TOPネタ TOPネタ過去ログ1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
以下2008/07/13更新分
「新番組その1。BS-11の『アリソンとリリア』だが・・・いいな、これ」
「古典にしてオーソドックスの『男の子と女の子の冒険譚』なんだが
パイロット候補生の女の子がアグレッシブで
男の子が頭脳派ののんびり屋ってのが今風だ」
「男の子も写真記憶だけじゃなく射撃の大会で準優勝の、
女の子を庇ったりーのと身体的にも結構強いけどな」
「つーか、高さ2mを越えてる壁を一飛びで越えるあたり、
女の子もやたらハイスペックだ」
「むう、パツキンのクリスチーナ・マッケンジーの癖に」
「主役は女の子の方っぽいし、えんでないかい」
「まさかガンダムMk.2強奪に走るとは思わなかったが」
「見てて楽しいのは確かだよねー」
「つーわけで今期最初のアニメは継続視聴決定!
どんどんぱふぱふー」
「こいつぁ春から縁起がええわえぇぇ」
うん、面白かった。
「ど、ドルアーガの塔・・・恐るべしブラックナイト!」
「一体何が」
「何が恐ろしいって、ブラックナイトなのに深紅の騎士と言うのが恐ろしい!」
「そこかよ」
「夢落ちと言うのはまあ読めてたが、それにしてもギャグが寒い。
表と裏合わせて一本の話が完成するというのはわかるのだが・・・
TVだけしか見れないようなひとはどうすりゃええのだ」
「深夜アニメ見てるような連中は大概ネットも見れると思うけどね」
「まーね。でも不親切だし、正直滑ってる」
「で、次も見る?」
「んー・・・・めんどくさいから、いいや」
ちなみに北斗は真紅の羅刹な。深紅ではないぞな。
「ブラスレイター・・・掴みオッケイっ!」
「GONZOだから正直期待はしてなかったのだが」
「思った以上にNitro+っぽいアニメで安心したぞな。
ある意味『ヴェドゴニア』と同じモチーフだがテーマは違うっぽい。
ポイント高いのは監督の板野さん以上に脚本が小林靖子先生と言う点だ」
「『ウィッチブレイド』みたいに監督が変な方に話を持っていかなければ
ほぼ完璧の布陣だな」
「うーん、第一話ラストの変身解除とか、ツボ突きまくりのアクション。
アニメはやっぱりこうじゃないとなっ!」
『ヴェドゴニア』がゴチックホラー+仮面ライダーなら『ブラスレイター』はSFホラー+仮面ライダーだな。
「『仮面のメイドガイ』なんだが・・・・」
「原作をここまで嫌な方向に再現したのは
『ボボボーボボ・ボーボボ』以来ではなかろうか」
「メイドガイが小山力也さんだしなぁ」
「しかも脚本に井上敏樹!
しょうもない投げっぱなしの一発ギャグを書かせれば
最強クラスの逸材をここに投入して来るとは」
「『怪物王女』といい、B級作品を作らせるとすげぇなぁ、このスタッフ(汗)」
最早コメントすら出来ん!w
「トミカヒーロー レスキューフォース・・・か」
「スポンサーにJAF(日本自動車連盟)が入っているのは、
視聴者を将来の車ユーザーに育て上げようと言う魂胆かしらん」
「単にレスキューものだからロードサービス(車が故障した時の修理や
牽引を請け負うサービス)の宣伝になると思ったのかも知らんな」
「それはさておき本編だが、
『レスキュー+戦闘員とのバトル+災害怪獣に対するメカ戦』
って構成は割とどっちつかずで危険じゃないか」
「両立は中々難しいよねぇ。そしてとりあえず一つ突っ込み。
爆発に巻き込まれたら強化服着てる主人公はともかく
抱えられてるだけの子供は無事じゃすまないだろ、普通」
「まぁつかみという点だとリュウケンドーには負けてるのは確かだなぁ」
「あれ並にはっちゃけるのは凄く勇気がいると思うぞ、おい」
一話だけだとかろうじて凡作、かなぁ。あんまり見つづける気がしないw
・・・とか書いてたら第二話が機器の誤作動で録画出来てなかった。
ま、いっか。ま、いーやね。
「本日のお題はソウルイーター・レイトショーですが」
「まあ色気のほうはどうでもいいのだが(どうせテレ東だし)、
やっぱあのヒロインの声だけはどうにもならんなー」
「OPで女の子とは思えない表情で咆えてたりするのは
かなり気に入ったのだが」
「・・・ま、所詮ボンズか」
主役級の声には最低限金を掛けろっつーか、重要な所に変な新人使うんじゃないよ!
「死神様だけで御飯三杯はいけるね!」という意見も無いことは無いのだが。
「RD・潜脳調査官・・・うーむ」
「原作に士郎政宗といいスタッフといい、露骨に攻殻のファン狙いだなぁ」
「さすがに面白くなりそうな要素はあるんだけどね」
「とりあえず掴みとしては必要十分だったんで、
これからのストーリー展開に期待か」
「裏切ってくれるなよー?」
海に潜るほうのダイバーをコンピューターネットワークの海に潜らせる、というアイデアはいいと思った。
後は飽きさせずに見せ続けてくれるかだね。
「秘密〜シークレット〜か・・・」
「ホモアニメだな」
「うむ、見事なホモアニメだ」
切りケッテーイ。
「絶対可憐チルドレンですが」
「指摘されて気づいたが、本当にハヤテのスタッフと声優が
そのまま移動してるなー」
「それはともかく思ったよりもいいね。
アレンジであいつを第一話に持ってくるとは」
「やっぱり変態が出てくると盛り上がるよな!(力説)」
「・・・毎回変態バトルになるのか? それはそれで面白そうだが」
「そうでもしないと話が持たないと思うんだけどなぁ。
大体原作者ってGS美神ではそれで成功してるんじゃん」
「まぁそりゃそーだが」
今やトレンドは原点回帰ですよ!
ただ、やっぱりヒロインの声がイマイチ。
「前半丸々キャラ紹介かぁ。ちょっと間延びしすぎてるよーな」
「『クリスタルブレイズ』か。確かに第一話だけだと凡作だなあ」
「これから挽回してくれるかなぁ」
「無理なほうに三千点」
「これっ!」
ネタ的には割と好きな方向性なんだけど、監督にもライターにも期待できないのよね(爆)。
「マクロスフロンティアは・・・第一話は先行放送と随分変わったな」
「特にアイドルがプロ根性を見せるシーンは良かった」
「あれがないとただの痛い女になっちまうけどなー」
「でも男は空気だよな」
「空気だな。目立つはバルキリーばかりなり、だ」
「ひでー話・・・」
「まぁ、いいんじゃないの? 2話以降で順調にイベントこなして
主人公スキルとヒロインの好感度をどんどん上げてるし」
「イベントって、ギャルゲーかよ!」
似たようなもんだw
「コードギアス・・・一応見てはみたが」
「冷めたハートに火を付けて?」
「くれなかったなー。スザクは自分を誤魔化したまま原理主義者になっちゃったような感じもあるし、正直あれが一方の主人公かと思うと見てて辛い」
「ルルーシュがどれだけ暴れてくれることやら」
「そこだけか、見どころは」
「他に思いつかないなー。まぁ皇帝陛下はお元気のようだが」
アクションは凄いんだが話がどうもグダグダしてるからねぇ。
「紅・・・・・うっ」
「第一話を見逃して第二話見たんだが・・・」
「むずがゆいのう」
「このレベルが続くと恥ずかしくて見てられんかもだ」
「出来はいいんだ、出来は」
なんつーかねぇ。
こういうの苦手(苦笑)。
「図書館戦争ですが」
「出来はいいと思うが、なんか惹かれるものが無いなぁ」
「『見続けたい』って魅力に欠けるよねぇ?
これから挽回するのかもしれないけどさ」
「でもそこまで見てられないので切り」
「あでゅー」
ちょっと惜しかったかなぁ?
「狂乱家族日記でございます」
「ヒロインの声が釘宮にしか聞こえなかったのは私だけじゃないはずだ!」
「・・・・・・・・・・(¬¬)」
「お願い、そうだと言って」
うーん。それなりには面白いんだが、やっていたら見るかって感じだねぇ。
「ゴルゴ13!」
「外せない要素とはいえ、良くテレ東でS○Xシーン描けたなぁ」
「いきなりそこかい。まぁ同感だが」
「割と可もなく不可もなく、って感じで見てられるんだよね」
「OPとEDの歌が全然あってないのはまぁご愛嬌だ。
ゴルゴの中の人の演技も、まぁ許容範囲か」
「時間変動でマクロスFの裏番組になったりしなければもっといいのだが」
「テレ東はアニメファンの許可無く延長することを許されない!」
「いつからテレ東は海兵隊員になったんだ、おい」
こっちはシナリオが安定してるから安心して見られるのも強みだね。
Vガン再放送視聴中
『あなたの代わりなんていくらでもいます!
でも、シャクティのお母さんは一人しかいません!』
「色々歪んだVガンダムだが、このセリフはグッと来たなぁ」
「ウッソが目の前でお母さんを亡くしていることを考えると尚更ね」
「まぁ、その後でまた歪んだ親子関係を見せてくれるわけだが」
「あれはむしろどう息子を褒めればいいかわからない、
不器用なオヤジって感じだけど」
「まぁ富野作品で歪んだ父子関係は割と今さらだ。
アムロもカミーユもシャアも、遡れば万丈もだし」
「ザンボットの源五郎とF91のレズリーくらいだろ、『いい父親』って」
「監督の業かなぁ」
「業だろうねぇ」
ザブングルのジロンも親父の敵を討とうと懸命になってはいるけど、
親子関係が破綻してる場合でも死んだ後まで憎みつづけるパターンはさすがに少ないことを考えると、例外とまでは言えないし。
そもそも劇中では死亡シーン以外出番無いからなー。
「祝・スーパーロボット大戦Z参戦作品発表〜!」
「どんどんぱふぱふ〜」
「いやぁ、凄いことになっております参戦作品」
「いまだかつてここまでカオスなスパロボがあっただろうか?いやない!」
「この面子はC3すらも越えるぜ」
「キングゲイナーにGXにザブングルにバルディオスだよ?
もう地球滅亡確定」
「加えて種死にグラヴィオンにアクエリオン、エウレカにびっごーと、
アクの強い連中が勢ぞろい!」
「博士が裏切ったゴッドシグマなんて、こんなかじゃ大した事ないな!」
「それで思ったんだが、今回逆シャアと劇場版Zだよな」
「うむ、それで?」
「地球滅亡するのってシャアがアクシズ落としたからじゃね?」
「あー、ありうるなぁ」
「そんで、シャアは作戦の後ネオジオンを捨てて、
地球でクワトロと名前を変えて生きていくんだ。
つまり、逆シャア→劇場Zという掟破りの時間軸!」
「をいをい」
「まぁマジでやったらカミーユどころか味方全員から修正喰らいかねないが」
「そりゃそうだ。あるいは未来のシャアのアクシズ落としで
今のクワトロが肩身が狭くなる、と言うのでもいい」
「時空振動弾で未来の地球が、って事か」
「エルダー軍(ゴッドシグマの敵側勢力)と一緒に
未来のアムロがやってくるって設定でもいいな。
そんでクワトロを今の内に殺っておこうと、νガンダムで敵になるんだ」
「・・・そうか、エルダー軍って未来からやってきてたんだな、素で」
「Wでははっちゃけてくれたし、
これくらいの設定改変はありと思うが、どうかね?
ここまでカオスだとシナリオで上手くまとめられるかがかなり心配だけど、
まぁこいつらが動くのを見られるだけでもいい。w
「スパロボZ、ブログの寺田公式発言によると、
今回はアクシズ落とし無いみたいだなー」
「最後までグラサンは確定か」
「じゃあ前にここで言ってた
『アクシズ落した後クワトロと名前を変えて生きていく』
よーな展開は無しか」
「まぁ、エルダー軍はシャアがアクシズ落した未来から
やってくるかもしれないけどな!」
「認めたくないものだな、自分自身の、若さゆえの過ちと言うものを・・」
「いや、アクシズ落したのは歳食ってからだってば」
どうせタイムスリップ・次元融合ネタやるならそのくらいはやって欲しいところ。
「ゼェーットッ!!」
「スーパーロボット大戦ZではZガンダムがメインだそうだが、
マジンガーZもメインにならないものかなー」
「寺田PはZガンダムもマジンガーZも好きらしいし、案外あるかもねー」
「取りあえず最近聞いてない富田耕生さん(ドクターヘルの中の人)の
『ぅおのれマジンガーZめ!』を聞きたいものだ」
「ロボットアニメの元祖悪役だしねー」
「あしゅら男爵も大好きだ、チクショウめ!」
マジンガーZ 1972〜1974年放映 全92話
言わずと知れた元祖ロボットアニメ。
特撮で言えば「サンダーバード」のような、その後のロボットアニメのスタンダードになった作品である。
マジンガーZの斬新さとか、機械獣と言う敵の魅力とか、巨大ロボに基地に博士(司令官)というフォーマットとか、
パワーアップ劇とか最終回における衝撃の展開とか、語り始めると正直それだけで本が一冊出来る。
個人的にはバトルバトルまたバトルという展開をあれだけ面白く描けたってことが一番凄いところじゃなかろうかと思ってたり。
主人公と悪役のキャラ、マジンガーと毎回の機械獣、戦いのシチュエーションと敵味方双方のパワーアップ、
そう言った諸々が当時としては非常に高いレベルで維持され続けていたからこそあれだけの金字塔的作品になったんだろうなぁ。
ところでさやかさんって素直になれないタイプのツンデレとしては最古の一人じゃないかと思うのだがどうか。
「ダッシュ! ダッシュ!」
「ダンダンダダン♪」
「ダッシュ! ダッシュ!」
「ダンダンダダン♪」
「ダッシュ! ダッシュ!」
「ダンダンダダン♪」
「スクランブルゥーーー♪」
「「ダァッシュ!」」
「「(ドラムの音を口ずさむ)」」
「このBGM、最高なんだが・・・何故最近使わんのだろう」
「ぶっちゃけ70年代のロボットアニメ見渡しても
これに匹敵する主題歌は中々無いぞ」
「マンネリ防止とはいえ、あんまりである」
「今度こそ! 今度こそこのBGMで!」
グレートマジンガー 1974〜1975年放映 全54話
劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』において伝説となったほどの鮮烈なデビューを飾り、強烈な印象を残したスーパーロボット。
が、それが余りに強烈だったがゆえに前作のパワーアップまたパワーアップ、苦戦からの逆転と言う展開が使えず、
孤児である鉄也の苦悩や甲児への嫉妬などと言った面でしか記憶されない可哀想なアニメでもある。
結果的には作品としてマジンガーZとの差別化には繋がった物の、いまいち視聴率他が伸びなかったのか、
結局マジンガー三部作では一番短い放映話数だった。
あれだね、最初が余りに上手く行き過ぎると却ってよくない場合もあるんだね(爆)。
特に最終回で殆ど完全に甲児に主役を奪われ、最後の敵への止め以外全く戦わせて貰えなかったのは余りにあんまりじゃないかと思う。
後にグレンダイザーで甲児がマジンガーZに乗せてもらえなかったのも、Zガンダムでアムロがガンダムに乗せてもらえなかったのも、
こういう前例を踏まえての話じゃないかと思うんだけどどうだろう。w
「デュゥゥゥゥクッ!フリーィィィドッ!」
「グレンダイザー、ゴーッ!」
「シューターでロボットに乗り込むのはともかく、
『空中で変身しながら乗り込む』と言うのは
今聞いたらちょっと信じられないだろうな」
「帝国○撃団だってシューターで降りてる間に変身するじゃないか。
似たようなもんじゃね?」
「まぁ、そりゃそうだが・・・シューターで空中に放り出されて叫ぶと変身、
そのままコクピットに収まるって、今考えると一つ間違えば大惨事だな」
「まぁ頑丈なんだろ、宇宙人だし」
「にしても、久々の参戦よのぉ」
「αに出してもらえなくてMXが最後だから・・・うわ、5年ぶりになるんだ」
「久々にトリプルマジンガーの揃い踏み、というわけだ」
「まーマジンガーじゃねーけどな、グレンダイザーは」
「それ禁句」
「いいじゃん、どうせ映像作品で揃い踏みしたことって一度もないんだから」
UFOロボ グレンダイザー 1975〜1977年放映 全74話
言わずと知れたマジンガーシリーズ有終の美を飾る作品であるが、実の所マジンガーシリーズかどうか微妙と言う作品でもある。
本来は主人公を兜甲児に戻して、ミケーネおよびドクター・ヘルと最後の決着をつける「ゴッドマジンガー」なる作品が企画されていたらしい。
それが没ったせいか、このグレンダイザーは当時のみならず現在から見ても割と冒険的な設定を盛り込んだ作品であった。
一例として主人公デューク・フリードが余りアクティブでなく内向的で、精神的に成熟している事。
本来なら二番手として主人公をサポートするポジションにいるようなキャラを主役に持って来たのは結構英断だったと思う。
アクティブな所は甲児やマリアが受け持つので、初期は突っ込んでいった甲児を助け出すべくグレンダイザー出撃、という展開も結構あった。
内省的で結構悩んだりもするが、決めるときは決めるのがシンジとかとは違うところ。
悩みつつも前に進む、仁知勇を兼ね備えたある意味では理想的な人格の持ち主であり、
「仁」(というかヘタレ)に傾きがちな最近の主人公や「勇」に傾きがちな古典的熱血主人公と一線を画していると言えるだろう。
加えてデュークは宇宙人であり、襲ってくるベガ星連合軍の中には自分の星を守るためにベガ大王に下ったかつての友や恋人もいる。
そうした苦悩を描く事が作品としての独自のカラーを打ち出すことにも繋がっている。
ちなみにこのデューク・フリード、女性ファンにはえらく人気が高い。
やっぱり年上で落ち着きのある男性のほうが女性には受けるんだろうなぁ。
EDで「地球の緑の若葉のために ただ一輪の花のために」という歌詞があって、
映像ではそこのシーンでデュークが白百合の花を差し出すような演出がされているのだが、
ロボットアニメのOP/EDの上映会なんかやると、そこで黄色い歓声が上がるんだよね。w
一方で妹マリア・フリードの人気もまたえらく高い。当時のロボットアニメヒロインでは多分コンバトラーのちずると双璧であろう。
個人的にはさやかさんのほうが好きだがそれは置いといて(ぉ、とにかくこのマリア、えらく活動的でかつ鼻っ柱が強い。
さやかさんはお転婆な一方で日本女性らしい奥ゆかしさとおしとやかさがあったのだが、マリアにはそんな不純物は一切混じっていない。
徹頭徹尾陽性、天然、アグレッシブ、強気、自信満々、挑発的。
その破壊的とすら言えるアクティブな性格と、極めつけの美少女の外見が極めて高いレベルで調和している活発系ヒロインなのである。
ひかる「すごいわ、私なんか何度もシミュレーションを繰り返して、やっとグレンダイザーとの合体に成功したのに」
マリア「あなたとは違うわ、私はグレース・マリア・フリードなんですからね♪」
(で、兄である大介さん(デューク)にたしなめられるのがお約束)
一見高慢ちきなんだがこのやりとりが可愛く見えるんだから、得な性格をしてるっつーか(爆)。
そうでなくとも、端々で出てくる挑発的言動が可愛いっつーかなんつーか(爆死)。
そのくせ最終回では甲児と別れ、地球を離れる瞬間に一粒涙をこぼしたりしている。
ここらへんのギャップにやられたファンも多かったに違いない。なんというか、気まぐれで気位の高い猫がなついてきた時のような。
そしてそのあおりをまともに食らったのが本来正ヒロインであるはずの牧場ひかる。
「守るべき平和の象徴であるヒロイン」として設定されたためロボットに載らず、結果最初2クールは壁の花。
25話でデュークの昔の恋人ナイーダの登場によって影が薄くなり、38話から梃入れにスペイザーに乗るようになったが、
その結果として「守られるべきお姫様」の地位を喪失し、更にマリアの加入によって完全にとどめを刺された悲劇のヒロインである。
それ以外にも元婚約者であるルビーナとか、作画監督の思い入れが大爆発して作画大暴走のコマンダー・キリカ(冷凍銃の人ね)とか、
前二作に比べるとゲストヒロインがかなり多かったのも彼女の影が薄くなっている一因と思われる。
ひょっとしたらヒロインの影が薄いのでゲストヒロインが多くなったのかもしれないが、そのへんは卵と鶏かも。w
ちなみに映像作品でトリプルマジンガーが揃い踏みしたことが無い、というのは事実である。
劇場版でグレートとダイザーが競演した事は何度かあるのだが、
甲児君がずっとダブルスペイザーであるためにマジンガーZには乗ってくれなかったのだ。
「ロボット博物館のグレートマジンガーを奪う」という作戦でグレートと並んでZが画面に出てきたことはあるけど、
結局その時は甲児君もグレートに乗ってたし(爆)。
「真対ネオ」の本編である「ダイナミック総進撃」でもZは最初に袋にされる役どころで活躍してないし(爆)。
小説の「スーパー(ダイナミック)ロボット大戦」では○○が××してアレだからやっぱり揃い踏みではなかったし。
くそう、ダイナミック総出演小説なのに(爆)。>小説・スーパーロボット大戦
とゆー訳で、スーパーロボット大戦での揃い踏みは昔からのファンにはマジで感涙ものなのである。
「あれ? スーパーロボット大戦Z、ゲッターロボGは出てるけど、
元祖ゲッターロボは出ないのね」
「おや、本当だ・・・と言う事は、今回武蔵は出番すらないのか」
「南無南無」
「たまには『大雪山おろしを使えないゲッターポセイドン』
とかも見てみたくはあるが」
「大雪山おろし使える弁慶もボスボロットの補給装置と一緒で、
もう一般認識になっちゃってるからなぁ」
「旧シリーズだと第四次で修得のための特訓シナリオがあったのだが」
「今回は・・・まぁないだろうなぁ。αでも何の脈絡も無く修得してたし」
「大雪山おろし使うのが嫌って訳じゃないんだけどね」
「いっそ『百鬼獣になって地獄から甦った武蔵が敵の振りをして
ポセイドンの弁慶に大雪山おろしを伝授する』というのはどうか」
「それ富士原昌幸ネタやん!」
ゲッターロボ 1974〜1975年放映 全51話
ゲッターロボG 1975〜1976年放映 全39話
マジンガー、ガンダムと並びスパロボ御三家を為す人類史上初の合体ロボットアニメ(嘘は言ってない)。
きっかけは「マジンガーがあんなに売れるなら、ロボット三体出せば売上三倍やん?」とゆーオモチャ会社のしょうもない発想だったらしい。
Gガンダムを初めとする近年のガンダムでもそうだが、とかくスポンサーは取らぬ狸の皮算用をするものと思われる(爆)。
が、それが結果として「史上初の合体ロボット」となり、
「三つの心が一つになれば」と歌詞にもあるように「三人の主人公が力を合わせるドラマ」になり、
さらには「合体=機体特性の変換システム」というエポックメーキングな発想にたどり着いたのはただ脱帽するしかない。
これがどれだけ優れたアイデアであったかは、後発のアルベガスやアクエリオンがそれを超えようとしてついに果たせなかった事からも分かる。
これらはオモチャの再現性を考慮したために分離して別形態に合体しても、外見からはその個性の変化がさっぱりわからんのである。w
まぁ「アシュラアルベガス(玩具が胴体の後ろに余分な腕を畳み込むギミックだったため、畳まないで合体させると六本腕になる)」とか、
「虫アクエリオン」「戦艦アクエリオス」「アクエリオンギーガー」「ケンタウロスアクエリオン」みたいな本道を外れた遊び方もあったけど。
個人的な見解だが、「合体」でこれに匹敵するエポックメーキングなものというと「グレート合体」くらいしかないのではなかろーか。
余談だが直接の続編のせいか、Gの脚本の話数はゲッターロボから通算されている。(ゲッターG第1話が52話とクレジット)
「ザンボット3と言えば」
「実を言うとスパロボでザンボットの一番鮮烈な記憶は、
旧第四次でハイパー化したライネックのハイパーオーラ切り喰らって
一撃爆沈した事だったりするが」
「・・・・まぁそれはともかく、人間爆弾だよな」
「そればっか語られてる感が無きにしも非ずだが、実際ありゃトラウマになる」
「きっついよねー」
「冨野さんの嫌いなエヴァも、
なんのかんの言ってこの延長上にあるような気はするんだ」
「因果応報か」
「そうなるかねぇ・・・」
無敵超人ザンボット3 1977〜1978年放映 全23話
「皆殺しの富野」の名を不動の物とした同監督の出世作。(ぉ
かの有名な人間爆弾を初めとして、主人公達が厄介者扱い、主人公たちを守るために軍隊は次々と楯となって散っていき、
かつての友人やガールフレンドからも憎まれ、和解したと思ったら体内に爆弾を埋め込まれて爆死。
「お前は何のために生まれてきたんだ、人間爆弾にされるためかよ!」という叫びが物悲しすぎる。
後半では勝平達が洗脳されて戦っていた事が明かされ、最後には家族の殆どが宇宙に散ってゆく。
その中でも個人的に印象深かったのはガールフレンドたちと和解してザンボエースにマフラーをプレゼントしてもらう話。
喜んで精一杯はしゃいでいる姿が痛々しくて今でも忘れられない。
それらの積み重ねがあるからこそ、人々が勝平の周りに集う最終回のラストシーンはボロ泣き出来る名場面になったのだと言えるだろう。
一方で「ロボットアニメ」として確かに面白かったのも事実。
作画は全く安定していなかった(初代マクロスよりゃマシだが)が、
金田伊功さんを筆頭とするアニメーターたちの大暴れによって、気迫の篭った戦闘シーンを見せてくれた。
まぁ、本編見た後スポンサーが真っ青になったそうだけどね!(実際どれだけ売れたんだろうなー、ザンボットの超合金とか)
『世のため人のため、メガノイドの野望を打ち砕くダイターン3!
この日輪の輝きを恐れぬなら、かかってこいっ!』
「くうっ、いいねぇ!」
「第二次αは良かったなー。まさかコマンダー・キドガーが出てくるとは」
「あのエピソード(『華麗なるかな二流』)好きなんだよねぇ」
「変な奴だけどな、木戸川って」
「あいつに限らず、メガノイドのコマンダーは全員変だ」
「まぁな。木戸川は金持ちの御曹司だからまだわかるとしても、
手品師や音楽家やキノコオタクや武器マニアや元ナチの戦車オタクや・・」
「どう言う基準で選んでたんだろう」
「ねぇ?」
無敵鋼人ダイターン3 1978〜1979年放映 全40話
「魅力的な主人公が魅力的な悪役をやっつける」
その基本を忠実に貫き通した、ザッツ・エンタテインメント。それが「無敵鋼人ダイターン3」である。
私の一番のお気に入りエピソードは第十話「最後のスポットライト」。
映画スターであるウォン・ローは実はメガノイドのコマンダーで、万丈はそれを探るために彼の撮影所に潜入するが、
実は彼の目的は自分と万丈が戦うシーンを撮影し、それを映画にすることだったのであった・・・。
最初は生身同士で、そして巨大化したウォン・ローとダイターンとで繰り広げる激しい戦い。
死を恐れず、ヘリや地上からそれに食らいついて撮影するスタッフたち(実はウォン・ローの部下たちは全員映画好きのメガノイドなのだ)。
一時はダイターンを圧倒するも、やがて形勢逆転。深手を負うウォン・ロー。
任務に忠実なら、ここは撤退するかダイターンと自爆するだろう。
だが彼はそうしない。全身ズタズタになりながらも立ち上がる。とどめを刺される為に、ダイターンに倒されるために。
「エンドマークのついた映画を残さねばならんのだよ、例え結末が変わったとしてもな!」
そして彼はその言葉どおりダイターンにとどめを刺され、フィルムを遺して逝く。
彼にとってはメガノイドとしての自分の任務より、映画のほうが大事だったのだ。
こいつに限らず、ダイターンに出てくる敵で自分の任務だけに忠実というキャラクターはいない。
殆どは何か自分の目的があり、そのためにメガノイドとなって任務をこなしているに過ぎないのである。
たまに任務に忠実なメガノイドがいたとしても、それは「名誉」や「出世」に拘るからで、いわゆる滅私奉公はまずない。
「華麗なるかな二流」のコマンダー・キドガーはあくまで正々堂々万丈を倒して彼を越える為に、捕らえた人質を解放する。
「遠き日のエース」の魔術師エースはあくまで奇術にこだわり、それ故に万丈のトリックに敗れる。
「伝説のニーベルンゲン」のコマンダー・へスラーは伝説の戦車を大切にする余り、それを我が身で庇って死んでいく。
「地球ぶった切り作戦」のコマンダー・バンチャーは苦楽を共にした部下を殺され、その復讐の為に涙ながらに万丈と戦う。
「秘境世界の万丈」のコマンダー・ドイルは貴重な遺跡を守るためにダイターンとの戦いをやめ、我が身を犠牲にして地球を救う。
「この愛の果てに」のコマンダー・スミカは同僚のジライヤにひそかに恋焦がれ、彼がダイターンと戦えるように命を捨ててまで助ける。
かくのごとく、「完璧な新人類」であるはずのメガノイドは実にどいつもこいつも人間的な奴らばかりなのである。
そんな魅力的な敵だらけだからこそ、魅力的な主人公破嵐万丈をさらに魅力的に引き立ててくれたのだ。
「ゴッドシグマですがー」
「実は主題歌以外あんま覚えてない」
「ソフトも発売されてないしねぇ」
「ただ、子供の頃超合金買って貰いそうになったことはあるから、
見ていたことは間違い無いんだよね」
「ほほう」
「まあ結局ゴライオンにしたけど」
「何故?」
「んー、確か『3つより5つの方が得だ』とかそんな理由だった気が」
「・・・・あのなぁ」
※ゴッドシグマはロボット三体(+ブースター)、ゴライオンはライオン五体の合体ロボ。
「まぁ、そんなことよりもっと重要な事があってなぁ」
「なんだ?」
「EDで『水金地火木土天海冥〜♪』と歌ってるのに、
冥王星が惑星から外れてしまっている! 何てこったい!」
「・・・・まぁ、存在自体が消えたわけじゃないし、
冥王星って名前が消えるわけでもない」
「だけどなぁ」
「いっそ『W』にゴライオンの代わりに参戦してれば面白かったかもな」
「だからお前はどうしてそーゆー事を」
宇宙大帝ゴッドシグマ 1980〜1981年放映 全50話
ガンダム後ながらまだまだ当時主流だった合体スーパーロボットアニメ・・・なのだが、
実は子供の頃見たきりでよく覚えてなかったりする(爆)。
ただ、合体前がほぼ同じサイズのロボット三体なのに、合体すると二体がそれぞれ足になって一体は上半身になるのはバランス悪くなくね?
とずっと疑問に思っていたのは覚えていたり。w
博士の裏切りとかはさっぱり覚えてなかったりするんだけどねー。
あ、でも異星人と思っていた敵が未来の地球人だったのと、
最終回で主人公が綺麗なねーちゃん(敵の司令官)とどっかに行っちゃったのだけはかすかに覚えがあるな。
後、キャラデが新谷かおるだけど、これは割とどうでもいい(爆)。
「こんばんは、明日を救えなかったバルディオスです」
「ちなみに今のギャグのどこが面白いかと言うと、
OPのサビで『明日を救え バルディオス』と歌っているにもかかわらず、
大津波で人類が全滅して『完』という、実に潔いんだか放り投げたんだか
分からないような最後を迎えてしまったと言う点が・・」
「解説せんでいい!」
宇宙戦士バルディオス 1980〜1981年放映 全34話(放映は31話)+劇場版
「ガンダムとイデオンの谷間に埋もれた悲劇の作品」として無名なロボットアニメ(ぉ
実際、当時全然見てた記憶がない。ガンダムは一応見てた記憶があるんだけどなぁ。w
内容がかなり大人向け(ヒゲにダイモスを加えたような感じ)なんで当時小学校前だった自分の興味を引けなかったんだろう。
あとぶっちゃけバルディオスって格好良くなかったし(核爆)。
まぁデザインがダサいのは金型流用の都合があるらしい(byデザイナー)からいいとしよう。良くないけど。
だが必殺技の一つも無いのは幼児にとっては魅力が薄いぞ!
ただ、見返してみるとこれはこれで面白かったので、どう料理してくれるかは結構楽しみ。
脚本と作画はかなり微妙(OPで見ると主人公は凄い美男子なのだが、本編で見るとまるで別人)なのだがキャラクターが良い。特に敵側。
(このスタッフの次回作が「戦国魔神ゴーショーグン」であることを考えると、敵側に力を入れるのは芸風なのかもしれないw)
主戦派の軍部が暴走して和平派を謀殺、地球侵略に踏み切ると言うあたりの流れはダイモスと同じなのだが、
敵のボスであるガットラーは主戦派軍人で独裁者ではあるにしろ、彼は彼なりに真剣にS-1星人の未来を考えており、
股肱の部下アフロディアに対して見せる深い信頼も器の大きさを感じさせる。
単なる悪の独裁者に終らないその大物ぶりは古今のロボットアニメを見渡しても珍しく、中々に新鮮であった。
一方敵前線指揮官にして真ヒロインであるアフロディアはマリンに弟を殺され、復讐に燃える冷徹な女軍人。
S-1星を掌握して和平派を抹殺したクーデターも発案から実行までまるっと彼女の仕業(つまり主人公にとっても彼女は父の仇である)。
軍服に軍帽、サングラスの鉄の女だが、髪を下ろしてメガネを外すと超美人というお約束な設定の持ち主。
ただヒロインではあっても主人公であるマリンと恋愛感情があるわけではなくて、
不倶戴天の敵同士でありながら互いに認め合うと言う複雑な関係(劇場版だとちょっと違うが)である。
ここらへんもやっぱり子供にはさっぱり分からんかったんだろうなぁ・・・。
TV版劇場版ともに悲惨な目にあっているので、スパロボではもうちょっといい扱いを期待したいところである。
まぁそもそもTV劇場問わず作品自体がひでぇバッドエンドなのだが。
ところで裏切り話で出てきた薔薇男デグラス(声・神谷明)って某ニトロゲームに出てきた黒のフランコ(クラウス大佐)に似てね?(爆)
「そーいや今回はザブングルのアーサー様は生存するかなぁ。
あの人死んじゃうとやっぱり後味悪いんだが」
「残念ながら無理だろうね」
「なんで?」
「原作にザブングルは入っていてもザブングル・グラフィティが入ってない」
「・・・腐った読みしやがって」
戦闘メカザブングル 1982〜1983年放映 全50話+劇場版
「できるさ、アニメだからね!」の一言が全てを表している、白富野の傑作。
「アニメだから何をやってもいい」ということではない。「アニメに不可能は無い」ということなのだ。
「掟破りのザブングル」「パターン破りのザブングル」「アニメだからなんでも出来る」
そういう過剰な一面ばかり強調されるけど、それを抜かしても実に『アニメらしいアニメ』である。
気持ちよくグリグリと動くのが全くもってよろしい。
オーバーなポーズ、激しく歪む顔(作画ミスじゃなくてね)、現実じゃ無理なほどの豪快な動き。
『アニメのディフォルメ』という点においてはある意味頂点なんじゃなかろうか。
こればっかりは実際にフィルムを見てみないと分からないので、未見の方はこれを機に、是非。
ちなみに私の一番のお気に入りはティンプ・シャローン。やっぱあのね、とぼけた悪党ぶりが最高というか。w
ゆうきまさみのパロ漫画の「にーちゃんにーちゃん。悪ノリは、楽しいぜ」「・・・みょうに説得力があるな」というやり取りや
富士原昌幸のα外伝漫画の「気をつけな。にーちゃんたちはこれでイノセントを完全に敵に回したぜ(ここまで渋い悪党ヅラ)
・・・・・・・・総員、退避ィィィィィィッ!(ギャグ顔)」っつーノリの落差は彼の特徴が非常に良く出ていてお気に入りである。
どう考えたって悪党以外の何者でもないんだが、それでも愛嬌のあるこのキャラクターは実に個性的で印象深いと言えるだろう。
なお、アーサー様は「ザブングル・グラフィティ」(劇場版)だと脈楽なく復活してる(失明したエルチも治るような事を言っている)ので
上のような話になるわけだ>アーサー・ランク復活ッ!! アーサー・ランク復活ッ!! アーサー・ランク復活ッ!!
「驚き桃の木山椒の木!」
「一気に次元を壊しきり!」
「ついに出た出たヤットデタ!」
「スーパーロボット大戦の最終兵器、超時空世紀オーガスだぁっ!」
「某スーパーSF大戦(全然某じゃない)でもやってるが、
時空震動弾使えばどんなクロスオーバーやらかしても許されるからな」
「バルディオスにX、ヒゲ、ザブングルと『地球終了大戦』と言われるZだが、
正直オーガスだけでも地球終っておつりが来る!」
「ところでなんでヤットデタマンよ」
「いいじゃん、製作元同じなんだし。
ところで山椒魚って、肉が山椒の匂いがするから山椒魚だって知ってた?」
「関係ねぇ!」
超時空世紀オーガス 1983〜1984年放映 全35話
主人公が爆発させた時空震動弾(一定地域を他次元へ移動させる装置を兵器転用したもの)により
「パッチワーク世界」と化してしまった地球が舞台。TRPG好きには「TORG」と言えば分かるかもしんない。w
普通に反重力装置使ってる超未来技術世界もあればフランス革命みたいな世界、征服される前のアステカみたいなとこ、軍事国家、
恐竜が進化した知的生命体の世界やロボットに人間が滅ぼされた世界もあったりして本当にバリエーション豊かである。
さすがに魔法の世界やヒーローの世界はなかったが、金こそ全てな世界はちゃんとあった(爆死)。
時空震動弾を爆発させた主人公はこの世界を『修復』するキーパーソン「特異点」となっており、
世界の修復とこの主人公の身柄の争奪戦が主な話の縦糸となっている。
もっとも、主人公はそんなこととは関係なくあちこちで女に手を出して色々トラブルを巻き起こしたり巻き込まれたりしていく。
ちなみに手を出した女性は振られたのを含めると確認できるだけで10人以上(うち二人は妊娠)、中には自分の実の娘も含まれる(核爆)。
さすがにベッドシーンは二、三回ほどしかなかった(放送時間帯は昼の2時だぞおい)が、媒体が18禁だったらどうなってた事やら・・・。
もっともその場合カッターナイフで刺されたり、首だけになったりする可能性も高いか。(爆)
「劇場版Zガンダムって、結局どこがどう違うねん」
「ん〜、作画?」
「それも回し蹴りとアッシマーくらいのような気はするが」
「おとっつぁん、それは言わない約束・・・あ、一つ違う所があったな」
「ん?」
「ヘンケン艦長の出番が増えた」
「おう(ぽむ)」
劇場版機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-
2005年公開
劇場版機動戦士ΖガンダムII A New Translation -恋人たち-
2005年公開
劇場版機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-
2006年後悔、もとい公開
放映20年目にして姿を現したTV版再構成の劇場版。
結局衝撃でも何でもなかったラストは別の意味で衝撃だった。金返せコラ。
戦闘シーンはさすがに見ごたえありだったが・・・・手を抜きやがったな、冨野(爆)。
と思ってたのだが、インタビューによると話を再構成しながらフィルムを切り貼りするのが単なる作業になって、今ひとつ気が入らなかったらしい。
いっそ昔とった杵柄で、TVのフィルムだけを使って全く新しい話を組み立てるというのもありだったと思うのだが(核爆)。
結局のところ「戦闘シーンに追加カットを入れたダイジェスト」以上のものではなかったからねー。
ただヘンケン艦長がてれてれする新規シーンが入ってたのは個人的に非常に良かったと思う。
あとウォンがシンタとクムに飲み物をおごるシーンがカットされてなかったところ。w
それはそうと、フォウとサラの声優が無断で変更されてた疑惑の件は一体どうなったんだか。
ミネバとかは変えても違和感なかった(昔のミネバは今や藤ねえだし(爆死))けど、あの二人はねぇ。
ところで「劇場版は明るい話にします」と聞いたときに「明るいイデオン」ってフレーズが頭をよぎったのは私だけだろうか。(爆)
「ゆけ、忌まわしき記憶と共に!」
「前々から思ってたけど、
シャアの言う『忌まわしき記憶』って具体的にはなんだろうね」
「そりゃお前。年端も行かない少女に手を出して、
成長して炉利じゃなくなったので捨てて地球に逃げたら
後で殺されかけた事だろ」
「・・・いっそそこで殺されてたほうが
後々平和だったんじゃないかと思わないでもない」
「奴も結局のところ超特大スケールのトラブルメーカーだからなー」
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 1988年公開
「機動戦士ガンダム」という作品(「ガンダムシリーズ」ではなく)に10年越しのピリオドを打った作品。
アムロとシャアから始まった物語が、アムロとシャアで終り、宇宙世紀のピリオドを打つ・・・はずだった作品である。
後のF91やV、それ以降の平成ガンダムやOVAが蛇足かどうかの言及はここでは避けるが、
「機動戦士ガンダム」から始まってZ、ZZと続いた物語が「逆襲のシャア」で一つの大きな物語として完結した、それだけは確かである。
一連の物語が「逆襲のシャア」によって高い完結性を与えられたからこそ、F91以降を蛇足と切り捨てるファンもいるのだろう。
ところでνガンダムは「初のファンネル装備ガンダム」であるのだが、正直作中だとフィン・ファンネルは印象が薄い。
いや、特徴的な装備だしフィン・ファンネル活躍してないわけじゃないんだけどそれ以外のシーンの印象が強すぎて。w
一番印象の強いのは当然アクシズに取り付いたところだし、サザビーとの決戦でも特にファンネルが印象深い活躍をしてたわけでもない。
あくまでライフルやサーベル、あるいは拳(!)と言った沢山の武器の中の一つであって、必殺技とか切り札じゃない、みたいな。
そういう意味では「究極の汎用機」(変形とか大火力とか余計なコンセプトを入れないと言う点で。アムロ専用ではあるが)という
νガンダムの設計コンセプトにも合致した演出であったのかもしれないとは思う。
「ガンダムXですが」
「なんかいきなり時代が飛んだな」
「しょうがない、80年代後半から90年代初頭はロボットアニメ冬の時代だ。
勇者とかライガーとかエルドランは会社違うしな」
「版権的に出せそうなのは黒歴史寸前なゲッター號くらいか。
それはともかく『頭の悪いチンピラをやらせたら日本一』とも言われる
高木渉さんがすれてるけど初々しい少年役を好演した作品だな」
「最近では『日本一の中間管理職』とも言われてるよーだが」
「ねずみ男もやってるしなぁ。まぁそれはさておき、ガロード好きだ畜生」
「男の子だよなぁ。声はおっさんだけど」
「頑張って男の子っぽい声出してるんだからそういう事言っちゃ駄目!」
機動新世紀ガンダムX 1996年放映 全39話
「ボーイミーツガールなガンダム」と言う縦糸に「虚構として見たガンダム」というテーマの横糸を織り込んだ作品。
言ってみれば前年のWが「ガンダムのオマージュ」、さらにその前のGが「ガンダムの完全破壊」を目論んで作られた作品だったのに対し、
Xは「ガンダムという作品がフィクションであることを視聴者に自覚させる」ために作られた作品なのである。
が、それをアングラならともかく仮にも商業作品、
しかも「ガンダム」というメジャーである事を宿命づけられたシリーズでやるのは冒険を通り越して無謀だった。
プラモ等の売上は前年のWに比して3割減、おりからのテレビ局の改変事情もあって1クール短縮。
色々と悲劇の作品ではあるが、作品のコンセプトからしてこりゃーもうしょうがない結果だと言えよう。
ただ、個人的に好きか嫌いかでいうとすんげぇ好きな作品である。
横糸はもうほつれまくってどうにもならないがそれでもなお縦糸のボーイミーツガールが大好きなんである、私は。
不器用の度合いも超人的なドモン(その分の落差がまたいいのだが)や屈折しまくったヒイロに比べると、
悩みながらも思い切り真っ直ぐに突っ込んでいくガロードは実に気持ちいいのである。
後GXが凄い好き。デザインだけで言うならお気に入りのゴッドガンダムやZZ、陸戦型よりもずっと好き。
けれん味出しまくりのウイングゼロカスタムとかV2なんかも好きなんだが、
そーゆーカトキメカとは全く違った次元でのシンプルイズベストな格好よさがあると思うのだ、GXには。
プラモは死ぬほど売れなかったらしいけどな!(血涙)
「絶好調である!」
「種の時に『たかがガンマ線レーザーで大気圏ブチ抜いて地球滅ぼせるのか』って突っ込みがあったが、ヒゲって機動兵器一体で地球の文明埋葬するどころか、フルパワーなら木星の軌道の内部を丸ごと月光蝶できるよーなトンデモ物体なんだよな」
「・・・んな設定あったんかい。ジェネシスなんて目じゃないな」
「作中世界の技術なのにオーバーテクノロジーなジェネシスと違って、
ヒゲは正真正銘のロストテクノロジーだからな。
まぁ、なんでもありっちゃありなんだろう」
∀ガンダム 1999〜2000年放映 全50話+劇場版
私的「デザインは格好悪いが動くと格好いい」認定ロボット(他にウォーカーギャリアやキンゲ、Ez-8など)。
牛を運んだり、洗濯機になったり、あまつさえ取れた頭を自分で回してはめ込んだりと、ロボットの見せ方が実に秀逸だった作品である。
そーだよねー、巨大ロボットってまず第一に「でっかい機械」(メカじゃないのもあるけど)なんだよね。
そこんとこ見せてくれるロボットアニメは意外に少ないから、かなり印象深かったりする。
ロボット以外でもとにかく「見せ方」が新鮮(というかむしろアニメとしての基本に忠実と言えるのかもしれない)なアニメだった。
くどくどした設定に偏る事無く、人の「動き」(肉体的なものにしろ、社会的、心理的なものにしろ)を伸び伸び描いていた印象がある。
地球側の技術レベルが19世紀あたりという、割とのびのびした時代設定であったからこそ出来た描写かもしれない。
そしてこの作品、ヒゲ以外で印象深いといえば何と言ってもカプル。カプルかわいいよカプル。
あの丸っこいのががしょんがしょんと短い手足を振り回して走っているのが好きだ。
丸っこい体をさらに丸っこく変形させて気持ち良さそうに海を泳いでるのを見たときなど心が躍る。
地上のみならず宇宙にふよふよ浮かんでる様などはもうたまらない。
爪でハイパーハンマー振り回してるのとかもう最高だ。
ソニックブラスターやレーザー使わずにハンドキャノンとか使ってるのを見ると絶頂すら覚える(ぉ
ソシエお嬢さんの乗機にZZで一回ちょろっと出てきただけの水陸両用MSを持ってくるあたり、やっぱりお富さんは只者じゃないと思ったが、
まさかそれを赤く塗って角つけて、しかもロケットパンチと回転ミンチドリル棍棒まで装備させるとは思わなかった。w
でも実はお富さんのアイデアじゃなくて、カプールのプラモが欲しかったあるスタッフの陰謀だったらしい。なんて素敵な権力乱用(爆)。
それはさておきコレンカプルはα外伝だとやたらに入手しにくかったんで、Zではもうちょっと簡単に手に入るようになって欲しいなぁ。w
「新作スパロボ発売直後、プレイのために有休をまとめて取得して
会社を首になる人間がいてもいい・・・自由とはそういう事だ!」
「いや、それは普通にダメ人間だろう」
「いーじゃん、全然使えないんだから」
THE ビッグオー 1999年〜2000年放映 全13話
THE ビッグオー second season 2003年放映 全13話
「記憶を失った町、パラダイムシティ」
「凄腕のネゴシエーター、ロジャー・スミス」
「どこからともなく現れ、町の平和を乱す謎の巨大ロボットや生体兵器」
「それを叩き潰す機械仕掛けの巨神、The Big-O!」
概ねこれだけで説明できる、シンプルで分かりやすい作品(ぉ
話はよくある「謎を提示するだけ提示して投げっぱなし」の類だがそれはそれで面白いし、
この作品の本当の面白さはそんな所にないと言うのもまた事実である。
唸る豪腕!
派手にぶっ壊れるビル!
スタイリッシュで粋なキャラクターたち!
紳士を気取ってる割に大人気ない主人公!
それを一言で黙らせるアンドロイド少女の突っ込み!
作画と演出と中の人(大塚芳忠)の悪ノリが全開しまくりの小悪党、ベック!
・・・後半がアレだが、こいつらがこの作品を面白くしてくれているのも本当なのでしょうがない。w
要するに話はそれほど重要じゃなくて、とにかく気持ちよく、そして豪快にロボットが殴り合いして、
カッコイイキャラクターが洒落た掛け合いを(或いは強烈なボケと突っ込みを)演じてくれるのが楽しいのである。
ある意味で、(スパロボの)脚本家の実力をもっとも試される作品であろう。
主人公ロジャーは最初から最後まで格好いいようでうっかり、紳士的なようで大人気なくて、物分りがいいようで性格歪んでるし、
アンドロイド少女ドロシーは話が進むごとに歪んだユーモア感覚(被害者は主にロジャー)を身につけていくし、
最強執事ノーマンは家事からメカの整備、重機関銃の扱いまで涼しい顔でこなすし、
上の圧力と市民の安全の間で板挟みになる軍警察大佐ダストンは堅物の癖に愉快なヒゲオヤジだし、
某フジコちゃんみたいな謎の女スパイエンジェルはロジャーに好意を抱く内にドロシーに焼餅を焼くようになるし、
本当にもう、「格好良くてそれでいてどこか抜けている(人間臭い)」連中ばっかりなのである。
「グラヴィオンといえば」
「グラヴィオンといえば?」
「やはりアレックスではなかろうか」
「えーと・・・・・・・。ああ、牛丼食ってた偽テリー・ボガードか。
それは『ナデシコといえばダイゴウジ・ガイ』と言うようなもんではないか?」
「違うね。ガイはナデシコのテーマを体現するための言わば生贄だが、
アレックスは作中において一般人の視点を代弁してくれる存在だ。
つまりある意味では視聴者の分身といってもいい」
「視聴者の分身? あのロボットオタクの節操なしのスケベの三枚目が?」
「いやだって、そういう層が見る作品だし」
「・・・・・・・ぶっちゃけ過ぎだきさま」
「でも中の人は実を言うと
「ああ。時間を稼ぐのはいいが―――
別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?
」
の人だったりするが」
「うっそぉん」
「テニプリでブレイクする前だったらしい」
「・・・まぁ、アレックスも黙ってりゃテリー並みの二枚目だからねぇ」
「でも実の所、サンドマンの真似してノリノリで『発進せよ!』とか言っちゃう
地球統一政府大統領も結構好き」
「美味しいよな、あのおっさん」
「アレで声がゲンドウだったりするのも笑える」
「立木さんああいう変な役も好きだからなー」
超重神グラヴィオン 2002年放映 全13話
超重神グラヴィオンZwei(ツヴァイ) 2004年放映 全12話
ナイト・シューマッハな破嵐万丈が美人メイド軍団を侍らせ、ファイバードみたいなコンバトラーVに毎回「ファイナルフュージョン承認!」する話。
まぁよーするに大張正巳お得意のパチモンリメイク、「俺の考えた勇者シリーズ」である。
(監督曰く『真の主人公』なサンドマンの声は初代勇者エクスカイザーの人)
他にもこの人はエヴァとかゲッターとかけっこう仮面とかダンクーガとかパチリメイクしてたりするがそれは置いといて。
他の大張作品の例に漏れずオマージュ的なアニメだが、そう割り切った上で見るなら結構面白い。特にサンドマンが目立つ回は。
同じパクリ全開でも種や種死と違ってちゃんと視聴者を楽しませるために作られている作品なので、そういう点では安心して見れるのである。
その意味で某不才はエンターテイナー失格だが、オオバリは立派なエンターテイナーである。
でも監督や原案に手を出したりダンクーガの新合体を捏造したりせず、作画監督やOP演出に徹してくれたりするともっと嬉しい。(爆)
作品の内容? いやぁ、内容自体はごっつ基本に忠実なロボットプロレス(褒め言葉)だから取り立てて言うこともないし。w
強いて言うならアレックス及びGトルーパー(地球製コピーグラヴィオン。要するにマジンガー軍団かグラパール)隊の出番があると嬉しい。
あの女隊長と斗牙(主人公その1にして監督曰くヒロイン。ちなみに男)の絡みって結構好きなんだ。
「うーむ。やっぱ面白いな、キングゲイナー」
「色々あるが、見てて一番インパクト強いのはどこだった?
主人公を食いかねないんで消されたヤッサバか、
それともお馴染みの『好きなんだサラァ!』か」
「実は27歳だった整備班のチビッ子チーフ」
「ふーん・・・・って、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
※公式設定です。
OVERMAN キングゲイナー 2002〜2003年放映 全26話
OPのモンキーダンスで有名だが、主題歌自体も押しも押されもせぬ名曲。
あれだね、ロボットアニメの主題歌は主役ロボの名前を連呼して何ぼだねやっぱ(笑)。
作品自体は「明るく楽しく」を目指して作られ、実際その目標の通りの良作になった。
ただ充分以上に面白いものの、話的にはなんか物足りない部分もあったりして、
明るく楽しくを心掛けすぎ、角を矯めて牛を殺したんではないかなーと思えなくも無い。
面白いのはあくまで技術が優れているからであって、監督ののめりこみみたいな物が乏しいと言うか。
それはそれとして印象が強いのはやっぱり独特なオーバーマンのデザイン。
ただ独特でけったいなだけならそこらの凡百ロボットアニメのそれと変わらないんだけど、
量産ロボや鉄道、都市ユニットといった他のメカは現行の機械の延長線上にあるデザインであり、それと質感からして違う明確な対比で
作中世界においてもあのデザインはやっぱけったいな代物なのだ(そしてオーバーマンは特別な存在なのだ)と視覚的に納得できる。
ここらへんのさじ具合はやっぱり冨野さんのセンスによるところが大きいんだろう。
ちなみに監督はオーバーマンを指して「ぬいぐるみ」と言ってるらしい(爆)。
そして美形悪役担当なのにやたらにへっぽこなので涙を誘ったのがアスハム・ブーン。
ぱっと見はロンゲのキャスバル兄さんに見えなくもないのだが、シャアと共通するのはシスコンなのと女を踏み台にすることくらい。
声はヒゲの御大将と同じなんだけどなぁ。w
早とちりでゲインを追ってくるわ、エリートなのに失敗続きだわ、少女(18だが中学生にしか見えない)をたぶらかして利用するわ、
銃を突きつけて脅したら逆にいい歳こいた素手のおっさんに殴り倒されるわと、ここまで扱いの酷いライバルは多分ジェリド以来だ(爆)。
まぁ結局のところ顔のいい三枚目だったんだろう、うん。
(東京ボーイズの節で)
「種運命と言うやつを」
「「謎かけ問答で解くならば♪」」
「ガーターのないボーリングと解きまする」
「どっちに行っても"落ち"がない〜」
「え? 落ちてるじゃん」
「どこが」
「ほら、シンが orz って」
「なるほど、ズンドコに落ちたってか、HAHAHAHAHA」
「HAHAHAHAHAHA」
「・・・笑えんわい」
「笑点」とか見てないと分からんネタですまん。w
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 2004〜2005年放映 全50話
評価が真っ二つに分かれたSEEDの続編であるが、そのSEEDを支持した層にすら「これはないわ」と言われた不幸なアニメ。
いや実際ひどいアニメだけど。
端的に言うと「アムロとシャアがでしゃばってカミーユがのけ者にされるZガンダム」であり、主人公であるはずのシンは事実上のけ者、
中の人である鈴村さんの心にも深い傷を残した。続き物で前作主人公がでしゃばるとこうなるんだよなぁ、やっぱり。
後種が好きなのは別に構わないのだが、「Zガンダムは種の真似」「ドラグナーD-1はジャスティスのパクリ」
などと言うのは世代でないにしてもさすがにいかがなもんかと。
取りあえず個人的な見どころは「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」しかないのだが、それは流石に入ってないだろうなぁ・・・・。
(※第十三話「よみがえる翼」の暗殺部隊隊長の名セリフ。多分本人にも二度と再現できない凄い情けなさっぷりが大炸裂。後で聞いたらやっぱり声優じゃなくて、どっかのアナウンサーさんなんだそうで。>中の人)
取りあえず、スパロボの脚本でどれだけ腐臭を消し飛ばして燃える話に作り変えてくれるか楽しみな作品ナンバーワンではある。
もはやそれ以外に楽しみが・・・・あ、でもデストロイが使えるなら使ってみたい。w←大きいことはいいことだ、な人。サイコも好き。
ところで関係ないが、東京ボーイズのリーダーの人去年亡くなってたのね。合掌。
「アクエリオンって『あなたと合体したい・・』というフレーズや
中毒性の高い主題歌で先入観があるけど、
実は作り自体は王道で正統派だったりするんだよな」
「そうそう、単に作ってる人が頭おかしいだけで」
「おい」
創聖のアクエリオン 2005年放映 全26話
よく言えば前衛的、悪く言えば電波ゆんゆんな脚本を70年代正統派スーパーロボットアニメの文法で描ききった怪作。
話が電波であっても「日常→特訓ないし事件→出撃→前半の事件の経験や特訓を活かして打開策を閃く→勝利→エピローグ」という、
今時珍しい王道(そしてお約束的)プロットなので、意外に安心して見ていられるのである。
主役機のデザインにやや難はあるが、パイロット三人の力を合わせて、毎回特訓やとっさの閃きから生み出される新必殺技で敵を倒す展開、
また乗り換えするメンバーが皆キャラが立っているので戦い方にも特色が出るのはロボットアニメとしても中々によい。
だから、絵とか「貴方と合体したい」というキャッチとか、そういう事柄からこの作品をデムパと断じるのは・・・実は間違っていない。(爆)
絵はまだしも合体で快感(どう見ても性的快感)を得るとか、その上で「身も心も一つにぃぃぃぃ!」と叫ぶマッチョ親父司令官とか、
合体が気持ちよすぎて中毒→燃え尽き症候群になってしまうパイロット(描写はまんま麻薬中毒患者→廃人のコンボ)とか、
エロ話聞いて興奮すると爆発起こす娘とか、男同士で愛し合う敵の堕天翔(だてんし)とか、どう見ても変態です、本当に(ry
話の方も例えば「不幸だから合体!」な回は「自分が不幸を呼び込むことに悩み、仲間たちの元を離れるパイロット」とか08小隊みたいだし
「合体は爆発だ!」な回は前述のエロ爆発娘が自分のコントロールできない能力に悩む話だし、
電波回「腹が減ったから合体!」にしても「敵が食料攻めをしてきたのでそれに苦しむ主人公達、打開策を見つけて敵を倒す」という、
筋書き自体は割と普通にありそうなんだが、この作品が違うのはそういうのを何でもかんでも人間的成長やエコロジーに結び付けてること。
主人公と気障ライバルが仲違いする話で、「その二人の反発を敵に向けて勝利!」とかはまだ真っ当なんだが、
「クララが立った!(違)」回での裸足で立つ特訓をした後に敵との戦闘で「地球の上に立て!」(地球に根を張るイメージが挿入)だけで
敵の重力コントロール能力を無効化できるのは訳わかめだし(訳わかめなりに勢いだけはあるのでまぁこれもいい)、
お不幸様回は「アクエリオンに不幸パワーを充填して勝利!」(不幸はエネルギーとして計測できるらしい)でなんか綺麗に纏めてるし、
エロ爆発娘が主役の回はその爆発で装甲の厚い敵を体内から絶頂爆裂させた後「(上気して乱れた顔で)しあわせ・・」だった。
特に食料攻めの回では「食料のみならずアクエリオンまでも食べ尽くした神話獣が土に返って栄養になり、大樹を茂らせる。主人公達はその実を食べて一言『美味しい』と言ってEND」と視聴者置いてけぼりの落ちだった。
それでも一話一話の脚本と全体の構成がきちんとしていて、全体としても話にきちんと落ちがついているのが凡百の電波とは違うところ。
食料攻め回はともかく、それ以外は一話ごとにきちんと(電波入りだけど)落としてるし、最終回も盛り上がらせた上で終わらせてるからねー。
(某富野さん的な意味で)頭がおかしくて技術がある人が大真面目に正統派ロボットアニメを作ろうとするとこうなるって事だろうか。
あとタイトルの「創聖」のとおり、ある意味天地創造がテーマの話でもあるので
グラヴィオンの創星機(こっちも「創世記」のもじりだね)と何か絡みがあるんじゃないかとこっそり予想してみる。
「交響詩篇エウレカセブン、今、青春真っ只中っ!」
「貴様はどこの光速電神だおい」
「青春真っ只中なのは間違ってないだろ。友人に言わせればZの青臭V3だ」
「一号はガロードで二号はシンか?」
「ぴんぽーん。まあ力の一号と力の二号だが」
「むしろ雑草の一号と不幸の二号でね?」
「ひでぇ事言うなぁ」
「まぁカミーユとゲイナー加えて戦隊ものにする手もあるが」
「カミーユはともかくゲイナーは充分にその資格はあるな。
だがその場合カツが六人目の戦士として登場したりしないか?」
「大丈夫だ、新訳劇場版ではサラとの絡みはカットされてる」
「・・・・つくづく不幸な奴・・・・」
交響詩篇エウレカセブン 2005〜2006年放映 全50話
当たり外れの激しいボンズ作品(ソウルイーターは作品は良かったがキャスティングで負けた)の中でも個人的にかなり気に入ってる一品。
なんのかんの言ってもボーイミーツガールは王道であり、男はみんな白馬の騎士になりたいものなのである。
それはさておき作品としてボーイミーツガールを縦糸にしているのはガンダムXと同じだが、この作品の横糸は「未知との遭遇」である。
「人類と他の知的生命体との接触、コミュニケーション」が作品全体を貫くテーマなんである。
そこらへんを詳しく解説すると大ネタバレになってしまうのでそれは避けるが、そうした未知との遭遇の末に確立された相互理解、
そしてそれを認めない人類側の一部との戦いへと物語は収束していく。
まぁその合間にコッ恥ずかしい青春青臭ドラマを延々と見せ付けられる羽目になるんだけども!
前半は不思議ちゃん系であったヒロイン・エウレカが無感情で、青臭いのは主人公レントンだけだったのだが、
後半になると感情に目覚め始めたエウレカが色々ひどい事にもなったりしてもっと痛くなる。
まさしく青臭さのスカイラブツインシュートであった(ちなみに作中で実際に放っている。フットサルだったけど)。
その他本作の特徴としてはオマージュ・パロディの強い作品と言う事が上げられる。その点ではグラヴィオンにも似ているのだが(種は論外)、
作品そのものがオマージュ・パロディであるグラヴィオンと違い、エウレカセブンにおけるオマージュ・パロディはおおむね小ネタである。
オリジナルのボーイミーツガールがむしろ不器用に描かれるのが本筋であり、言ってみればオマージュが本筋であるのがグラヴィオンである。
お約束は力強く描ききる事によって王道になるが、この作品のコンセプト・目標がまさにそれであったらしい。
その域に達したかどうかは評価が分かれるところだろうが、少なくともそれに近い所までは達した、全力投球の作品であったと思う。
まぁ、老人離れした戦闘力を誇る妖怪老婆(中の人はガッチャマンの白鳥のジュン)とか、
設定では還暦過ぎてるくせにそれこそ人間離れしたスペックを見せつける謎の生臭坊主、むしろただの臭い坊主(中の人はメイドガイ)とか、
ヘタレで根性ナシでドMで方向音痴でニブチンでキャラが薄くて、それゆえ逆に目立っていたへっぽこ二枚目とか、
手をかけた機械は全てピーキーにチューンしないと気が済まない恐ろしいガンコ爺メカニック(ちなみに主人公の祖父にして師匠)とか
前述の主人公とヒロインによるスカイラブツインシュートとか、白いガンバスターとか、自重を自在に変化させられる謎のナマモノとか、
そーゆーやたら濃い連中の存在感がやたら強かったのも事実ではあるが。(ぉ
ところで「ぼーいみーつがーる」と入れると「十七分割」と変換するIMEっていかがな物か(実話)。
「さて、Zの参戦作品紹介も前回で一段落したわけですが」
「お疲れさま」
「にしても今回の参戦作品は特徴的だな」
「まぁ、色々な意味でな」
「地球滅亡大戦と呼ばれるだけあって、
地球が荒廃したり滅亡したりする作品が多いが、
実は『人間』相手の戦争を描いた作品がこれまでになく多いんだよね」
「え、そう?」
「『人間と同じメンタリティを持った存在』を人間とカウントした場合ね。
絶対悪でない敵と言い換えてもいい」
「むう・・・つーかそれで地球終了のお知らせになるって事は」
「異星人や悪のマッドサイエンティストに侵略されても平気だけど、
人間同士の戦争だとそのエスカレートによって地球が滅んでしまうと言う
リアルな恐怖があるのかもしれない」
「イデオンとかだと地球どころか宇宙滅びてるからねぇ」
「まぁあれは破壊と新生という作品テーマもあるが・・・
やっぱり人間同士の戦争で滅びたんだよなぁ」
「深いなー」
宇宙世紀ガンダムを作品ごとに数えるならそうでもないけど、
今までに比べてZの参戦作品は『世界征服を企む悪の科学者』とか『悪の宇宙人』とか、単純に『悪』でくくれるような敵の割合が少ない。
今回の新規はグラヴィオン、アクエリオン、キングゲイナー、エウレカ、バルディオス、オーガス、ゴッドシグマ、種死。
他にマジンガーZ、グレート、グレンダイザー、ゲッターG、ザンボット、ダイターン、ザブングル、Ζ、逆シャア、X、ヒゲ、ビッグオー。
計22作品のうち相手が絶対悪といえるのは世界征服を企む悪の秘密結社が相手なマジンガーZとダイターン、
悪の宇宙人(あるいは人外)が相手なグレート、グレンダイザー、ゲッター、グラヴィオン、アクエリオン。
ゴッドシグマとバルディオスは微妙なのだが、相手方は完全に人類と同じ描き方をされてたから古典的な絶対悪ではないと言っていい。
ダイターン、グラヴィオン、アクエリオンも逆の意味で微妙だが、人類を奴隷化しようとしたり世界を滅ぼそうとしたりしてるし、まぁ悪だろう。
ザンボットはどんでん返しが最後の最後にあるので一応外す。
結局敵が絶対悪なのは22作品のうち合計7作品、特に新規参戦10作品の中ではグラヴィオンとアクエリオンの2作品があるのみである。
つまり人間相手に戦争するのは残りの15作品、約7割。これは今までにない高い割合である。
一方作中で地球が滅びる(滅びかける)のがバルディオス、オーガス、逆シャア、アクエリオン、
地球がいっぺん滅びた後で始まるのがザブングル、X、ヒゲ、ビッグオー(多分)、キングゲイナー、エウレカ。
グラヴィオンは地球は滅んでないけど別の星をまるっと滅ぼしてたりする。
合計11作品。なんてこった、参戦作品の半数に達するじゃないか。w
んでもってこの両方に該当するのがバルディオス、オーガス、逆シャア、ザブングル、X、ヒゲ、エウレカ、キンゲ、ビッグオーの9作品。
・・・やっぱり人間同士だと抑制が効かないのかなー(爆)。
そんな作品ばかりのスーパーロボット大戦Z、つくづくシナリオが楽しみだ。w
そーいやグレンダイザーも桜多版では地球滅亡してたな(爆)。
「そいや今回ガンダム以外の富野作品、
ことに『白富野』(明るく楽しい富野作品)が多いな」
「ダイターンでしょ、ザブングルでしょ、ヒゲにキングゲイナーに、
後一応劇場版Zもか?」
「劇場版はフォウが死んでカツもエマさんも死んでクワトロも行方不明で、
一体どのへんが明るく楽しいのか問い詰めたいところではあるが」
「何を言うか、カミーユは精神崩壊してないしロベルトも死んでないぞ」
「え? ・・・・あ、本当だ。
でもこれ単に死亡シーンをカットされただけじゃないのか?」
「それを言っちゃあおしめぇよ。・・・ところでロベルトって誰だか分かる?」
「おい」
ガンダム以外の富野作品が5本、というのは実に第四次スーパーロボット大戦以来であったりする。
しかもザンボット以外全部白富野というのは史上初の快挙だろう。
これでブレンパワードもあれば完璧だったけど、さすがにそこまでは無理だった。w
ちなみにロベルトって、シャトルで宇宙に上がったときにアッシマーにやられた人ね。え?知らない?(爆)
「Zの参戦作品ラインナップで地球滅亡と人間相手の戦争のほかに
もうひとつ特徴的な傾向がある」
「ん? なんだろ」
「股間にコクピットのあるロボが多い」
「・・おい」
バルディオスでしょ、ヒゲでしょ、オーガスでしょ。
サブコクピットも入れるならゲッター、ザンボット、ウォーカーギャリア、ザブングル、アクエリオンなんかも股間コクピットってことになる。
そしてヒゲにはヒゲ、スモー、バンディット、フラットと股間コクピットがゴロゴロとw