正義の味方になりたかった。
正義の味方になろうとした。
それが俺が受け継いだ、じいさんの夢、俺の夢。
なのに夢は容易く悪夢に変わる。
正義の味方だからこそ救えないものがある。

正義の味方では救えない。
だけど。
ただの人であるなら、救えるのかもしれない。

「お前が真実の英雄だというのなら、俺は英雄になんてならない。ただの人間のまま、偽りの英雄とよばれるまでだ」

Fate偽伝/After Fate/Again 第3章

第1話『奇しき出会いは、時計塔で』

第2話『連鎖は途切れず、日々は喧騒の中に』

第3話『似て非なるは赤の宝石、金の宝石』

第4話『過去より来る、未来への警告』

第5話『真偽を越え、なお偽りを求めるモノ』

第6話『人形の踊る夜』

第7話『召還機』

第8話『真実の英雄、偽りの英雄』

第9話『複合魔術"Unlimited Blade Works - Blacksmith"』

第10話『大切なものは、とても単純なもの』

設定/考察/後書き