に座り、ブロスはそのリリスの足を持って支えて、

 その状態でまたリリスは歌う。


 間奏を使った上手い演出だわ・・・


「本当の君に出会えた 喜びだけこの胸に 

 七色の汽車 果て無き空へ 続く未来へ〜〜」


『オオオオオオオオ!!』

 

「続きましては ディア嬢の登場で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


「I FEEL YOU LOVE REFLECTION

 見つめ返す瞳に 描いて遥かな NEVER ENDING STORY」


 それにこれ?かぶり過ぎじゃない?


作:趣味です。


「悲しみも痛みも 振りきるようにはばたく 

 貴方がくれた翼をこの胸に広げて」


 因みに衣装は劇場版の時のだ。


「熱く夢を重ねて 過ち 恐れずに 求め合う青春」


((((どう言う意味だ!!!!)))) 


(お,俺はまだ何もして無いぞ。)


((((まだ?))))


(し、失言だよ〜)


 お兄ちゃん、失言って意味知ってる?


「許し合える真実 口付交わしたら もう何もいらない 

 I FEEL YOU LOVE REFLECTION

 諦めない情熱 信じて貫くNEVER ENDING STORY」


 ふふふ・・・生みの親に対抗しようと言うのかしら?


「見つめ返す瞳に 描いて遥かな NEVER ENDING STORY」


『オオオオオオオオ!!』

「続きましては フィリア嬢の登場で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


「大切なものなんですか 自分に問い掛けてみた 

 守りたいものありますか 本当は知ってても

 真っ直ぐに生きいくのは 何となく 難しい だから一つだけ

 大好きな人に”大好き”と言える強さを持っていたい 

 笑顔が揺れる素直なひまわりの様に輝きながら」


 貴方がそれを歌うのね・・・

 因みにホウメイガールズ同様衣装は例の制服の黒いやつ。


「伝えたい事なんですか 貴方の愛する人に

 想いの全て言えますか 本当の気持ちを

 通り過ぎていく時間は永遠 そう だから 悔やまない為に 

 逢いたい時に”逢いたい”と言える弱さを持っていて」 

 誰に向かって歌ってるのかしら?(怒)

 
「誰かの元へ運ばれ そしていつか咲き誇るでしょう」


 間奏に入った途端、フィリアの身体を”女神降臨”の如く光が包み、

 エリヌースに変身する。

 いや、洒落じゃなくて・・・

 ヘッドパーツだけ手に持っているところがポイントだろう。


「大好きな人に”大好き”と言える強さを持っていて 

 笑顔がゆれる素直なひまわりの様に胸張って

 SHINING WITH STERLIGHT 

 きっと 幸せの種もう一度風にのリ 

 貴方も元へ運ばれもっと大きな花咲かせるでしょう」


『オオオオオオオオ!!』


 しかし・・・こんなに演出にこだわっていたとは・・・

 迂闊だったわ。

「さ〜続きましては我等がエステバリスチームのパイロット3人娘の登場で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


「胸の奥で震えてる 光を影を抱きしめたまま

 捨てきれない夢を追いかけて ここに高く愛は蘇る」

 
 3人で・・・配役は言うまでも無いよね、妙にピッタリはまってるし。

 勿論メインで歌ってるのはリョ―コさん。

 しかし、また制服なのね・・・


「胸の奥で震えてる 愛が壊れそうになる時も

 祈る気持ちを忘れないで いつも届けたい 信じてる見えない未来を」


 間奏に入り、3人はいきなり服を投げ捨て、あの戦闘のコスチュームになる。

 や、やられた・・・二段構えなんて、AIズだけだと思ってたのに・・・


「捨てきれない夢を追いかけて ここに高く愛は蘇る 輝く未来に」


『オオオオオオオオ!!』


「ところで、皆の衣装って誰が作ってるの?」


『それでしたら、メティ様同様ですよ、皆さん。』


「え?じゃあ、全員分ウリバタケさんが一人で用意したの?」


『はい、今まで寝てなかったようですよ。』


 因みに今ウリバタケは部屋で燃え尽きていたりする。

「さて、続きましては我等がナデシコの操舵手、ミナト嬢の登場で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


 ミ、ミナトさん、貴方もか・・・

 
「愛と言う形無いもの囚われている 

 心臓が止まるような恋があること知っている

 逢うたびに与えてくれた憧れでさえ 

 今でも信じているもう消える事は無い」
 

 でもなんでミナトさんがこのコンテストに出るんだろう?
  

「今一つ決めた事がある 貴方とは離れない」


 う!!優華部隊の方から殺気が・・・

 ああ、なるほど宣戦布告ね。


「傷ついて 傷つけられて 疲れてもまだ 

 息ができないほどの恋に落ちていく私」


 大丈夫、今度は死なせないから。


「胸に手を当てれば鼓動を感じる 貴方が生きてる証

 星の奏でるメロディーに乗せて 歌いながら行こう いつまでも」


『オオオオオオオオ!!』

「お次の登場は今回特別参加の優華部隊の皆さんから、千紗嬢で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


「粉雪が空から優しく降りてくる 手の平で受け止めた雪が切ない

 何処かで見てますか 貴方は立ち止まり 思い出していますか

 空を見上げながら」


 ああ、なるほど。

 オモイカネ、良い選択だわ。


「今でも覚えている あの日 見た雪の白さ 

 初めて触れた唇の温もりも忘れない」

 
 因みにミナトさんと千紗さんの衣装は彼女達のステージ衣装だ。


「初めて触れた唇の温もりも忘れない

 粉雪の様な貴方は汚れなく綺麗で 私もなりたいと雪に願う」


『オオオオオオオオ!!』


 それにしても、何も起きないと思ったら、こんな所で勝負していたのね。

「続きましてわ、同じく優華部隊の零夜嬢の登場で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


「潔くカッコよく生きていこう 例え二人離れ離れになっても」


 これは・・・えって、花嫁の方のドレスだね。


「頬を寄せ合って映る写真も笑顔に少しの寂しさ積めこんで

 潔くカッコよく 明日からは誰もが振り向く女になる 

 例え二人離れ離れになっても心はずっと一緒に」


 誰に向かって歌ってるんだろう・・・


「私達 友達の事 何より 大切にしてる きっと大人よりも」


 ああ、北斗ね。


「例え二人離れ離れになっても 私は世界を変える」


『オオオオオオオオ!!』

「さ〜続きましては優部隊の百華嬢、京子嬢、万葉嬢の登場です!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


「「「パワフル ミラクル イマクル ハジケル マジカル 

 ワンダフル リリカル コミカル コイスル トロケル

 ミラクルミ」」」


 うわ、また大胆な選曲ね。

 それにしても百華さん以外は顔を真っ赤にしながら歌ってるわ。

 もしかして付き合わされてるのかな?


「KISSから始まるミラクルだってあるよね〜」<百華

「「あるよね〜」」<万葉、京子

「雨でも晴れでも貴方がいるから」<百華

「「「何時でもズンズン行けるよ」」」


 あ、逃亡を図っていたシキさんが残りの優華部隊に捕まった。


「翼の生えてる天使になって飛んだら〜」<京子

「「飛んだら〜」」<万葉、百華

「銀河の彼方のきらめくチャペルで」<万葉

「「「ウェディングベル鳴らすの」」」

「心配しない 気にしない 泣くのは嬉しい時だよ 

 守ってあげる 私の胸で キュィィンって抱きしめてあげる」<百華

「「「パワフル ミラクル イマクル ハジケル マジカル 

 ワンダフル リリカル コミカル コイスル トロケル ミラクルミ」」」


 シキさんは逃げ様ともがいている模様。

 勿論、優華部隊がそんな事許すはずがない。

 解りきった事だけど、百華さんはシキさんに歌っているわ。


「KISSして目覚めた女の子ってウキウキ」<百華

「本気で好きなら躊躇わないでね」

「「「恋はビュンビュン行こうよ」」」

「貴方の為なら火の中だってあつくな〜い」<京子

「「あつくな〜い」」<百華、万葉

「氷の国でも水着で行けるよ」<万葉

「「「宇宙だってOK」」」

「安心してね ホッとしてね いつでも笑顔でいるから

 一つの胸の膨らみの中 大人のハートがあるから」<百華  

「「「KISSから始まるミラクル ナチュラル スマイル ワンダフル 

 アワテル コロガル ウカレル ユメミル ミラクルミ」」」 


 よかったね、シキさん、愛されてるよ。

 因みにシキさんは男性陣からの殺気を浴びている。


「ホントはあのね ちょっとだけ今より仲良くしたいよ 

 貴方の声で 囁きかけて やさしく抱しめて欲しい」<百華

「「「パワフル ミラクル イマクル ハジケル マジカル 

 ワンダフル リリカル コミカル コイスル トロケル ミラクルミ 
 
 リリカル コミカル コイスル トロケル ミラクルミ」」」

「ミラクルミ」<百華


『オオオオオオオオ!!』


 ところで残りの二人の意味は?

作:他に歌わせる曲が無かったから。

 あっそ。

「さて、お次の登場は木連最強の戦士、プリンス オブ ダークネスと対を成すもの

 真紅の羅刹こと北斗殿の登場で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


 さて北斗、一体どんな歌を見せてくれるのかしら。


「嵐の中で輝いてその夢を諦めないで 

 傷ついた貴方の背中の天使の羽根そっと抱いて 抱いてあげたい」


 ・・・何故にお兄ちゃんの方を見て歌ってるのかな?(怒)

 それは私達の役目だよ!!


「貴方の瞳に映る明日を 誰よりそばで信じていたい

 凍りつくような強い風でさえ その胸に輝く 夢を 

 消したり そうよ 消したりなんてできない

 嵐の中で輝いてその夢を諦めないで 

 傷ついた貴方の背中の天使の羽根そっと抱いて 抱いてあげたい」


 とそこで今まで着ていたジ○ンの軍服を脱ぎ捨て、

 ノーマルスーツ(ア○ナが着てたやつ)になる、

 しかも、前は半開きで見えそうで見えない様になっている。
 
 舞歌さんね、こんな芸仕込むのは・・・ 


「嵐の中で輝いてその夢を諦めないで 

 傷ついた貴方の背中の天使の羽根をそって抱いて 抱いてあげたい」


『オオオオオオオオ!!』


 因みに、最終決戦後に二人で逃げ様なんてしても逃がさないよ!!

 ふふふ・・・私達のT−LINKがある限り、何処にいても解るんだからね。

「続きましては同じく 枝織嬢の登場で〜す!!」


 枝織・・・私もしかしてとんでもない事に気づいた?


(俺、ちょっとウリバタケをたたき起こしてくる。)


(お願い。)


 でも衣装ってそんなに早くできるのかな?

 ウリバタケさんなら大丈夫か。

『ワアアアアアアアア!!』 

 
 北斗が衣装を変えてもう一度出てくる。


「君を守る為にこの地に 君と出会うために生まれた

 目覚めた 瞬間 回り始めるプリズム  君を愛する為に今

 君を抱く為生まれた その真実も 全て自分の中にある
 
 心 置き去りにしている日々に負けない 

 優しさ 愛しさ もう一度取り戻そう」


 言うじゃない、これももしかして舞歌さんの選曲?

 因みに衣装は日本側の1号機だ。

「操り人形な毎日の中でゼロと無限の狭間を迷っている

 絡まった糸を断ち切る力は君の心の中にまだ眠っている」
 
 
 ちゃんと解ってるのかな?多分これで選んだと思うんだけど。

 貴方自信の事を。


「温もりを感じる為に 涙を忘れず生きてる 

 遠い記憶にも 刻み込まれてるシステム

 微笑取り戻す為に 君と共に歩いていく

 愛も裏切りも 同じ数だけ潜んでる

 人を信じる事に臆病に ならない 真っ直ぐ 見つめて

 明日を変えて行こう」


 ああ、何故かお兄ちゃんの方を向かって歌っているのは言うまでもない?


「カラクリ人形の瞳のその奥 仕組まれた夢に心が揺れてる

 錆びついたネジを捨て去る勇気は 僕の心でもう目覚め始めている」
 

『オオオオオオオオ!!』


 本当に解ってるのかな?

「続いての登場は優華部隊の指揮官 舞歌嬢の登場で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


「言葉より分り合える 眼差しがそこにあれば 人は皆 生きて行ける

 迷わず 自由に 過ちを超えて気付く本当の優しさ 

 貴方と見つけたから 愛と呼べる強さを 

 I FEEL YOU LOVE 震えながら 口付に重ねた願い

 貴方がいて 私がいる 忘れないで何時も」


 また?でも舞歌さんの衣装は・・・

 もしかして火消しのウィンドウと最後に二人っきりで旅立つつもりですか?

 それは不可能だと言う事を教えなければいけませんね!!


「大事な人の為に流す涙痛みが世界を貫き大地を濡らす 

 この悲しみを止めたい」


 お兄ちゃんの方を向いているのは最早基本なのね・・・


「この鼓動を伝えたいよ 熱く激しく SO FARAWAY」


『オオオオオオオオ!!』

「さて、続きましてはサブロウタ殿と三姫嬢の登場で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


「「WHAT UP 瞳を交わして 謎めいた風に 身を委ねよう

 GET UP 未来を見つめて 欲張りな愛と夢をかなえよう」」

「きっと君知らないさ 目移りしている振りの僕を だからさ 

 泣いちゃダメ とっときのエネルギーさ」

「あれくらいいつも悩み抱えて ときどき 夢が零れる はりきり 

 今を駆けぬけて行く ずっと一緒にいるから〜」


 サブロウタさんの方は随分と似合ってるわ・・・

 それにしても、随分と息が合ってるわね。

 流石運命の人と言う所かな。


「「WHAT UP ゼロから始めよう 鮮やかな日々が色あせる様に

 MAKE UP リアルな現実 鏡に映った眠りのない街」」


 さて、アキラちゃんは・・・・・・・・・・・・・・・・無表情だ、果てしなく。


「「WHAT UP 瞳を交わして 謎めいた風に 身を委ねよう

 GET UP 未来を見つめて 欲張りな愛と夢をかなえよう」」


『オオオオオオオオ!!』

「さて、続きましてもデュエットです、ルリ嬢とラピス嬢の登場です。」


『ワアアアアアアアア!!』 



「「夢の国を探す君の名を」」

「誰もが心に」

「「刻むまで〜 悲しみ乗り越えた微笑に」」

「君を信じて良いですか〜」


 メイン、ルリでハモリがラピスちゃんだ。

 無理にデュエットにしなくても・・・


「「後悔にけっして負けない翼が」」

「きっとあるから 君となら何処でも」

「「行ける気がする」」


 衣装はルリちゃんは公主で、ラピスちゃんが・・・何故?
 

「「この空に果てに何が待っていても」」

「きっと大丈夫 その瞳に映る未来」

「「感じてるから」」

「「夢の国を探す君の名を」」

「誰もが心に」

「「刻むまで 偶然じゃない運命の中で」」

「君の奇跡を」

「「信じてる 夢の楽園を探しながら走る君を見つめていたい

 誇り高く 汚れを知らない」」

「君を信じて」

「「いいです〜か〜」」


 汚れを知らないって言う部分以外はあってるね、彼は知りすぎたから・・・

 今は大丈夫だけどね。


「「夢の楽園を探しながら走る君を見つめていたい

 誇り高く 汚れを知らない」」

「君を信じて」

「「いいです〜か〜」」


 それにしても『信じて良いですか?』なんて、貴方達ほど彼を信じている人はいないでしょうに・・・

 まあ、私も負けてないけど。


『オオオオオオオオ!!』

「次の方もデュエットです、カイト嬢とアキラ嬢で〜す!!」


『ワアアアアアアアア!!』 


「「この世を駆ける風が 巻き上げる明るさ 見上げた空の彼方に

 操る歴史が待つ 傷つけ合う事しか 想いを伝えられず

 安やぎを持つすべなく 散り急ぐ者もある」」


 それデュエット曲じゃないよ?

 それに、カイトさんがそれを歌うのは解るけど、何故アキラちゃんが?

 衣装もカイトさんは似合ってるけど、アキラちゃん、まあ貴方の武器は糸だからね・・・

 ところで、視線がカイトさんはシキさんに、アキラちゃんがサブロウタさんに向いてるのは何故?


「「愛しさに縛られて 無くしてしまう前に

 その手を振り払う事が 愛した最後の証

 さあ 旅立つなら 信じるなら 思い出に立ち止まらず

 誓うのなら 走るのなら 恐れも揺らぎも捨てて

 裏切りでも 憎しみでも 絆だと言えるのなら

 解りなさい 背きなさい 私など忘れなさい」」


 おおっと、ここでサブロウタさんとシキさんが完全にダウンしました。

 さあ、立ちあがれるか!! 

 
「「そお 迷う為に悩む為に暗闇は必ず来る

 抱く為に 愛す為に 叫びになる時が来る

 嘆きの中 希望の中 命の意味を覚えて

 貴方だけに許されてる伝説が今始まる」」 

 でも、アキラちゃん,貴方は声が震えてるよ。

 やっぱりまだ未練があるのね・・・
 

『オオオオオオオオ!!』

「続いてはルリ嬢、メティ嬢、カイト嬢の3人の登場で〜す!!」


(衣装は?)


(なんとか間に合った。)


 その頃、ウリバタケは灰になっていたりするけど、まあ、どうでも良い事だね。


『ワアアアアアアアア!!』 


 この歌も本当は3人で歌う物じゃないんだけど、個人での複数回の参加は禁止されてるからね。

 このままじゃマズイし、

 私達はそれぞれ、ギター、ベース、ドラムで配置に付き、舞台に立つ。


「「「ブローディア」」」
 

 一番担当はルリちゃん。


「さあ 涙なんて私らしく ないよね まとめて掛かってきなよ

 私の作ったマシーン 鋼鉄のエンジェルよ ブローディア

 飛ぼう この空を 熱く抱しめて 心赴くまま

 ブローディア 澄んだ瞳から 見破れるはず闇夜に潜む悪 

 ブローディア 過ちの鎖引き千切れ 本当の明日を探せ」
 
 
 二番担当はカイトさん。


「ああ 恋だなんて 言えるわけ無い じゃないの

 フラッパーガール私らしく 私の作品は一つだけ

 冷えたファイティングドール ブローディア やるよ

 はかなく 命散ろうとも 惚れたアイツの為

 ブローディア 戦化粧は 敵の返り血 激しく 麗しく

 ブローディア 宇宙に吹雪くは 赤い花 鮮血に熱く咲くよ

 ファイティングドール フラッパーガール ライオンハート」


「アキト、私はいつでも貴方の側にいるよ」<メティ

「俺には戦う事しかできないけど」<カイト

「だから、いつでも貴方の背中を守ってあげる」<ルリ


「ブローディア リターン ナオ アゲイン

 傷ついてまだ天使は羽根開く 

 ブローディア 戦場の風に口付を 何時の日か夢は叶う」

「「「ラバーファイト メタルエンジェル フラッパーガール」」」
 

『オオオオオオオオ!!』


 ふぅ・・・これで少しは・・・

「さ〜てそろそろクライマックスですね〜お次はなんと優歌部隊全員の登場で〜す!!」


 なに!!


『ワアアアアアアアア!!』 


「引き裂いた闇が吼え 震える帝都に 愛の歌高らかに 踊り出る戦士達
 
 心まで鋼鉄に武装する乙女 悪を蹴散らして正義を示すのだ」


 ・・・全員参加とは・・・迂闊だったわ・・・と言っても優勝者はあくまで個人だけど。

 でも、これで優華部隊が目立った事は事実。


 ・・・ところで、千紗さんがさく○で万葉さんがマ○アで零夜さんがアイ○ス、
 
 百華さんがカン○で京子さんが○蘭で、三姫さんがかえ○で北斗がレ○なのは良いとして、

 まあ、サブロウタが加山なのも良いとしましょう。

 でも・・・

 何故舞歌さんが水弧?

 いいんだけどね・・・


『走れ高速の帝國歌劇団 唸れ 衝撃の帝國歌劇団

 走れ高速の帝國歌劇団 唸れ 衝撃の帝國歌劇団〜』


『オオオオオオオオ!!』


「さ〜次でこのコンテスト、最後の出場者となります。

 アキト殿、シキ殿、ナオ殿、サブロウタ殿の4人の登場で〜す!!」


 お兄ちゃん達も対抗策はあったようだね。

『キャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!』


「「「「真紅の絨毯に 似た この世の花は皆 表 その下に流れる闇

   悲しみはそこから生まれ ああ 心さえ偽って 生きるのか

   人は定めに操られるだけ」」」」


 相乗効果の更に相乗効果が・・・


「「「「欲望に汚れた街 吹きぬける風だけ空へ

   踏みにじれ行く 愛 手のひらに残った 涙

   ああ 笑顔まで奪われて 生きるのか 誰も傷つき 

   心もがいてる 今 跪いて 祈りを かかんない者

   守りたい 胸に十字を刻む この止められない何かを

   押さえられぬ魂を ただ信じたい いつまでも」」」」


 ・・・(ポォ・・・)


「「「「雲が切れて 星が見える 風が止まり 鳥が歌う

   海が光り 空に溶ける 夜が終わり 君を感じる

   ただ愛しき者抱しめ 小さき者守る為 今日も誰かが叫ぶ

   この命さえも投げ出し時の中で燃え尽きる その一瞬に口付け
   
   跪いて 祈りを かかんない者

   守りたい 胸に十字を刻む この止められない何かを

   押さえられぬ魂を ただ信じたい いつまでも」」」」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ!!


『キャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』
 黄色い・・・を通り越した歓声が会場を埋め尽くす。




 そして、会場が落ちつくのを待ち、結果発表となった。


 最下位から


『アオイ ジュン』 0票

『タカバ カズシ』 1票

『オオサキ シュン』 2票

『ヤガミ ナオ』『ブロス』『カグラ シキ』 3票

『タカズギ サブロウタ』 4票

『ホウメイ』 5票

以下某同盟及び優華部隊のメンバーが殆どきんさ。

 因みに千紗さんとミナトさんは同位に終わった。


 で、トップ3は


「栄えある第3位は!!」

 
 目の前の巨大なスクリーンでパネルが回る。


「テンカワ カイト嬢です!!」


『ワァァァァァァァァ!!』  


 歓声が沸き起こるがそんな事は私達には関係ない。

 一位以外は眼中に無い。


「そして、栄光の一位と二位は!!」


 一位と二位のパネルが同時に回転する。

 ここまででまだ名前が呼ばれていないのはお兄ちゃんと北斗のみ。

 本当にこれで二人の生殺与奪が決定するのだ。


 ジャン!!


 止まるパネル

 そこには・・・


『何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!』

 
 今度は会場を驚愕の声が支配する。

 

 

 

 

第十九話その5へ