The blank of3years FIVE LOVE データ集
シナリオ編

作成:音威神矢 協力:赤目の四十八滝


これは、セガサターン専用ソフト機動戦艦ナデシコThe blank of 3years FIVE LOVE
ストーリーを紹介するものです。

ネタばれを含みますので、御注意ください。

 

 

 

 

 

 

序章

 

TV版の最終話を引き継いで始まる序章。

火星極冠遺跡での戦いも終わり、ナデシコはボソンジャンプ演算装置『遺跡』を抱いて地球を軸に火星と反対側までボソンジャンプした。

しかし、ジャンプアウト後クルーが1人増えていた。これは、座敷童なのか。それとも10人が11人いるのか?

(オフィシャルガイドブックより)

ゲームのキーパーソンのイツキ=カザマのエピソードがここで語られる。(ナナコさん&ヤマダ ジロウの場合もあり)

 

主人公は「名無し」と呼びます。

 


 

 

ユリカ「わたしはアキトが好き!」

 

 

周囲の混乱をよそにユリカとアキトはお互いの愛を確認する。

 

遺跡を跳ばすため、ボソンジャンプするナデシコをながめ、

 

月臣「逃げるのか!ナデシコ!!」

秋山「あいつらは知らないモンのために戦うのはやめたんだ。」

 

 

この言葉が、戦いの終わりを告げる・・・

 

 

ナデシコは地球を軸に反対側にジャンプ。遺跡ユニットをつんだ本体はブリッジから切り離され、宇宙の彼方へ消えていった・・・・

 

争いの源が手の届かないところに消えてしまったため、地球と木連の戦争はなしくずし的に終焉。

相変わらずラブラブなアキトとユリカをよそに大団円を迎えようとていた・・・

 

アキトとラブラブモードにまだ浸っていたいのか、ユリカは自分の代わりに点呼をとることをルリに頼む。

 

ユリカ 『ルリちゃ〜ん、あたしのかわりに点呼とってぇ〜』

ルリ  「点呼、ですか?」

ユリカ 『そう、前にならえ、いち!』

アキト 『に・・・』

ルリ  「・・・さん」

 

 そして・・・

 

ウリバタケ「なんだと〜一人多いぃぃ?」

 

ボソンジャンプ前よりも人数が増えていることがルリの点呼で判明。

そこへ「食堂に変なのがいる」との報告が・・・。

ボソンジャンプに巻き込まれたのか、気がついたら見知らぬ人間が一人増えていた。

しかも彼には自分に関する記憶がない。

混乱するプレイヤーをよそにナデシコクルーは白分勝手な推測を続けている。

ゴートは「名無し」の身柄をひとまず拘束しようとする。抵抗しようとする彼にゴートは鏡に

映った自分の姿を見ることを勧める。

そこに映っていたのは「木星圏・ガニメデ・カリスト・エウロパ・及び他衛星小惑星国家間反地球連合体」

通称「木連」の白い軍服を着た「名無し」の姿だった。動揺する彼へ木連が地球側と敵対していたことが告げられる。

 

会話抜粋:

ゴート「見たまえ」

プロスペクター「『木星圏・ガニメデ・カリスト・エウロパ・及び他衛星小惑星国家間反地球連合体』通称『木連』の制服ですな。」

名無し「ガニメ・・・って南海大怪獣の・・・?」

 

 

ヒューーー(冷たい風)

  

 

 

一同「「「ちがうわ!」」」

 

 

 

果たして彼は木連の人間なのか。それとも…。やっと一段落した木連との戦い

に、また難問が一つ加わろうとしている…。

 

 

 

結局、独房に入れられることとなり、ゴート、プロス、ジュン、ユキナに連れられて向う・・・

ゴートによる拘束を嫌った「名無し」はクルーの目を盗んで逃亡を決行。

捕縛しようとしたゴートを投げ飛ばし、逃亡する。

 

艦内あちこちを逃げ回るが偶然アカツキに出会ってしまう。

そして、突然の木製蜥蜴の襲来。「記憶がもどるかもよ。」と言うアカツキの進言もあり、

一緒にエステバリスに乗り込む。

 

普段と異なる無人兵器の動きにエステバリスは苦戦していた。

アキト・ユリカの乗る空戦エステバリスが囲まれて、ピンチに!

そこへ駆けつけたアカツキ機。名無しの指示により敵を全滅させる。

 

会話抜粋:

名無し 「まずは右三十度、次は真下、そして後ろに二機・・・・・・・

 

アカツキ「すばらしい・・・すばらしいよ、キミ。 あいての動きを完全に把握している。

      さすが、木連の制服を着てるだけあって、優秀!」

 

「名無し」は敵の動きを完全に掌握していた。

 

戦いも一段落帰還し、格納庫に、集合するクルー達。

パイロット達は、アカツキを褒めるが、アカツキは「名無し君のおかげだよ」というが、本人がいない・・・

ルリがオモイカネに頼み検索、「名無し」アカツキ機のアサルトピットに隠れていた。

そこで、艦内の逃亡のすべてが記録されていたこと、頼りなさそうなユリカが艦長であることを知り、衝撃を受けるのであった。

結局、 敵は宇宙ではぐれた木連メカ達の暴走ということで片付けられた。

 

 

ブリッジにクルーが集合し、皆、思い思いに自己紹介する。

自分の仮の名前を付ける。(以後は便宜上すべて、「名無し」をカイトと呼びます。)

アキトが、カイトの胸ポケットにはいった写真に気付く。

 

そこに写っていたのはナデシコを降ろされたアキトの代わりに配属されたパイロット『イツキ=カザマ』だった。

彼女は敵のボソンジャンプに巻き込まれ殉職していた。

主人公の記憶とイツキには深い関係があるのか?

 

主人公「彼女が僕の過去を知っている・・・?」

 

ルリ「知っていたんだ、の間違いだと思います」

 

 

消えてしまった「思い出」を探すため主人公はナデシコクルーと共に地球へ向う。

 

ブリッジの会話の後、主人公に部屋が用意され、そこに向う。

人格マトリクスによって各シナリオに分岐。

それぞれのシナリオによって序章の最後も変わります。

ちなみに、部屋にあるTVをつけると、なぜなにナデシコ・熱視線編が始まります(笑)

 

人格マトリクスによる分岐

[消極的熱血]

ユリカに呼び出され、バーチャルルームへ。

ユリカがイツキの容姿で語りかけ、記憶を呼び覚まそうと

ラブシーンでキスになりますが、アキトが乱入してきて中断します。

シナリオ1:うずもれた『恋のあかし』   ヒロイン:イツキ、ルリ、エリナ、ユリカ

 

 

[行動的冷静]

シナリオ1と同じ展開だが、バーチャルシステムを発動させる前にイネスが乱入。

そのまま診察室へ連行される。そこで記憶談義。イネスに麻雀をしていたら思い出したと言われる。

シナリオ2:虚空の『遺産』   ヒロイン:イネス、イズミ、ミナト、ユキナ

 

[行動的熱血]

部屋で休んでいると、謎の声が頭に響く「……で……を……な……で……」と

シナリオ3:『思い出』は刻のかなたに   ヒロイン:ラビオ、ルリ、リョーコ、ヒカル

 

 

[消極的冷静]

部屋を間違えてメグミの部屋に入ってしまい、お約束にもメグミは着替え中だった・・・

シナリオ4:君がめざす『遠い星』   ヒロイン:アサミ、メグミ、ミカコ

 

シナリオ5は、写真2枚あり、ナナコさんの写真を出すとアキトがゲキガンガーについて、

いろいろ説・・・じゃなくて解説してくれる。死んだはずのヤマ・・『ダイゴウジ ガイだ!!』・・・が乱入。

ごちゃごちゃしている内に序章が終了する。

シナリオ5:ゲキガンシティの『ひみつ』    ヒロイン:国分寺ナナコ、サファイア、アクアマリン

 


参考資料:

セガサターン専用ソフト機動戦艦ナデシコThe blank of 3years FIVE LOVE(SEGA ENTERPRISES,LTD,1998)

機動戦艦ナデシコThe blank of 3years FIVE LOVE オフィシャルガイドブック(角川書店)

Actionのホームページ投稿作品「双頭の獣」(赤目の四十八滝氏)


あとがき

音威神矢です。まずは、序章をHTML化しました。

最後以外にも分岐はあります。

素直に独房に入ると、フクベ提督や桃影(ユキナ)が現われたりもします。

分岐をすべて書いていたら、読みづらくなると思い削除しました。

 

作成に協力していただいた赤目の四十八滝氏に深く感謝いたします。

 

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2001年 10月